2017-10-29-kashima-shoji gen(C)Getty Images for DAZN

貫禄勝利の鹿島、DF昌子源は同僚を称賛「すごく良いチームの修正の仕方だった」

明治安田生命J1リーグ第31節が29日に行われ、札幌ドームでは北海道コンサドーレ札幌と鹿島アントラーズが対戦した。試合は2-1で鹿島の勝利。試合後、DF昌子源が試合を振り返った。

対戦相手の札幌の前線には、190センチのFWジェイと187センチのFW都倉賢がいた。2人の長身FWを封じ込めた要因として、昌子はセンターバックを組んだDF植田直通のプレーを挙げる。「皆さんも知ってると思うけど、ナオ(植田直通)は、ああいう(背の高い)人にヘディングで勝ってこそ、ゲームに乗ってきたりする」と説明。「(天皇杯準々決勝・ヴィッセル神戸戦は)あいつが出てない時に負けて悔しかっただろうし、そういうのをうまいこと試合にぶつけてくれた」と話した。

また、相手のロングボールへの対応については、MF三竿健斗の名前を挙げる。「僕のサイドにロングボールが来た時は、ほとんど健斗が競っていた。あれも試合前に少し健斗と話をして、すごくいい形ができた」と対策を練っていたことを明かした。

以下に続く

70分に決勝ゴールを挙げたFW金崎夢生については、「前半からオフサイドに何回も掛かる時って、1回オフサイド掛からない時に(ゴールを)決める」と持論を述べ、「だから、それが来るんではないかと思ったら、ホンマに来た。すごく心強いですよね」とエースの活躍を称賛した。

天皇杯準々決勝では後半アディショナルタイムに追いつかれた。しかし、札幌戦で1点をリードした鹿島は、うまく時間を消費したように見えた。このことについて聞かれると、「無理に攻めるわけでもなく、ポストのところで(ボールを)キープをして。レアンドロが途中、中にえぐっていっって、CKになりましたし。ああいうシーンというのはすごくいいことだと思う」と回答。

そして「別に僕らから要求したわけではないので、チームというか、前線の選手が意図的に、もしくは無意識でもやってくれたのかも。すごく良いチームの修正の仕方だったんじゃないかな」と敗戦を糧にしたチームの成長を説明した。

広告