サネがベンチを温めるようになった経緯。キャリアのためにマン・Cを去るべきか?

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このドイツ人ウィンガーは、クラブのリーグ連覇への道を支えるスターリングとベルナルド・シウバによって構想外の立場へと追いやられている。

■押しやられたサネ

Pep Guardiola Leroy Sane Manchester City 2018-19

リロイ・サネがマンチェスター・シティでコンスタントに出場できていない理由を知りたいのならば、まずはPFA年間最優秀選手賞の候補リストに目を通すことだ。そこにはラヒーム・スターリングとベルナルド・シウバの名前が記されている。

この両名はチームメイトからもプレミアリーグのベストプレーヤーと目されているが、それも当然のことである。ワイドポジションでペップ・グアルディオラのファーストチョイスとなっているスターリングとベルナルド・シウバが生み出すゴールとアシストは、マンチェスター・シティがプレミアリーグ連覇を成し遂げた大きな要因のひとつだ。

加えて、スターリングもベルナルド・シウバもすぐにクラブを離れる予定はない。この状況でチームの構想から外れてしまったのがサネである。

■大一番で信頼されず

Leroy Sane Manchester City 2018-19

この若きドイツ代表の才能を疑う者は決していないし、今季も優勝チームの23歳としては十分な出場機会を得たと言えるだろう。シーズン序盤のニューカッスル戦でベンチ外となった失望から見事に立ち直り、秋から冬にかけてはシティにとって重要な選手であり続けた。

しかし、最終盤での出場は限定的で、ウィンガーとしての出場に限ればさらに悪い状況にある。大一番で起用されるに足る信頼は失われてしまった。

シーズン終盤までシティは、前人未到の4冠を目指して戦っていた。リーグ戦、カップ戦、そしてチャンピオンズリーグ(CL)で重要な試合が次々と訪れたが、リーグのアーセナル戦やチェルシー戦、そしてトッテナム戦でも、ベンチを温めることとなった。また、ウェンブリー・スタジアムで行われたFAカップ準決勝のブライトン戦や、カラバオ・カップ決勝のチェルシー戦もほぼ同様である。

さらに、CLから敗退したトッテナムとの2試合での合計プレー時間もわずか10分程度にとどまった。ベルナルド・シウバはファーストレグを負傷により欠場したが、サネの代わりにユニフォームに袖を通したのはクラブ史上最高額で加わったリヤド・マフレズだった。マフレズは期待通りの貢献が果たせていない選手の一人であったが、グアルディオラがロンドンの地でよりチームのゲームプランにフィットすると判断したのは、サネではなくこのマフレズだったわけだ。

より多くのゴールが求められたセカンドレグで、サネが外れた理由は今もわからない。数分間のプレーはフィールド上に変化をもたらしたものの、十分なインパクトを残すにはあまりに出場時間が短すぎた。

■将来へ残す不安

Leroy Sane Manchester City

こうしたピッチ上での不安から、サネの将来はさらに不透明な状況へと追い込まれている。

元々、シティはサネと新契約を結ぶことを目論んでいた。契約は2021年まで残すが、今となっては、サネはグアルディオラ体制でどれだけの出場時間を得られるかという至極真っ当な懸念を抱いていることだろう。スターリングとベルナルド・シウバは特筆するほどサネより年齢が上というわけではなく、さらにクラブは新たなアタッカー候補としてベンフィカからジョアン・フェリックスの獲得を画策しているともいわれる。グアルディオラはチームに成長をもたらすための次なるプランに思いを巡らせているため、サネはこのままマンチェスター・シティで重要な選手になれる確証などない。

チャンピオンズリーグ準々決勝の谷間で行われたクリスタル・パレスとの試合はサネにとって歓迎できる先発復帰だったが、主力争いにも復帰したと判断するには時期尚早だ。

実際、サネの先発出場は、後半戦唯一の黒星に終わったニューカッスル戦以降優先度の低い試合に限られるようになった。先のパレス戦以前でいえば、エヴァートン、ウェスト・ハム、カーディフとの試合では先発出場したものの、先日のトッテナム戦では再びベンチへと逆戻りした。バーンリー戦で先発が今季最後のスターターとなる可能性は高まるが、64分に最初の交代枠としてピッチを後にしている。

■移籍先候補はバイエルン

Leroy Sane Bayern

シティでの将来が不透明となったことに、ほくそ笑むのはバイエルン・ミュンヘンだ。国内産のタレントに目がないドイツの盟主は、一度はビッグマネーでのプレミアリーグ移籍に唇を噛んだ。シャルケ在籍時から獲得を狙っていたためである。

しかし、かつて惚れ込んだ逸材が市場に流れ込んでくるかもしれないのだ。さらに言えば、アリエン・ロッベンとフランク・リベリの退団が決まり、過渡期にあるバイエルンとしては喉から手が出るほど欲しい選手だろう。

シティは「適正価格でのオファー」であれば受け付けると伝えられ、『トランスファーマルクト』によれば、サネの市場価値は1億ユーロ(約123億円)。そう簡単には成立しない額である。それでも、『トランスファーマルクト』が明かす「移籍の可能性」は右肩上がりだ。チームの中心となれるのであれば、ドイツ帰還という選択肢も視野に入ってくることは確かだろう。

文=ピーター・ストーントン/Peter Staunton

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