イニエスタ、今夏対戦バルセロナに日本の雰囲気を紹介「競争力が高く、ファンが熱い」

ヴィッセル神戸MFアンドレス・イニエスタが、古巣バルセロナのファンにメッセージを送っている。バルセロナ公式サイトが伝えた。

ラ・マシア（選手寮）時代から長い期間をバルセロナで過ごしたイニエスタは、2018年に退団を決断。退団が発表された後のリーグ戦では、宿敵であるはずのエスパニョールファンからスタンディングオベーションを受けるなど、多くの人々に愛されながら神戸に旅立つこととなった。

当時を振り返るイニエスタは、その決断について「僕はフットボールを楽しみ続けるために日本に来た。最も好きなことだから、そうしているんだ」と語る。また、来日当初は困難なこともあったそうだが、現在では問題なく適応できているようだ。

「神戸での生活に関しては、僕も家族も楽しんでいるよ。最初は言語、習慣、食べ物がいつも難しかったけど、子供たちがすぐに適応して（妻の）アンナと僕もそうなった。その証拠に、（第4子の）ロメオという家族が増えた。彼は人生の最初の年月を日本で経験することになる」

神戸は27日に2019楽天カップでバルセロナと対戦。イニエスタは、Jリーグクラブの雰囲気を以下のように紹介している。

「日本のフットボールは非常に競争力が高いし、そうは見えないけどファンも非常に熱いんだ。スタジアムの雰囲気は本当に素晴らしい。7月27日に神戸でバルサと対戦した時に分かるだろうけど、ノエビアスタジアムは確実に一杯になるよ」

そして、キャリアのほぼすべてを捧げてきたクラブとの対戦については、「奇妙な」感覚を抱いているという。

「ここに来て1年後にバルセロナが僕の今の街を訪れるのは不思議なことだ。間違いなく、みんなにとってとても特別な試合になる。ブシ（セルヒオ・ブスケッツ）、ジョルディ・アルバ、（イヴァン）ラキティッチを相手にすること、人生のクラブと対戦することは奇妙なことだね。僕にとって、深い感情を抱く日になるはずだ」