セリエAでまたしても人種差別が行われた。サンプドリアのMFロナウド・ヴィエイラ・ナンが、20日のローマ戦で差別的チャントの被害に遭い、イタリア国営放送『Rai』のインタビューで苦言を呈した。
ギニアビサウ出身のヴィエイラは20日、サンプドリアのホームで行われたセリエA第8節ローマ戦(0-0)に先発したが、試合中、ローマの観客席から「ブー」という差別的なチャントが向けられた。『スカイスポーツ』によれば、第4審判員が人種差別的チャントの存在に気付き、報告。ファビオ・マレスカ主審もこれを把握し、もしチャントが止まなければ試合を中断する可能性があることを伝えた。
21歳のヴィエイラは試合終了後、「チャントは聞こえたが話したくもない。あまりに頻繁に起こり過ぎている。こうあるべきではない」とコメント。さらに自身のインスタグラムを更新し、「現代において、フットボールはスタジアム内にいる愚か者を罰し、教育する責任がある」と主張した。
ローマは、ツイッターを通じて謝罪文を発表。「ローマは、人種差別的チャントの被害に遭ったロナウド・ヴィエイラに対し、謝罪する。クラブはあらゆる人種差別を容認せず、人物の特定へ向けて当局と協力していく。その後、MFに対して侮辱的な人種差別をした責任者を追放する」として、人物特定ができ次第、スタジアムから追放する意向を示した。サンプドリアはこれに対し、「ありがとう。より良いサッカーの実現へ常に結束していこう。ストップ・レイシズム」と感謝の意を示した。
セリエAでは、今シーズンに入り、インテルFWロメル・ルカクやミランMFフランク・ケシエ、フィオレンティーナDFダウベルト・エンリケが人種差別的チャントの被害に遭遇。フィオレンティーナDFのケースでは、主審が3分間にわたって試合を中断する措置が取られた。またローマのブラジル人DFフアン・ジェズスはSNS上で人種差別を受けている。
▶セリエA観るならDAZNで。1ヶ月間無料トライアルを今すぐ始めよう
【関連記事】
● DAZNを使うなら必ず知っておきたい9つのポイント
● DAZNが「テレビで見れない」は嘘!6つの視聴方法とは?
● DAZNの2019年用・最新取扱説明書→こちらへ ┃料金体系→こちらへ ※
● 【簡単!】DAZNの解約・退会・再加入(一時停止)の方法を解説 ※
● 【最新】Jリーグの試合日程・放送予定一覧/2019シーズン
● Jリーグの無料視聴方法|知っておくと得する4つのこと
「※」は提携サイト『 Sporting News』の提供記事です





