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プレミアリーグ

アーセナル史上最高額92億円でペペが加入!どうなるエジル、ムヒタリアン、ネルソン?

18:55 JST 2019/08/05
Mesut Ozil, Nicolas Pepe, Reiss Nelson

■待望のウインガー加入

ニコラ・ペペが加入して、アーセナルは興奮の色を見せている。これだけの熱狂は、2013年のメスト・エジル加入以降初めてのものだろう。コートジボワール代表FWはロンドンでメディカルチェックを済ませ、リールからクラブ史上最高額8000万ユーロ(94億円)の移籍を確定させた。これは2018年、ドルトムントからピエール=エメリク・オーバメヤンを獲得した際に支払った金額を大きく上回るものだ。

この移籍によって、アーセナルの3トップは世界屈指のものとなった。オーバメヤンは昨シーズン公式戦で32ゴールを記録し、相棒のアレクサンドル・ラカゼットは49試合で19ゴール10アシストを記録。シーズンベストプレーヤーに選ばれた。ここに素晴らしいスピードとテクニックを持ったペペが加われば、ウナイ・エメリはどんな相手でも脅かす攻撃陣を組むことができる。主に右サイドでプレーするペペは、昨季リーグ・アンでで22ゴール11ゴールをマークした。

「彼はすごいよ」。リールで共にプレーしたジョゼ・フォンテは語る。「とてつもなく速い。なめらかな左足のタッチを持っていて、一対一はお手の物だ。決定力が高く、PKは得意だし、フリーキックもうまい」

「完成した選手であり、アーセナルファンは絶対気に入ると思うよ。僕は色々な選手たちとプレーしてきたけど、彼は特別だ。疑いようもないね。世界屈指の選手になれると思う。そうなるための資質はあると、100%確信しているよ」

獲得するために大金を費やしたことを考えれば、ペペがエメリの下でスタメンを張ることは間違いない。エメリはサイドからただ脅威を与えるだけでなく、ボールを運べる選手をずっと欲しがっていた。今のチームにはそのような能力を持っている選手は少ない。ペペが貴重な戦力になることは間違いない。

昨シーズンのリーグ・アンで、ペペの1試合平均ドリブル成功数は「2.8」だ。これはアレックス・イウォビの2倍以上である(1.3)。一方、メスト・エジルは「0.9」、ヘンリク・ムヒタリアンは「0.8」である。

エメリは昨季チームに幅を持たせるためにウイングバックを用い、そのために好みの4-2-3-1を諦めて3バックを組んだ。ペペが加入したことで、エメリは4バックに戻すだろう。プレシーズンでも4バックを最も試しており、本人も「基本は4バック」と明言している。24歳ウインガーの加入により、攻撃のオプションを数多く増やすことができるだろう。

■刺激を受ける攻撃陣

しかし、ペペの加入は数人の選手に多大な影響を与えるかもしれない。特に、リース・ネルソンとムヒタリアンへの影響が大きいだろう。

ネルソンは昨シーズン、ドイツのホッフェンハイムにローンで加入し、23試合7ゴールをマーク。ブンデスリーガ年間最優秀若手選手候補にも選ばれた。自信を持って今夏アーセナルへ戻ってきており、プレシーズンでも時折光るものを見せている。

しかしペペの獲得により、彼のチャンスは限定的になるだろう。ペペは右サイドを主戦場とするが、それはネルソンが最も得意とするポジションと被ることになるからだ。興味深いことに、エメリはプレシーズンでネルソンを左サイドで起用し、カットインさせる機会が多かった。つまり、新シーズンは左での起用を考えている可能性が高い。

だが、4-3-3のシステムを採用するとすれば、3トップはラカゼットの両脇をオーバメヤンとペペが固めるという形になる。つまり19歳FWは、基本的にはベンチにいることになるだろう。主戦場はヨーロッパリーグやカラバオ・カップになることが見込まれる。

同じプレミアリーグのチームなどへ再びローンで移籍することが、彼にとっては魅力的な選択肢かもしれない。19歳という年齢では、成長するために継続的なプレー時間が必要だからだ。

もしそうなれば、ムヒタリアンとイウォビがペペとオーバメヤンのバックアップということになる。クラブとしては今夏にムヒタリアンを売却することが望ましかったが、買い手が見つからなかった。ムヒタリアンは週給17万ポンド(約2200万円)とかなりの高給取りであり、他クラブはそれがネックとなってオファーを送らなかったそうだ。

そのため、エメリ監督は今シーズンも彼を使わなければならない。それでも、ムヒタリアンは攻撃陣に厚みをもたらす選手ではある。両サイドでもトップ下でもプレーできるからだ。

そしてエジルも、ムヒタリアンと同じような立場に置かれている。実際、アーセナルは移籍市場でエジルも放出することを視野に入れていた。しかし、本人にクラブを去る気などさらさらない。そして、プレシーズンのアメリカツアーでは印象的なパフォーマンスを見せている。

エメリが4-3-3システムを採用したならばエジルの出場機会はかなり限定的になるかもしれないが、4-2-3-1システムであればトップ下の位置でまだ活躍できる。エジルはこのシステムに完璧にフィットするだろう。背番号10としてプレーし、ペペとオーバメヤンを両脇に従え、トップにラカゼットを置く形になるだろう。

エジルは、昨シーズンはエメリの下で苦しんだかもしれない。しかし、それでもプレミアリーグで1試合平均「1.9」本のキーパス数を記録している。この数はアーセナルの他のどの選手よりも多く、ペペのリーグ・アンでのキーパス数「1.8」をも上回っている。

だからこそ、エジルはまだまだ活躍の余地はあるし、ペペのスピードが前線に加わることでエジルが一番得をするだろう。これまでよりも一層スペースへのパスが有効になるからだ。

兎にも角にも確かなことは、来シーズンのアーセナルの攻撃陣は楽しみなものになる、そういうことだ。

文=チャールズ・ワッツ/Charles Watts(『Goal』アーセナル番記者)

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