イタリアサッカー連盟（FIGC）は23日、セリエAの2019-20シーズンが8月2日まで延長されることを発表した。
世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスの影響を受けるフットボール界。3月中旬までに各国のリーグ戦が軒並み中断され、この惨事の終息の目途が立たない中、今シーズンの行方は不透明だ。そんな中21日、UEFAと加盟55カ国のサッカー連盟はビデオ会議を行い、2019-20シーズン完結に向けた概要について協議した様子。会議後の声明で、UEFAは「国内トップリーグとカップ戦を完結することを強く推奨する」と2019-20シーズン完結を目指すという姿勢に変わりないことを強調していた。
そのため、中断しており、再開の目処が立たないセリエAもシーズン打ち切りではなく、終了を目指す意向を示す。本来は6月30日で契約が切れる選手の延長についても、イタリアサッカー協会（AIC）とFIGCは話し合うことになるようだ。
さらに、FIGC会長のガブリエレ・グラヴィーナ氏は「サッカー界は、2020-21シーズンの大会を守るために必要なものを含め、新型コロナウイルスによって引き起こされた危機に対して、具体的かつ持続可能な解決策を見つけるために、絶え間なく、責任を持って取り組んでいる」とコメントした。
なお、セリエAの各チームは、イタリアのロックダウン措置が縮小される5月4日にトレーニングを再開することを目指している。
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