イタリアサッカー連盟（FIGC）は、新型コロナウイルス感染防止のためのガイドラインの違反があった場合、該当クラブをリーグから除外することを検討しているようだ。イタリアメディア『スカイスポーツ』が4日、報じている。
新型コロナウイルスの感染拡大によるリーグ中断期間を経て、3カ月ぶりに20日から再開する見込みのセリエA。ガブリエレ・グラヴィーナ会長率いるFIGCは、衛生上の安全を確保するために厳格な対応を検討している。
イタリアメディアの報道によれば、もし感染防止のためのガイドラインの違反があった場合、該当チームをリーグから除外することをFIGCの重役会において決定したという。違反例としては、選手に義務付けられているPCR検査を実施しないなどが挙げられる。この罰則はセリエAだけでなく、セリエBおよびレーガ・プロ（セリエC）でも適用されるようだ。今後、週明けの8日に行われるFIGCの会合において採択される見通しとなっている。
グラヴィーナ会長は『イル・マッティーノ』のインタビューに応じ、リーグ再開へ向けて前向きな姿勢を示した。当分は無観客での開催となるが、夏にはサポーターを迎えて試合が行えるよう願っている。
「我々の目標は、ピッチにおいてリーグ戦の決着をつけること。再開へ向けて条件が揃っていなければ、シーズン途中で方式を変更する必要があると考えていたが、現在は目標に近づくことができたと考える。予定通りすべての試合が開催されるべきだ」
「夏にもスタジアムを開放したい。新規感染者の状況が改善すれば、サッカー施設の一部を開けられるようになることを願っている。そうなれば活気が溢れ出てくるはずだ」
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