どん底を味わったルディ。来季はシャルケで「雪辱を果たしたい」/インタビュー

コメント()
getty Images / Goal
セバスティアン・ルディがシャルケでの初めてのシーズンについて、彼にかけられた大きな期待とメディアによる批判について語る。

▶6/25(火)までの加入で2ヶ月間無料トライアル実施中!コパ・アメリカ観るならDAZNで。

柴崎岳とコパ・アメリカ出場国の代表選手

昨年の夏、大型移籍という鳴り物入りでセバスティアン・ルディはバイエルン・ミュンヘンからシャルケへ移り、当初から新たなリーダーとしての役割を求められた。しかし、シャルケはチャンピオンズリーグ参戦を狙うどころか、最後まで残留争いを演じることとなり、ルディ本人も本調子とは言えないシーズンを送ることになった。

ルディは『Goal』のインタビューに応えて初めてのシーズを振り返り、シャルケへの移籍を甘く見ていたこと、昨シーズンの自身の出来栄えに落胆を禁じえないことを語る。さらに、彼自身メディアの批判にさらされたことについて内心抱えていた思いを明かす。

■大きかった期待と落胆

Sebastian Rudy Schalke 04 2019

――昨シーズンを採点するとしたら、あなたは何点をつけますか?

もちろん、昨シーズンについては結果的に僕たちの誰もが失望せざるをえなかった。それに点をつけるのは難しいよ。同じように学校のたとえを使うなら、僕たちはまさにそんな状態の中で何とか“進級”することができたんだ。

――あなた自身の出来栄えはどうでしたか?

僕は自分の本来の力を出すことができなかった。だから、昨シーズンの自分の仕事にはがっかりしているよ。これから全体的にもう少し違った取り組み方をして、自分の強みを出せるようにしようと思っている。僕を批判していた人々に彼らが間違っていたことを、僕はもっとうまくやれるんだってことを証明してやりたいと思っているんだ。そう考えることが、僕の大きなモチベーションになっているんだよ。

――どういう点を変えようと思っているんですか?

ひょっとしたら気持ちの持ち方を変えるだけでなく、プレーの方ももう少し変える必要があるかもしれない。昨シーズンとは違って、今の僕には完璧にその準備が整っているつもりだ。いずれにせよ、できる限り最高のパフォーマンスを見せられるよう努力しようと思っている。

――あなたはすでに10月の時点で、あるインタビューの際に明かしていましたね。バイエルンからシャルケへ移ってきて、その切り替えが「思っていたより大変だった」と。

僕はそういう切り替えの大変さを見くびっていたと言えるだろうね。僕はシャルケのプレーに馴染むのに長い時間かかった。そのせいで最初の頃はすごく苦労したんだ。もう二度とこんな失敗は繰り返さないよ。

――特に、シャルケではあなたに大きな期待がかかっているという点がミュンヘンにいた頃とは違っていますね。バイエルンでのあなたはどちらかと言えばあまり評価されていなかったのに、シャルケではすぐにリーダーとして先頭に立つことを求められたのですから。

そういう期待を担って新しいクラブに加入する場合、状況はより難しいものになるね。僕にとっては初めての経験だったし、正直言ってちょっと驚いていたんだ。今は、休暇の間はスイッチを切り替えて、ベストコンディションで次のシーズンの準備に入れるようにしようと思っている。そうすれば、何もかもまた違った感じに見えてくるだろう。

――つまり、あなたへの期待が大きすぎたということですか?

僕自身も大いに自分に期待しているし、すべての試合、すべてのトレーニングで最大限の力を発揮しようと思っている。僕への期待が大きすぎたとは言いたくないね。ファンやクラブが僕に大きな期待をかけるのは当然のことで、これからもある程度期待してくれていいと思うんだ。僕は自分に何ができるかわかっているし、次のシーズンはそれをピッチの上でも示すつもりでいるよ。

■メディアからの激しい批判に内心は…

Sebastian Rudy Schalke 09022019

――あなたは何度もメディアの批判の矢面に立たされましたね。たとえば、『フランクフルター・アルゲマイネ』紙は3月に、あなたについて“シャルケの挫折のシンボル”だと書きました。

大きな期待をかけられてバイエルンからやって来たのに、問題を抱えてシーズンの間中ずっと不調のままで過ごすとしたら、そういう選手はスケープゴートにされる運命とも言える。けれど、そう考えるのはあまりに安易だと思うんだ。フットボールの世界では常にフェアな扱いが待っているとは限らないけれど、誰でもそれとうまく折り合っていくしかないんだ。いつだってメディアはいろんなことを書き立てるだろうけど、とにかくそれと付き合っていくのも仕事の一部なんだから。

――これまでのキャリアでは、あなたはたいていの場合ポジティブな見出しの中でしか取り上げられてこなかったと思うんですが、あんなふうに批判されてどんな気持ちでしたか?

いつも批判ばかりされていると、いい気持ちはしないね。もちろんちゃんとした根拠に基づいた建設的な批判もあるし、そういう批判をするのは大事なことでもあるけれど、一人ひとりの選手についてただネガティブなことを書き立てるだけだとしたら、そういうのは僕には理解できないね。そんな批判は人の心を傷つけて、いつまでも消えないんだよ。自分の批判がどういう結果を引き起こすことになるか、肝に銘じる必要のある人たちがたくさんいるんだ。プロのフットボーラーは機械でも何でもなくて、他の人間と同じように感情を持つただの人間なんだから。何度も何度もただ殴りつけられているような、そんな気がすることが時々あるよ。

――では、プライベートな時間にもそういう批判が気持ちの負担になっていたんですか?

メディアの言うことをできるだけ気にかけないように努力したんだが、完全に無視するのは無理だったよ。気持ちのいいことではないけれど、僕の仕事には付いて回ることだ。

――そういう時、ネガティブな考えを追いやるのにどんなことが役立ちましたか?

妻と幼い息子が僕にとって一番大きな支えになったね。家へ帰って二人の笑顔を見ると、気分が軽くなって心が慰められたんだ。ネガティブな気分になった時には気分を切り替えようとするものだけど、たいていはすごくうまくいったよ。

■「キャリアの最後まで全力で臨む覚悟だ」

Sebastian Rudy Schalke 04 Franck Ribery 2018

――では、あなたがたシャルケの選手は、つらいシーズンがついに終わって喜んでいることでしょうね?

休暇中に充電して、またバッテリーを満タンにするのを、みんなが楽しみにしているよ。新たな気持ちでスタートを切って、前回よりずっといいプレーをすることを誰もが望んでいるんだ。

――次の1年はもっとうまくいくという希望はどこから来ているんですか?

クラブも選手たちも、僕たち全員が昨シーズンから学んだんだ。誰もが過ちを犯したんだし、どうしてそうなったのか考える責任をみんなが負っている。僕も例外じゃない。そうやって反省すれば、きっとすぐに事態は改善されるはずだ。

――デイヴィッド・ワグナーを監督に迎えることで、新しいスタートのための土台が整えられました。チームではこの知らせをどう受け止めましたか?

もちろん、チームのみんなで新しい監督のことを話題にしたけれど、あまりにも先のことまで見通しを立てようとしても意味がないことは誰もがわかっているんだ。あの時点で僕たちにはまだ何試合か公式戦が残っていたし、そっちの方をすごく真剣に考えていたよ。もう順位表の上ではたいした意味はなかったけれど、他のチームに対するリスペクト、特に僕たちのファンに対するリスペクトという点からだけでも、残りの試合を取りこぼさないように僕たちは全力を注いだんだ。

――ワグナー監督の下で送る次のシーズンは、あなたがプロのプレーヤーとしてブンデスリーガで過ごす11回目のシーズンになります。キャリアを終えるまでにどんな目標を持っていますか?

僕はフットボーラーとして脂の乗り切った年齢だし、まだこの先何年かは第一線でプレーできると信じている。だから、まだ成し遂げたいことがいくつかあるし、次のシーズンには必ず、僕には昨シーズンに見せた以上の力があることを示したいと思っている。キャリアを終えるその日まで僕は全力で臨む覚悟だと信じてくれていい。現役から退いた後、キャリアの全期間に渡って全力を出し尽くしたと自分に向かって言えるようになりたいと思っているよ。

――昨シーズンは、あなたにとってこれまでで最も厳しいシーズンでしたか?

一番楽なシーズンじゃなかったのは確かだね(笑)。また残留争いを経験するのは御免だよ。僕はまだああいう厳しいシーズンを経験したことはなかったけれど、それでも、今振り返ればよかったと思っている。困難な状況にあっても、常にポジティブな方向に目を向ける必要があると学ぶことができたからね。そういう経験は、人間としても選手としても僕を成長させてくれるものだから。

■ドイツ代表は「まだ諦めていない」

Sebastian Rudy Germany Sweden

――ドイツ代表への参加についてはどう考えていますか?

成果を出せてない時には、選ばれるのはなかなか難しいことだ。それでも、僕はまだ代表入りを諦めてはいない。代表監督は僕に何ができるかをよく知っている。僕がこれからまた成果を出せるようになれば、新しいチャンスが手に入るんじゃないかと希望を持っているんだ。そのためにも毎日練習に励んでいるよ。

――あなたはこれまでブンデスリーガのクラブに所属した経験しかありませんね。将来的に国外へ移籍することも考えられますか?

これまで一度も国外への移籍を考えたことがないと言えば嘘になるだろう。もちろん去年の夏は、はっきり意識して、国外へ出る代わりにシャルケへ移ることに決めたんだけどね。けれどフットボールの世界では、この先どうなるかは誰にもわからないことだ。

――では、今後もシャルケでプレーするあなたを見ることになりそうですか?

いずれにせよ、次のシーズンはシャルケのためにピッチに立つつもりだ。それは保証できる。あんなひどいシーズンを送った後では、簡単に別れを告げる気にはならないし、そんなことはできないよ。僕たち全員が、この何カ月かの間にしでかしたことを埋め合わせる義務を負っている。そのことだけでも、次はもっといいシーズンにしようと思うための十分なモチベーションになるはずだ。

――これまでのキャリアを振り返ると、あなたはすでに何度かビッグゲームを経験していますね。その中で一番印象に残っている選手は誰ですか?

トーマス・ミュラーだね。練習だろうと試合だろうと、彼が常に120%の力で臨んでいるのは素晴らしいことだと思っているよ。彼は本当にいつも勝つことを念頭に置いていて、とにかくその姿勢が素晴らしいんだ。その上彼はフットボーラーとしても優れていて、いつも立派な働きを見せている。

――最も手強かった相手は?

アルトゥーロ・ビダルだね。彼と戦うのはいつでもすごく楽しい経験だったけれど、1対1の戦いに突入する時の彼の勢いにはすさまじいものがある。それに、バイエルンで1年間彼と同じチームでプレーできたのも素晴らしい経験だったね。

インタビュー・文=ロビン・ハック/Robin Haack

▶6/25(火)までの加入で2ヶ月間無料トライアル実施中!コパ・アメリカ観るならDAZNで。

柴崎岳とコパ・アメリカ出場国の代表選手

【関連記事】
DAZNを使うなら必ず知っておきたい9つのポイント
DAZNが「テレビで見れない」は嘘!6つの視聴方法とは?
DAZNの2019年用・最新取扱説明書→こちらへ ┃料金体系→こちらへ ※
【簡単!】DAZNの解約・退会・再加入(一時停止)の方法を解説 ※
【最新】Jリーグの試合日程・放送予定一覧/2019シーズン
Jリーグの無料視聴方法|知っておくと得する4つのこと
「※」は提携サイト『 Sporting News』の提供記事です

Goal-live-scores

閉じる