コンテ、新型ウイルスによる無観客試合を憂慮「ティフォージの前で開催されるのが理想」

インテルのコンテ監督がEL32強のルドゴレツ戦、セリエAのユヴェントス戦に向けてコメントを発した。2試合続けて、新型コロナウイルスによる無観客試合となり、思うところがあるようだ。

インテルは27日にUEFAヨーロッパリーグ、ラウンド32第2戦でホームにルドゴレツを迎える。続く3月1日にはユヴェントスとのアウェーでの大一番に挑む。

だがこの2戦はともに新型コロナウイルスの影響で、無観客試合となることが決定。ルドゴレツ戦直前の会見も実施が見送られる事態となった。インテル指揮官アントニオ・コンテは、イタリア『Sky』を通じて自身の見解を示している。

「誰もいない会場、閉ざされたドアの向こうでプレーするのは良くないことだ。やはりカルチョはティフォージの前で行われるからこそ、美しい瞬間が生まれる。それが理想だよ」

「できるだけ早く、正常な状態に戻ってもらいたいね。今はそれを強く願っているよ」

指揮官はELラウンド32のルドゴレツ戦に向け「まずは失点しないことが重要。ホーム戦とはいえ、落とし穴が待ち受けているかもしれないからね」と警戒心をあらわにした。

週末にはユヴェントスとの大一番が控えている。この一戦に向けては「今シーズン、最も重要な局面を迎えることになる。私達の野望を達成するためには、最高の結果を残す必要がある」と意気込みを示している。

また1月末より負傷離脱しているGKサミル・ハンダノヴィッチが、ユヴェントス戦で復帰する可能性があると一部メディアで伝えられていた。この話題に指揮官は「ハンダノヴィッチ？それは現時点で答えられないね」と、守護神起用については明言を避けている。