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■ブンデス第17節 ドルトムント 2-1 ホッフェンハイム
ドルトムント:オーバメヤン(63分PK)、プリシッチ(89分)ホッフェンハイム:ウート(21分)
現地時間16日、ドイツ・ブンデスリーガ第17節が行われ、香川真司の所属するドルトムントはホッフェンハイムをホームに迎え2-1で逆転勝利を飾った。3試合連続のスタメン出場を果たした香川は0-1で迎えた62分、鋭い加速でファールを受けてPKを獲得すると、終了間際には逆転ゴールをアシストしチームの連勝に貢献した。
前節、ペーター・シュテーガー新監督の初陣でリーグ戦9試合ぶりの勝利を手にしたドルトムント。続くホッフェンハイムとの一戦はシュテーガー監督としてはホームデビュー戦となるが、敵将ユリアン・ナーゲルスマンは来シーズン、ドルトムントのベンチに座っている可能性が報じられている。
指揮官の去就という観点からも注目を集めるこの一戦、先に仕掛けたのはホームのドルトムント。5分、ペナルティーエリア内左に抜け出したアンドリー・ヤルモレンコのシュートはゴール右へとわずかに外れる。9分には、右サイドを抜け出したヤルモレンコの折り返しをクリスティアン・プリシッチが合わせるも、GKオリヴァー・バウマンに防がれた。
攻勢のドルトムントだが、エースのピエール=エメリク・オーバメヤンにボールが収まらず、徐々にホッフェンハイムが盛り返していく。すると迎えた21分、ナディエム・アミリのスルーパスがエリア内右へと通り、抜け出したパヴェル・カデラベクの折り返しをマルク・ウートが押し込んで守勢のホッフェンハイムが先制する。
追いかける展開となったドルトムントだが、依然として攻撃が機能しない。ドルトムントといえば縦に速い攻撃だが、ホッフェンハイムの高いラインにオーバメヤンが苦戦し、オフサイドにかかる場面が目立つようになってしまう。
そんな中でもキレのある動きを見せていた香川は立て続けにチャンスメイク。33分、FKをゴール前のソクラティス・パパスタソプーロスに合わせるもゴール右へ。34分には、頭でのポストプレーからオーバメヤンがミドルレンジからボレーで狙うもゴール上へとわずかに外れた。
44分には、高い位置でボールを奪い、プリシッチが持ち上がって右にラストパス。しかし、受けたヤルモレンコはDFを気にしてシュートまで持ち込むことはできなかった。
1点ビハインドのドルトムントだが、後半に入ってもホッフェンハイムの献身的な守備に苦戦を強いられる。49分にはカウンターのチャンスから、ケレム・デミルバイの左クロスをファーサイドでフリーとなっていたアミリがボレーで合わせる。しかし、丁寧に合わせたボレーは、GKロマン・ビュルキが正面ではじき返した。
決まっていればドルトムントにとっては致命傷になりかねなかったが、踏みとどまったことでチャンスが生まれる。62分、エリア内右でトラップと同時に鋭く加速した香川がシュテファン・ポッシュに倒されてPKを獲得。これをオーバメヤンが冷静に沈め、ドルトムントが同点に追いついた。
ホッフェンハイムはセルジュ・ニャブリに代えてアンドレイ・クラマリッチを投入。69分にはウートに代えてアーダム・サライを投入し、勝ち越しゴールを狙いに良く。すると78分、サライのヒールパスで抜け出したカデラベクがカットインしてシュートもゴール左へとわずかに外れる。
徐々に守備的な戦い方にシフトしてきたホッフェンハイムに対し、ドルトムントはボール支配率では圧倒していたものの、崩しの手に欠け追加点が遠い。ゴールを決めたとはいえオーバメヤンが依然としてホッフェンハイムに抑えられており、ペースはまだホッフェンハイムが握っていた。
そうした状況の中、この日キレのある動きを見せる香川が起点となり、ついにドルトムントが逆転に成功する。89分、ペナルティーエリア手前で前を向いた香川が、エリア内右にスルーパス。これに呼応したプリシッチが抜け出し、GKをかわして無人のゴールへと押し込んだ。
アディショナルタイムには、GKバウマンのキックをオーバメヤンがブロックし、そのままゴールに入るかと思われたがわずかに外れ、2-1のまま試合終了。香川の活躍でドルトムントが新監督の下、2連勝を飾った。
#香川真司 のアシストでドルトムントが逆転!!!
— DAZN ダ・ゾーン (@DAZN_JPN) 2017年12月16日
PA手前でボールを受けた香川が、DFの裏へ絶妙なスルーパス。
これに反応して裏に抜け出した #プリシッチ が相手GKをかわして逆転ゴール!
ブンデスリーガ第17節 #ドルトムント × #ホッフェンハイム の見逃し配信は #DAZN で。#テレビでDAZNpic.twitter.com/PQRzCSFk1R




