21日にコパ・デル・レイ決勝セビージャ対バルセロナが行われ、バルセロナが5−0の大勝を収めて4年連続の優勝を果たした。この試合で1得点を記録したバルセロナMFアンドレス・イニエスタは試合後、「あらゆる意味で素晴らしい夜」だったと振り返っている。
別れが香る夜だった。今季限りでバルセロナを退団し、中国へ移籍することが濃厚とされるイニエスタは、試合を通して好パフォーマンスを披露し、後半にはFWリオネル・メッシのお膳立てから得点も記録。その後ピッチから下がる際にはバルセロナ、セビージャの両ファンから喝采を送られ、拍手で応じたこのスペイン代表MFの目には涙が浮かんでいた。
バルセロナのキャプテンとしてトロフィーを掲げたイニエスタは、その後にスペイン『TDP』とのインタビューに応じ、次のように語っている。
「あらゆる意味で素晴らしい夜だった。チームとしても個人的にもね。これにリーガのタイトルも加えられたらいい。良い後味を手にするため、なによりも人々のためにね」
「僕たちは勇敢で、断固たる決意があった。相手に打撃を与えられるセビージャに対して、可能性を与えることがなかったんだ」
「今日は本当に感動的で、とても幸せだ。今日の試合がうまくいくことを願っていた。本当、すべてがうまくいったよ。とても長い年月だし……、タイトルを勝ち取るという絵を提供できて幸せだよ。誰にとってもローマでの試合は重くのしかかっていたし、ファンはこのタイトルに値したんだ」
一方で自身の去就については、今週中に発表すると述べた。
「今週、自分の決断を発表する。ただ、そんなことよりも、今日のような日こそが僕たちを幸せにしてくれる。僕は人々に対して、特別な愛情を抱えている。今日だけのことではなく、全キャリアを通じてのことだ」