インテルが、カリアリに所属するイタリア代表MFニコロ・バレッラの獲得に失敗した場合、マンチェスター・ユナイテッドのFWロメル・ルカク獲得へ資金を回す見込みだと、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が報じている。
今夏の移籍市場において、インテルとカリアリの22歳MFは相思相愛とみられており、移籍は確実視されていた。しかしクラブ間の合意が間近に迫ったところで、争奪戦にローマが参入。今後の行方が不透明となった。
『コリエレ・デロ・スポルト』によれば、カリアリはバレッラの移籍金を5000万ユーロ(約61億円)に設定しているが、インテルのオファーは3600万ユーロ(約44億円)+400万ユーロ(約5億円)のボーナスにとどまっており、増額を要望していた。ところがローマから届いたオファーは、移籍金3500万ユーロ(約43億円)に加えて評価額1500万ユーロ(約18億円)のFWグレゴワール・デフレルのトレードを提示しており、カリアリの希望額を満たすものだ。
しかし、バレッラ本人はインテル移籍を強く希望。年俸250万ユーロ(約3.1億円)+ボーナスの5年契約で個人合意に至っていることもあり、インテルは移籍金の引き上げ合戦には応じない模様だ。ただカリアリが関心を示すDFフェデリコ・ディマルコをトレード要員として加えることで打開を図っているようだ。
それでも、もしバレッラ獲得が失敗に終わった場合、インテルはルカク獲得へと資金を回し、ローマのFWエディン・ジェコに充てるはずだった資金と合わせて7000万ユーロ(約86億円)を準備する見込みだ。
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「※」は提携サイト『 Sporting News』の提供記事です



