9日から開幕するEAFF E-1サッカー選手権2017に臨む日本代表のMF井手口陽介が、移籍のうわさについて語っている。
今回は国内組のみの招集となっているが、井手口に気負いはない。「いつもと変わらないし、気を遣うところは使うし、自分が引っ張っていくっていうのもないです」と話し、普段通りであると話す。また、欧州遠征での連敗を経験した数少ない選手の一人であるが、還元という点で意識することもないと語る。
初戦は朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)との一戦。井手口は北朝鮮について「球際とかは激しく来ると思うし、チーム全員でホントにアグレッシブに戦ってくるという印象」としながら、「そこ(球際)は毎試合誰にも負けない感覚でやっているので」と話し、得意の勝負を受けて立つとしている。
また、自身の去就についても言及。ガンバ大阪での今季を終えて、井手口はイングランド2部リーズ・ユナイテッドへの移籍が取りざたされている。ワールドカップ直前のため、タイミングも重要だとされるが、井手口は「少しでも早く」と欧州挑戦を希望する。
「未来に向けての話だったら、(欧州に)行けばまたよりいろんな刺激ももらえて、また少しでも成長できる場所だと思うので、そこは未来に関して話すんやったら少しでも早く行きたいですけどね」
ロシアW杯直前の海外挑戦となればリスクを伴うが、「それは人が意見を言うことなので、自分が思ったことを貫き通してやっていければ一番いいかなと思います」と移籍への強い意思を示した。
今大会でも「点に絡む仕事をやっていけるように」と意気込みを語った井手口。来る欧州挑戦の日に向けて、さらにアピールといきたいところだ。
