スペインの全国スポーツ紙『アス』の名物編集長だったアフルレド・レラーニョ氏(68)が、レアル・マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長との確執について語った。
スペイン首都に本拠を置き、レアル・マドリーを主要に扱うスポーツ新聞として知られる『アス』だが、同クラブに対しては辛辣な批判も辞さない方針を貫いてきた。その方針の中心にいたのが、23年にわたって同紙の編集長を務めてきたスペインを代表するスポーツジャーナリスト、レラーニョ氏である。
そんなレラーニョ氏は、5月いっぱいで編集長を退任。『アス』のライバル紙である『マルカ』とのインタビューに応じた同氏は、退任を決めた理由を「これまでの疲労の蓄積」と「何もしない時間がほしかった」ためと説明する。そしてレアル・マドリーへの批判精神を貫いたため、常に緊張が走っていたペレス会長との関係については、次のように語った。
「フロレンティーノが最後に電話をかけてきた日? もうずっと前だ。彼は私との関係を完全に切ってしまい、メッセージに返信すらしなかった。私が自伝を執筆したディ・ステファノの葬儀には招待してくれたが、それはレアル・マドリーというクラブが確固たる組織であるためだよ。フロレンティーノは、粗野な形でこちらに手を差し出してくる。距離を置いてから、もうずっとそうだった。私を不条理な形で訴えることだってあったさ。当然、敗訴したのはあっちだがね」
レラーニョ氏は、ジョゼ・モウリーニョ監督がレアル・マドリーを率いていた時代にペレス会長との関係が決壊したと振り返る。モウリーニョ監督が故ティト・ビラノバ氏の目に指を入れた行為は、同氏にとってスポーツの有する価値からはかけ離れたものであり、ペレス会長がそれを黙認したことが許せなかったのだという。
「すべてはモウリーニョから始まった。フロレンティーノが行ってきたことの中には、とても好ましいことだってあったさ。しかし、彼は批判というものを一切容認することがなかった。私はそんな姿勢を一切好きになれないし、彼のメディアへの干渉についても不快に感じていた。だが、何よりも最悪だったのは、モウリーニョの一件だ」
「私は子供の頃からマドリーのファンだが、しかし盲目的に好きなわけじゃない。モウリーニョの振る舞いは、どんどんひどいものとなっていったが、しかしティト・ビラノバの目に指を入れて、その後に『モウ、あなたの指が私たちを導く』という横断幕がスタジアムに掲げられたときは、ついに吐き気を催した。私はフロレンティーノがモウリーニョの無作法を容認していたことに耐えられなかった。あそこから、すべてが始まったんだ」
レラーニョ氏はまた、現在のメディア業界に対する憂いを述べる。インターネットメディアが隆盛となり、クリックベイト(クリックの釣り針)が氾濫している現状で、氏の考えるジャーナリズムの形は失われつつあるようだ。
「現状のスポーツジャーナリズムを見ると、自分が水の外の魚みたいに感じるか? 確かにそうだね。完全に理解できているわけではない。誰よりも早く報じることへの執着があるなど、修正し切れない歪みが存在しているのだから。クリックと用心深さの境界線は、あまりにもぼやけている。少しずつ、改善されているとはいえね。実際インターネットは私たちを少し軽薄にしてしまっている。文章も綴りも含めて、すベてがより軽くなってしまっているんだ。まるで、清廉さやジャーナリズムの厳格さに泥を塗っているようにも思える」
「新聞の発行部数は激減しており、誰もが自然消滅が義務付けられていることを理解している。それがいつになるかは分からないが、自分が新聞の最後を看取る人物になっていたら、とても悲しかったろうよ」
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