元イタリア代表MFのマウロ・カモラネージ監督が16日、『DAZN（ダゾーン）』のインタビューに応じて現状を明かした。
アルゼンチン出身のカモラネージ監督は現役時代にユヴェントスなどでプレー。イタリア代表を選択し、2006年ドイツ・ワールドカップを制覇した経験を持つ。2018年夏からは『DAZN』の解説者として活躍していたが、今年1月にスロヴェニアのターボル・セジャーナの指揮官に就任。これまで5試合の指揮を執ったが、イタリアを中心としてヨーロッパで新型コロナウイルス感染が拡大。スロヴェニアリーグも中断となり、スロヴェニア国内のホテルでの待機を余儀なくされている。元ユーヴェMFは、自身の現状を明かした。
「リーグが中断し、スポーツセンターやスタジアムなどすべてが閉鎖されることが伝えられた。私は他の4人のスタッフとともにここスロヴェニアに残ったが、選手たちはそれぞれの自宅に戻った。全員が環境の変化に少し戸惑っている。現在アルゼンチンにいる家族とは、メッセージを通じてやり取りしているよ。しかしイタリアとの国境は閉鎖されてしまったので、私は自宅のあるトリノへ戻ることすらできなかった」
また、突然の緊急事態により今後の練習の計画を立てることができていないとのこと。カモラネージ監督は現状を嘆いた。
「個人レベルでは、何も準備することができなかった。今は全員が待機中だ。それに加えて私は3日前、足を捻挫してしまって、活動することもできない。ただ音楽を聴いたり、試合のビデオを見たりするしかないんだ」
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