イニエスタ、神戸移籍の理由はフットボーラーとしての矜持。Jリーグの難しさも口に…

ヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタは、移籍はフットボーラーとしての感覚を持ち続けるために生じたと明かしている。『EFE』が伝えた。

イニエスタは昨夏、下部組織から育ったバルセロナを離れ、神戸加入が決まった。バルセロナで31ものタイトルを獲得したイニエスタは、「フットボーラーとしてのフィーリングを保ち続けたかったんだ」とその移籍理由を説明している。

「シナリオも異なるし、プロジェクトも（バルセロナとは）異なる。ただ、フットボールをプレーするという責任や情熱は何も変わらない」

今季は開幕から4試合で2勝。主将のルーカス・ポドルスキに加えてダビド・ビジャやセルジ・サンペールが新たに加入したが、Jリーグではなかなか圧倒的な力を見せるには至っていない。イニエスタは「どんなチームでも勝つのは難しいが、日本では特に難しいね」と語る。

「すべてのチームが似たレベルにあるし、対戦するのはとても難しい。ただ、だからこそ僕は来たんだ。人々が愛し、リスペクトし、信頼してくれているような場所へ来られて嬉しいよ。来てから期待に応えるのは本当に難しいけど、僕は常に自分にそれを課してきた人間だ」

家族とともに神戸に住み、日本語も学んでいる最中だというイニエスタ。より適応すれば、さらにワールドクラスのプレーを見られることだろう。