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磐田・中村俊輔、加入1年目を振り返る「外からの余計なストレスがなかった」

ジュビロ磐田の中村俊輔が、加入初年度のシーズンを振り返った。

今季長年過ごした横浜F・マリノスからジュビロ磐田へ完全移籍した中村。新たなチャレンジを期して臨んだシーズンを総括した。

今シーズンは「面白かったよ。単純にサッカーと向き合えるっていう当たり前のことが感じられたのが大きかったね。外からの余計なストレスがなかったから」と加入初年度を総括。

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名波浩監督との出会いも中村にとっては大きなターニングポイントとなったようだ。「あんまり『こうしたほうがいい。ああしたほうがいい』って言うと、逆に窮屈になっちゃう。ヨーロッパの人って『あれしろ、これしろ』って言うの。自分の思いにはめたがる。でも、名波さんは余裕がある。一人の選手として育てるから」

10番を背負い、磐田で臨んだシーズンはリーグ戦で30試合に出場。5ゴールも決めるなど、攻撃の中核を担った。チームは16勝10分8敗の6位でシーズンを終了。前年の13位に比べれば躍進といっても過言ではない。

しかし、中村は「俺が来て、うまく回らなくてジュビロが残留争いしてたら、俺も批判されるよ。俺も『もう年だな』って思われるし。だから、いろいろやらなきゃいけない壁があったけど、そこは一人の力だけじゃない」と語り、評価されるか、批判されるかは紙一重であるとの見解を示した。

新メンバーとシーズンを通して戦った中村の目には、川辺駿が印象的であったようだ。「駿は代表に入ってもおかしくないし、もう一皮むけるといいと思う」と称賛する。

そんな川辺ら若手に刺激を受け、中村自身にも新たな意欲が湧いてきている。「もう一回真ん中で勝負したいっていうか。やっぱり今のメンバーだったらわかってくれると思うし、もう一回、4-2-3-1で真ん中でできるように。それが今年の悔いだね。もっと(ボール)触りたい。触っていろんな角度でこうやりたい、ああやりたいってあるから」

来季は伝家の宝刀である左足からどんなゴールが生まれるのか。39歳になっても色褪せないキックで、これからもサックスブルーの躍進を支える。

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