プレミアリーグ7節終了までで、現在得点ランキングトップに君臨しているのは、マンチェスター・ユナイテッドのロメル・ルカクだ。今年7500万ポンド(約112億円)で移籍を果たしたこの赤い悪魔のストライカーは、これまでリーグで出場した630分の間に7回もゴールネットを揺らしている。
6ゴールで、ルカクに次ぐ選手は3人。チェルシーのアルバロ・モラタ、マンチェスター・シティのセルヒオ・アグエロ、そして、トッテナムのハリー・ケインだ。とりわけケインは、直近の公式戦3試合で6ゴールを挙げ、今最もルカクのライバルとしてふさわしい選手と言えよう。

ここまでのリーグ戦において、この二人の記録を比べてみると、ケインは44本のシュートをこれまでに放ち、ルカクの31本を上回る。しかしゴール決定率はケインが13.6%、ルカクが22.6%と高く、ゴールペースもルカクは90分に1点、ケインは103.5分に1点とこちらも上だ。
プレミアリーグの通算得点に関して言えばケインの方が成績がよく、ルカクが159.9分に1得点なのに対し、ケインは115.9分に1得点。ただしシュート決定率に話を戻すと、ルカクはシュート16.1本に対し1点を挙げているが、ケインはシュート18.4本で1得点とこちらもわずかに及ばない。
また、ルカクは決定機を生みだすことにおいてもケインを上回っているという事実がある。ルカクのチャンスメイクの回数は通算で220回だが、ケインは128回と半分ほどで、今シーズンに限ってみても、ルカクの12回に対し、ケインは8回。アシストも、ケインはゼロだが、ルカクは1アシストを記録している。

Getty Imagesしかしながらケインは今もっともルカクを脅かす存在だ。ともに24歳で各国の代表選手としても活躍しており、今後の行方が気になるところだ。
二人がそれぞれ所属するマンUは現在リーグ1位、トッテナムは3位につけておりチームも好調だ。今シーズンが終了したときどのような結論が出ているのか、今から待ち遠しい。
PREMIER LEAGUE STRIKER STATS
| PL 2017-18 | Harry Kane | Romelu Lukaku |
|---|---|---|
| Games Played | 7 | 7 |
| Minutes Played | 621 | 630 |
| Goals | 6 | 7 |
| Total Shots | 44 | 31 |
| Shot Conversion Rate (%) | 13.6 | 22.6 |
| Mins/Goal | 103.5 | 90 |
| Assists | 0 | 1 |
| Chances created | 8 | 12 |
