清水エスパルスで躍動するストライカー、ベガルタ仙台の新加入レフティらをピックアップ/今週のヤングガン Vol.8

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今、注目の若手Jリーガーを紹介する『今週のヤングガン』。Goal編集部がピックアップした4名は?

2017-07-18-TAGHeuer

日本サッカーの未来を担うU-23世代を輝かせるべくスタートした『タグ・ホイヤー ヤングガン アワード』。Goalでは彼らの奮闘に注目し、U-23世代の活躍をピックアップしてお届け。明治安田生命J1リーグ第25節、明治安田生命J2リーグ第31節からは、4名のヤングガンを紹介する。

藤谷壮 (ヴィッセル神戸)

2017-09-11-TAG-kobe-Fujitani

若き俊足サイドバックが2つのゴールに絡み、ガンバ大阪との“阪神ダービー”で勝利に大きく貢献した。18分、ルーカス・ポドルスキの展開から右サイドを駆け上がると、渡邉千真の鮮やかなダイレクトシュートをアシスト。55分には高めのポジションに位置したところで大森晃太郎からパスを受けると、低いクロスが相手DFのクリアミスを誘い、大森の追加点を演出した。

この試合では2ゴールの起点となったが、実はそれほど多く攻撃参加するタイプではない。この試合でも中盤のポゼッションから仕掛けてくるG大阪に対し、サイドのスペースを埋めながら中央のサポートもこなしていた。しかし、彼はJリーグ全体で見ても卓越した走力を持つサイドバックで、状況判断に優れていることもあり、いざ攻め上がれば高い確率でチャンスに絡むことができる。U-12から神戸のアカデミーで育ってきた生え抜きの中の生え抜きとも言える気鋭のサイドバックは、今年行われたFIFA U-20ワールドカップ韓国で世界を体感し、成長へのさらなる意欲を見せる。神戸の若き俊英がチームの上位進出へのチャレンジを側面から鋭く、精力的に支える。

北川航也(清水エスパルス)

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交代出場からわずか8分後のゴールだった。70分、ヴァンフォーレ甲府DFと競り合ったミッチェル・デュークがノールックでヒールパスを前方に送ると、完璧なタイミングで飛び出した北川が迷うことなく右足を振り抜く。矢のような弾道がGKの伸ばした手を弾いてゴールネットに突き刺さった。明治安田生命J1リーグ第21節では当時首位だったセレッソ大阪から逆転勝ちに導く衝撃的な2ゴールをマーク。それ以来の今シーズン3得点目となった。85分に右サイドを突破して送り込んだ鋭いクロスは惜しくもGKに阻まれたが、味方が一瞬早く気付いていれば追加点につながっていた可能性が高い。

恵まれた体格と高い技術を融合した豪快なドリブルに鋭いパス、強烈なシュート。持ち味が発揮された時のパフォーマンスはJ1全体で見ても高いものがある。清水ユース時代からクラブの顔になるべき“大器”として期待された彼も21歳。攻撃陣の厳しい競争の中で途中出場が続くが、先発出場で活躍したC大阪戦の活躍が示すように、純粋なジョーカーというタイプではない。それでも与えられたチャンスに応え、結果を出し続けていくことが先の飛躍につながるだろう。

野津田岳人 (ベガルタ仙台)

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今夏にベガルタ仙台に期限付き移籍加入後、リーグ3試合目で生まれた初ゴールはテクニシャン特有の見事な右足のダイレクトシュートだった。チームの心臓である富田晋伍の絶妙なパスにシンクロした動きからのゴールで、ホームのユアテックスタジアム仙台に歓喜をもたらした。タイトなディフェンスを敷くサガン鳥栖に対し、最終的に4得点を挙げた仙台の攻撃を勢い付かせたのが、前節に続くスタメン出場となった彼だった。積極的にゴールを狙う姿勢を見せる23歳のMFはチーム全体で放った16本のシュート中、彼が7本を記録。惜しくも2点目はならなかったものの、相手のディフェンスを再三脅かし、危険なクロスでもチャンスを演出した。

2013年にサンフレッチェ広島ユースからトップ昇格を果たすと、アンダー世代から日の丸を着ける逸材として期待されてきた。しかし、昨年のリオデジャネイロ・オリンピックでは最終メンバーから外れ、バックアッパーとしてブラジルの地を踏んだ。所属クラブでも昨年3月に期限付きで移籍したアルビレックス新潟、続いて移った清水でも満足な活躍ができないまま仙台にやってきた。才能の高さに疑いの余地はない。北の大地でポテンシャルにふさわしい輝きを見せることができれば、真のブレイクは遠くないはずだ。

金森健志(鹿島アントラーズ)

2017-09-11-TAG-kashima-kanamori

左サイドからの果敢な仕掛けから放たれたグラウンダーのクロスが金崎夢生の先制ゴールを生んだ。リーグ戦4試合目、スタメンでは2試合目というチャンスに、23歳の若武者が持ち味を大いに発揮して起用に応えた。リードしてからも積極的な姿勢は変わらず、大宮の反撃を受けた時間帯には守備でも奮闘。果敢なプレーが随所に見られた。

筑陽学園高から2012年9月にアビスパ福岡とプロ契約を結んだ逸材は、クラブのJ1昇格に貢献するなど存在感を高め、今シーズンからJ1王者の鹿島に移籍。4月12日にAFCチャンピオンズリーグのブリスベン・ロアー(オーストラリア)でアントラーズデビューを果たしたものの、大岩剛監督の就任後も厚い競争の壁に阻まれ続けていた。11試合ぶりの出場となったリーグ戦前節のセレッソ大阪戦でのプレー時間はわずか1分間。代表ウィーク中に行われたJリーグYBCルヴァンカップの準々決勝2試合もベンチでチームの敗退を見届けた。それでも自分の持ち味を出すように言われて送り出された今節の大宮戦で躍動。厳しい競争の中で成長していることを示し、次なるチャンスに向けて大きなアピールの場とした。

【今週のヤングガン プロフィール】 
藤谷壮(ヴィッセル神戸)
北川航也(清水エスパルス)
野津田岳人(ベガルタ仙台)
金森健志(鹿島アントラーズ)

【TAG Heuer YOUNG GUNS AWARD】 

Jリーグの次世代を担う若い選手層の育成・Jリーグの発展を目的に、各メディア・著名人など、本企画に賛同するアワード サポーターが、J1、J2、J3のクラブに登録されているU-23選手の中から候補者30名を選出。その後、一般投票を含む最終選考にて11名を選抜、2017年12月に表彰する。

詳しくは こちら から

2017-07-18-TAGHeuer

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