16日に行われたスペイン・スーパーカップ決勝アスレティック・ビルバオ戦を2-1で制して、2年ぶり12回目の優勝を果たしたレアル・マドリー。カルロ・アンチェロッティ監督が試合後に発したコメントが、一部で話題となっている。
このアスレティック戦では、準決勝バルセロナ戦とは異なり高いポゼッション率で勝利をつかんだマドリーだが、その試合後にスペイン『モビスタール・プルス』とのフラッシュインタビューに応じたアンチェロッティ監督は、次のように語った。
「とても幸せだ。私たちは今回の2試合で、異なる方法を駆使しながら素晴らしいプレーを見せた。このチームはタイトルに値する。今日はバルセロナの試合とは異なり、あまりにもポゼッションし過ぎたね」
「私たちは勝利にふさわしいことを示している。今日の試合は準決勝とは異なることが求められていた。相手の素晴らしいプレッシングを見せるチームで、だから後方からボールをつないでいったんだ。ポゼッション率をコントロールしながらね」
「私たちは1時間にわたり、とても良いプレーを見せた。それから彼らにチャンスを与えてしまったものの、クルトワが最後のクレイジーな展開で私たちを救ってくれた。最後にはパフォーマンスを落としてしまったが、決勝という舞台では起こり得ることだよ」
アンチェロッティ監督の「あまりにもポゼッションし過ぎたね」という発言は、ボール保持による試合の支配を重視するチャビ・エルナンデス監督率いるバルセロナへの当て付けと捉える向きもあり、『ムンド・デポルティボ』や『スポルト』が「アンチェロッティが皮肉」といった趣旨の見出しでこの言葉を紹介している。




