Mario Götze 2019DAZN

“シンデレラボーイ”から5年――ゲッツェの今。復活を遂げられた理由/インタビュー

2014年7月14日。あのワールドカップ決勝でのボレー弾から5年が経過した。

この5年という月日の間で、マリオ・ゲッツェは酸いも甘いも噛み分けた。ドイツ代表を世界王者へと導き、一気にスター選手として扱われるようになったかと思えば、バイエルンでは真価を発揮できずにキャリアは一気に停滞。ドルトムント復帰後も病気など不運もあり、かつての輝きを失っていった。

それでも、ゲッツェはコツコツと自身のやるべきことを続けた。心身をともに整えた結果、昨季はついに復活。リーグ戦26試合に出場し、7ゴールを記録するなど、再び才能の片鱗を発揮し始めている。『Goal』の独占インタビューに応じたゲッツェは、決して簡単ではなかったここまでの歩みを振り返ってくれた。

以下に続く

■「自分を見つめ直すことが重要だった」

Mario Gotze Borussia Dortmund 2019

――昨年あなたは7カ月に渡って『DAZN(ダゾーン)』の取材を受けていましたね。そして、6月9日に「マリオ・ゲッツェであること」というドキュメンタリーが公開されました。その後どんなことがありましたか?

あれはとてもいい経験だった。他の人たちが僕のことをどんなふうに見ているのか聞くのは、僕にとって重要なことだったからね。あれは二度と経験できないような出来事だったよ。普通は誰も、そんなに徹底的に自分自身や自分のキャリアに向き合うことはない。そういうことすべてに様々な観点から光を当てて、長い期間に渡って、関係していた人たちすべてを含めて自分でもう一度じっくり検討するのはとても特別な経験だった。

――『DAZN』から番組制作の打診があったのは2017年の秋(※この年の7月に、ゲッツェは筋肉の疾患による5カ月の長期離脱から復帰)でしたね。その話を受けることは、あなたにとってリスクも伴っていたことでしょう。

当時の僕が置かれていた状況では大きなリスクがあったね。普通は30歳とか35歳になって、いろいろ変化に富んだ長い物語を語れるようになってから、そういうことをするものだ。けれど、当時の僕には自分を見つめ直すことが重要だった。ひとつは自分の過去に徹底して向き合うために、もうひとつは将来へ向けて自分の立場を明らかにして、自分がどんな人間なのかみんなに知ってもらうためにね。

――あなたの一番身近な人たちはどんな意見でしたか?

普通と変わったことをやろうとすれば、必ず疑わしい目で見られるものだ。特にあんな状況ではね。番組を作っている途中や公開の直前には、どちらかというとネガティブに捉えている人や、思いとどまるよう助言する人たちが大勢いた。ただ、番組が公開されてからはとてもポジティブな反応をもらったよ。

――以前のあなたは、何一つやり遂げることができないだろうという印象を持たれていました。ドキュメンタリーの公開後は違った受け止め方をされるようになりましたか?

そうだね。僕が本当はどんな人間なのか知ってもらうために、確かにあのドキュメンタリーは理想的な足場になってくれたと思う。今の僕になるまでのすべての歩みを理解してもらうことが重要なんだ。あのドキュメンタリーはたくさんのジャーナリストやメディアに何かを訴えかけたと思うし、それは僕の助けになっている。あれ以来、いろいろな点でポジティブに見てもらえるようになっているよ。

――ファンからもですか?

そう思うね。それには昨シーズンの成果が一定の役割を果たしていることも間違いないけどね。

――あなたについて語る場合、今ではもう、アルゼンチンと対戦した2014年W杯決勝でのゴールのことしか話題に挙がらないといったことはなくなっているんですね。

ともかく、そういうことが減ってはいるね。もちろん、あれからもう5年も経っていることもいくらか関係しているけれど、今は、昔そうだったように、目の前で起こっていることの方がより大きな役割を果たしているように感じるよ。

■W杯出場を逃した経験も糧に

Mario Gotze Germany National TeamGetty Images

――あのドキュメンタリーは、2018年のW杯で代表候補に入らなかったところで終わっています。あれはあなたのキャリアで最悪の時期でしたか?

とにかくすべてがいっぱいいっぱいで、つらい時期だったよ。僕は17歳の時からプロとしてプレーしてきた。18歳で代表入りして結果を出し、キャップは65を数える。代表選手として大会に参加するのは常に特別な経験だ。けれど、12カ月間代表チームを離れていた後で候補に選ばれなかったことも僕にとっては重要な経験だった。僕はあの経験から学んで、正しい結論を引き出したんだ。そのおかげで、さらに一歩前へ進むことができたんだよ。

――代表入りを逃したことにどう対処したんですか?

僕には経験のない状況だったから、前もって心の準備をすることはできなかった。代表チームから締め出されたことは本当につらかった。そんな中で、身近な人たちの注いでくれる愛情が僕にとってすごく大きな力になったよ。

――マリオ・ゲッツェというのは、そんな時に涙を流したりするタイプですか?

いや、僕はそういうことをするタイプじゃない。もちろんつらかったけれど、ネガティブに考えたりふさぎこんだりしても何の役にも立たないからね。僕はそういう状況から力を引き出して、解決策を見つけ出すようにしているんだ。他の人たちが抱えている本物の問題に比べたら、代表入りを逃したことなんで些細な問題にすぎないよ。

――それどころか、後から振り返るとW杯に参加できなかったことをよかったと思ったのでは?

大会が進んでいく間や終わる頃にもすでにそう思っていたよ。一方では、遠征に参加できなかったことを残念にも思っている。そういった準備や大会はいつも体験できるものではないからね。けれどもう一方では、そのためにわりと長い休みをとって、万全のコンディションで次のシーズンに入っていくことができたんだ。

――何かの大会に出たりケガの治療に専念したりせずに、あなたが本当にスイッチを切ることができた初めての夏でしたね。その後ものすごい勢いで次々に結果を出したのは偶然でしょうか?

いや、間違いなく何か関係があると思っているよ。比較的長い休みをとるのは、僕にとって本当に重要なことだった。ちょっとスイッチを切って、旅行をしたりすることが僕にいい影響を及ぼしたんだ。それまでの何年間か、そんなことをするのはとても無理だった。休みがとれたこともあって、昨シーズンの僕は、10カ月以上の間精神的にも肉体的にも自分の最高の力を引き出すための元手を手に入れることができたんだ。

■心の安定の理由は「瞑想」

2019-08-13-gotze

――ドキュメンタリーにはヨガや瞑想の話題も出てきましたね。昨シーズン、よりいっそう仕事に集中することができたのはそのおかげですか?

ヨガと瞑想はそれまでもずっと僕の普段の習慣の一部になっていたけれど、それがいっそう重要な意味を持つようになったんだ。どちらの場合も、自分自身をもっとよく知ることを目指しているからね。

――代表チームやブンデスリーガのいくつかのクラブでは瞑想のメニューが提供されていますが、今のところまだこれを評価する意見は多くありません。批判的な立場の人たちに何を伝えたいですか?

精神面での活発さを重視するとしたら、瞑想することはいっそう大きな意味を持つようになる。瞑想というのはとても個人的な行為だ。それによって誰もが自分だけの体験をできる。だから、瞑想のメニューが自由参加の形で提供されるのは適切なことだと思う。僕の場合は、ヨガも瞑想も緊張を取り除くのに役立っているよ。僕にとって効果的なトレーニングの選択肢の一つなんだ。

――瞑想がフットボーラーとしてのあなたにプラスに働いたということですか?

とにかく僕は以前よりも心の安定を手に入れたよ。生活においても、フットボールにおいてもね。物事を起こるがままに受け入れることを学んだんだ。その後で、状況の許す最高の結果を生み出すように努力するんだ。

――ビジネスの面から言っても、またあなたの評価が高まっていますね。それもまた、あなたが緊張から解放されて、ある種の事柄がいわばひとりでに手に入るようになったせいなんでしょうか?

それはいろいろな事柄の相互作用の結果だね。いろいろなことの中にはもちろん、特別な能力やフットボールの領域での成果も入っているけれど。だけど、そうだね、ポジティブに考えればたくさんのことが解決できると、今では確信するようになっているよ。

■「食事も他の問題もバランスが大事」

GötzeGetty

――少し前には『ビルト』で“マリオ・ゲッツェはフレキシタリアン(肉や魚の摂取量を減らした食生活を送るセミ・ベジタリアン)だ“という見出しが躍っていました。食事法はあなたにとって1年前よりずっと大きな意味を持っているんですか?

食事の問題は以前からずっと大きな役割を果たしていた。正しいやり方を見つけて、何が自分にぴったり合うかを知るのは、他の問題の場合と同じようにとても難しいことだ。それは一つのプロセスなんだ。これでいいと感じるまでには、たくさんのことを試してみなければならない。健康や僕のパフォーマンスにとって、食事法は大きなテーマになっているんだ。

――今はどんな食事を摂っていますか?

80~90%はすごくクリーンな植物性の食事を摂って、残りの10%か20%はそんなに厳格に考えないようにしている。今はそれで快適にやっているよ。

――ピザやバーガーやフライドポテトも少しは食べますか?

もちろんさ。休暇中や何かの催しに参加している時には自分の食事法にこだわらないようにしている。つまり、自分にある種のゆとりを残しているんだ。

――時間が経つにつれて、あなたの体にはどのくらいの変化が見られましたか?

僕はいろんな時期を経験してきた。若い頃の僕は、いつもそれほど食事に気を配っていなかった。その後にはまた、もっと食事に注意していた時期が何度もあったよ。

――さきほど80%-20%という比率が話に出ましたが、2~3年前にはまだ100%-0%の割合だったんですか?

そういうことだね。以前の僕は何事においてもとても極端だった。あらゆる点でオール・オア・ナッシングの考え方をしていた。けれど、バランスを見つけることがとても大事なことだ。それは食事法についても当てはまる。睡眠や、フットボーラーにとって大切な他の問題と同じようにね。

■「36歳や37歳になってもプレーを続けていいはずだ」

Mario Götze 2019DAZN

――あなたはよくテニスを観戦するそうですね。もしやまた、何か普段やることを見つけようと思っているんですか?

ひとつは、自分専属のスタッフチームを持っている選手に興味をそそられるんだ。彼らが試合に備えて準備するやり方を見ているとすごくわくわくするよ。いろいろな大会を別にしてもね。もちろんそういう大会も、面白い試合がある時には見ているよ。すでに長い間トップレベルでプレーしているラファエル・ナダルやノバク・ジョコビッチ、ロジャー・フェデラーのような選手たちの場合、まさに準備の進め方が非常に興味深いんだよ。それからもうひとつは、時間が許せば僕は自分でも暇な時にテニスをやることがあるから、そういう別の見方でも観戦しているよ。あらゆる状況を細かく理解しているわけでもないし、背景をすべて知っているわけでもないけれど、それでもすごくテニスに関心を持っていると言っていいだろうね。

――あなたはナダルのどんなところにわくわくするんですか?

フェデラーやナダルやジョコビッチが一人ひとり全く違っているということが、全体としてすごく面白いと思うんだ。彼らは皆まったく独特のやり方でプレーしているのに、全員が同じように成果を挙げている。ナダルはたぶん、特に体力と運動量にものを言わせるタイプだけれど、彼が何度もケガをして様々な時期をくぐり抜けてきたにもかかわらず、今のようなレベルでプレーしていることにとりわけ感銘を受けるんだ。

――ジョコビッチはひょっとすると最高のオールラウンダーかもしれませんが、復帰するためには精神的に休息を取ることが必要でしたね。

彼は興味深いキャリアの持ち主で、たくさんの成功を収めている一方で、これまでにたくさんの挫折も経験してきている。その浮き沈みにわくわくするんだよ。彼の出した本も読んだけど、そこには食事法や体調管理の話がたくさん出てくるよ。彼がリカバリーのプロセスに重点的に力を入れていたのは興味深いことだ。テニスはすさまじく激しいスポーツで、選手たちは世界ランキングのリストでポイントを獲得するために、毎年毎年新たに力を証明してみせなければならない。常に今の位置を死守しながら成長することを求められる、そういう仕事なんだ。少しの中断もケガも許されない。だから、その点にもまたものすごいプレッシャーがあるんだ。精神的にも、肉体的にもね。

――フェデラーの場合は、どういう点を特に興味深いと思いますか?

彼の熟練したプレーと、あの年齢で実現しているパフォーマンス自体だ。彼は非常にむらがなく、常に体調が整っているという印象を与える。彼が今でもまだプレーしているというのが、すでに途方もなくすごいことだ。

――36~37歳になってもなおトップクラスにとどまっているのがあなたの目標ですか?

フットボールの場合、30歳になればすでにベテランになったように感じるものだ。けれど、僕は少し違った見方をしている。それぞれの年齢での感じ方は人によって違うからだ。そういう時に何かの役割を果たす要素はたくさんある。僕個人について言えば、とにかくこの先数年は、状況や自分自身の状態を見守っていこうと思っている。まだ仕事を楽しむことができて、まだ体と心が十分なコンディションを保っていたら、36歳や37歳になってもプレーを続けていてはいけない理由はないだろう?

――あなたの契約は2020年に満了を迎えます。最近では、契約の最後の年が来る前に、契約の延長が決まるか他のクラブに売られていくのが慣例になっています。目下のあなたの状況はどうなっていますか?

実を言えば、わりとリラックスしているよ。僕は期待に応えるプレーをして結果を出そうと頑張った。その先のことはすべて、まもなくはっきりするだろう。昨シーズンはすべてが順調に運んだ。この先も僕がドルトムントでタイトルをかけてみんなと一緒に戦っていくとしたら、それを妨げるような事情は何もない。けれど今の僕には他にもいろいろ大切にしていることがあるし、何と言っても契約はあと1年残っている。だから、僕はくつろいだ気分でいるよ。

■「健全な能力主義はいいことだ」

Mario Gotze & Marco ReusGetty Images

――ドイツ全体が、あなたがどのくらい稼いでいるか知っているようです。そのことを不快に思いますか?

そのこともあんまり気にならないよ。誰にもその人なりの価値というものがあって、最終的にはクラブがそれを決めなければならない。けれど、そういう経済的な問題がマスコミに漏れるべきじゃないのは確かだね。

――新しい契約が決まらなくても、リラックスしたまま新シーズンへ入っていけそうですか?

うん、もちろんだよ。シーズンの間にはいろいろなことが起こるものだ。この数年のことを考えればわかるようにね。一人の選手にとって、自分がどんな立場にあるのか本当のところは知りようがないけれど、それはチームにとっても同じことだ。たとえば、昨シーズンの初めの僕はほとんど試合に出られなかった。それでも、今の僕はとても楽観的に考えている。監督からもチームからもとてもポジティブな印象を受け取っているよ。

――最近あなたの市場価値が上がっていると感じますか?

そうだね。けれど、いいパフォーマンスを見せて、昨シーズンのように仲間と一緒にタイトル争いに加わることができれば、それは当たり前のことだ。僕にとって重要なのは、これからも今のレベルで戦い続けて、チャンピオンズリーグでももっと上まで行くチャンスをつかむことだ。選手のキャリアはとても短いから、タイトルを取る可能性がそれだけいっそう重要な意味を持っているんだ。

――あなたは27歳ですが、自分を何歳くらいだと感じていますか?

僕はキャリアの初めにとてもいろいろな経験をしたし、たくさんのことを達成した。代表チームに関しても、あらゆることをものすごいスピードで経験した。だから、頭の中ではもう長い間この仕事をやっているように感じるし、今がブンデスリーガに入ってから10回目のシーズンだ。それでもやっと27歳なんだといったところだね。

――国外へ出ることに魅力は感じませんか?

そのことはもちろん頭にある。今まさにブンデスリーガで10回目のシーズンを終えたところだからね。フットボールの世界ではどんなことでも起こる可能性がある。けれど全体的に見て、無条件にどこかへ行きたいと考えたことはないね。今のところまだドルトムントでの契約が1年残っているし、ブンデスリーガは居心地がいいんだ。そうでなければこんなに長くブンデスリーガにいないよ。

――新たに契約した選手たちがドルトムントへやって来て、よりいっそうライバルの数が増えますね。その点あなたはポジティブに受けとめていますか? あるいはネガティブに?

まったくポジティブに受けとめているよ。ライバル間の競争があって、質的に価値の高い選手がチームにそろっているのが僕は好きなんだ。そうすれば次のレベルに手が届いて、うまくいくならブンデスリーガで最後のパンチを決めて、チャンピオンズリーグでさらに上へ進むことができるからね。健全な能力主義はいいことだと思っているし、その場合ライバルの間にフェアな競争があれば必ず有益な結果をもたらすものだ。だから、僕たちがさらに成長する助けになる選手が入って来るのはいいことだと思っているよ。

――ポジションが近いユリアン・ブラントのことはどう思いますか?

ブラントは非常に素晴らしい選手だと思う。彼とは代表チームで知り合ったんだけど、彼には僕たちをさらに上のレベルへ引き上げてくれる力がある。昨シーズンの活躍を見れば、まさにそう思うね。彼がいれば、僕たちはサイドでも中央でも今よりも少し前へ出ていくことができる。ドルトムントにとっては非常に有意義な移籍だ。

――よりサイドアタッカーという印象のトルガン・アザールはどうでしょう?

彼はボルシア・メンヒェングラートバッハやベルギー代表で非常に素晴らしいパフォーマンスを見せてきた。さっき言ったように、チームにいい選手が入って競争が生まれるのは、次のレベルへ進むためにとてもいいことだと思っている。それは、僕たちがさらに成果を収めて成長するのに絶対に大きな助けになるだろうし、練習の質もさらに向上するだろう。

――あなたは8番でも9番でも10番でもプレーできますが、それは強みだと思いますか?

間違いなく強みだと思うよ。ある種の柔軟さを持つというのは大事なことだ。最近ではますますいろいろなプレーシステムが採用されるようになってきている。その場合、フレキシブルに使ってもらえるというのは決して悪いことじゃない。僕の大きな強みの一つだよ。

――マルコ・ロイスは昨シーズンに契約を延長して、ドルトムントに長く留まるつもりでいます。そんなふうに契約を延長したことも、彼が昨シーズン力強い活躍を見せた原因の一つになっていると思いますか?

クラブを居心地良く感じて一種の安定を手に入れられれば、確かにそれは発奮の原因になるかもしれないね。けれど、それは人によって違うことだ。たぶんマルコがドルトムントに残るだろうってこと、ドルトムントでプレーしたいと思っていることは前からはっきりわかっていた。彼があんなにたくさんの試合に出て、安定したプレーを見せることができて、僕は何よりうれしく思っているよ。特に、彼がさんざんケガに悩まされたことを思えばね。マルコは、昨シーズンは特にずば抜けた働きを見せていた。

――現在のフットボールは何よりビジネスになっています。それでもあなたはドルトムントに対して何か感謝の気持ちのようなものを感じていますか?

僕はドルトムントのユースでプレーしていた。ドルトムントで最初の歩みを踏み出したし、クロップには非常に感謝している。彼とクラブが僕に示してくれた信頼に対してね。バイエルンへ移籍した時も、そんなレベルでプレーするチャンスを手に入れて、バイエルンとペップに感謝していた。今も同じように感謝の気持ちを感じている。特に、バイエルンから帰ってきた僕をファンが再び支えてくれることをとてもうれしく思っているよ。もちろん、そういう支えに対しては、成果を挙げてお返しをしなければならない。つまり、それは常にギブ・アンド・テイクの問題なんだ。そしてそんな場合には、どちらの側からもその時々の事柄に対してある種の感謝の気持ちを抱いているんだよ。

インタビュー・文=ハルカ・グリューバー/Haruka Gruber

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「※」は提携サイト『 Sporting News』の提供記事です

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