Cristiano Ronaldo Joao Felix Juventus Atletico Madrid 2019-20Getty Images

アトレティコ対ユーヴェは劇的ドロー!不屈のアトレティコが2点差追いつく

18日のチャンピオンズリーグ(CL)・グループD第1節、ワンダ・メトロポリターノでのアトレティコ・マドリー対ユヴェントスは2-2のドローで終了した。

反逆の精神の体現者アトレティコとイタリアの貴婦人の対戦は、公式戦では後者が勝利した170日前の昨季CL決勝トーナメント1回戦以来。今季プレシーズンでの対戦では、ジョアン・フェリックスの活躍もあってアトレティコに軍配が上がっている。

今季様々なシステムを駆使しているアトレティコのシメオネ監督は、この大一番でお馴染みの4-4-2を選択。GKオブラク、DFトリッピアー、サビッチ、ヒメネス、ロディ、MFコケ、サウール、トーマス、レマル、FWジエゴ・コスタ、J・フェリックスをスタメンとして起用した。一方、ユヴェントスのサッリ監督はGKシュチェスニー、DFダニーロ、ボヌッチ、デ・ライト、アレックス・サンドロ、ピアニッチ、マテュイディ、FWクアドラード、イグアイン、C・ロナウドを起用して4-3-3を採用している。

以下に続く

試合はユヴェントスの方がボールポゼッションから切り崩していく姿勢を見せ、対するアトレティコがカウンターとポゼッションを織り交ぜて応戦する。よりゴールに近づいていたのは、ワンダの強烈な後押しを受けるアトレティコ。存在感を発揮したのは超新星J・フェリックスだ。

19歳の天才FWはまず11分、自陣中央からドリブルを仕掛けてそのままペナルティーエリア前まで突き進み、右足アウトサイドのシュートを放つ。これは惜しくもGKシュチェスニーに阻まれた。また、その2分後にはトリッピアーのクロスから打点の高いヘディングシュートを放ったものの、これはユヴェントス守護神の正面に飛んでいる。一方ユヴェントスはポジショナルな攻撃でアトレティコを揺さぶろうとしたが、その包囲網をなかなか破れず、C・ロナウドらが強引に打ったシュートはいずれもコース甘くオブラクの手に収まった。

結局、前半はスコアレスのまま終了。そして後半開始直後、スコアが動いた。ユヴェントスがワンダに渦巻く熱狂を、一瞬かき消した。48分に仕掛けたカウンターから、ペナルティーエリア内右でボールを受けたクアドラードが左足を一閃。枠内に向けて対角線上に飛んだ勢いあるボールが、オブラクも反応も空しくネットを揺らしている。

ここから攻勢を強めるアトレティコは59分、ペナルティーエリア内でフリーだったヒメネスがシュートを打つも、バランスを崩したために枠を捉えられない。ヒメネス本人すら、信じられないという表情を見せる絶好機だった。シメオネ監督はそのチャンスの直後に1枚目の交代カードを切り、存在感が希薄だったレマルを下げてアンヘル・コレアを投入した。

しかしアトレティコの希求とは裏腹に、次のゴールを奪ったのもユヴェントスだった。65分、左サイドを駆け抜けたアレックス・サンドロの折り返しから、マテュイディがヘディングシュートを決め切っている。リードを広げたサッリ監督はその4分後にケディラとの交代でベタンクールをピッチに立たせた。

対して、2点ビハインドを負ったアトレティコも、70分にセットプレーから1点を返すことに成功。ペナルティーエリア手前からのFK、エリア内左に送られたボールをヒメネスが中央に折り返すと、そこに位置していたサビッチが体を投げ出しながら頭で枠内に押し込んだ。アトレティコはこのゴールの直後、イグアイン、マテュイディに立て続けにシュートを放たれるものの、オブラク、トリッピアーのブロックによって事無きを得る。シメオネ監督は76分に負傷したトーマスをエクトル・エレーラ、さらにロディをビトロに代えて交代枠を使い切った。これに対してサッリ監督は79分、イグアインとの交代でディバラをピッチに立たせている。

終盤はクラブのスローガン「信じることを決してやめるな」の通り、アトレティコが観客の後押しを受けてユヴェントス陣地に攻め込むが、ビトロの強力なシュートがシュチェスニーに止められ、ボヌッチのエリア内でハンド疑惑もPKとは認められず、なかなか同点には届かない。しかしながら終了間際の90分、ホームチームの信じる気持ちが報われる。左CKから途中出場のH・エレーラが、ヘディングシュートでシュチェスニーを破った。

スコアをタイに戻されたユヴェントスは94分、ここまで影を潜めていたC・ロナウドがペナルティーエリア内に侵入し、サビッチをかわしてシュートを放ったが、これは惜しくも枠外へ。試合はその1分後に終了のホイッスルが吹かれ、スペインとイタリアの強豪は勝ち点1を分け合っている。

■試合結果
アトレティコ・マドリー 2-2 ユヴェントス

■得点者
アトレティコ:サビッチ(53分)、エクトル・エレーラ(90分)
ユヴェントス:クアドラード(48分)、マテュイディ(65分)

▶UEFAチャンピオンズリーグ観るならDAZNで。1ヶ月間無料トライアルを今すぐ始めよう

【関連記事】
DAZNを使うなら必ず知っておきたい9つのポイント
DAZNが「テレビで見れない」は嘘!6つの視聴方法とは?
DAZNの2019年用・最新取扱説明書→こちらへ ┃料金体系→こちらへ ※
【簡単!】DAZNの解約・退会・再加入(一時停止)の方法を解説 ※
【最新】Jリーグの試合日程・放送予定一覧/2019シーズン
Jリーグの無料視聴方法|知っておくと得する4つのこと
「※」は提携サイト『 Sporting News』の提供記事です

Goal-live-scores
広告