ロメル・ルカクの不調の原因はズラタン・イブラヒモビッチの存在なのかもしれない。リオ・ファーディナンド氏が語った。
今夏7500万ポンド(約110億円)でエヴァートンからマンチェスター・ユナイテッドに加入したルカクは、デビューから10試合で11ゴールを挙げるなど序盤は好調を維持していた。しかし、以降は直近11試合で1ゴールのみと、移籍直後の勢いは鳴りを潜め、サポーターからも揶揄されるほど不振に陥っている。
マンチェスター・ユナイテッドで活躍したファーディナンド氏は、ベルギー代表FWが徐々に復調すると語ったものの、イブラヒモビッチが膝の重傷から7カ月ぶりに復帰したことでさらに大きなプレッシャーを受けている可能性があると感じているようだ。
ファーディナンド氏は『BTスポーツ』で「彼はすぐに立ち直るだろうが、彼にとってもっと大きな問題はズラタン・イブラヒモビッチが帰ってきたことかもしれない」と戦列復帰を果たした元スウェーデン代表FWの存在が24歳のストライカーに大きなプレッシャーを与えているかもしれないと言及。
その理由について、「プレーに飢えている偉大なストライカーが控えに甘んじているという現状は、彼にとって大きな重圧になりかねない。時々このような状況を打破できずつぶれてしまう選手もいる」と自身の考えを説いた。
一方、ジョゼ・モウリーニョ監督は4-2で勝利したワトフォード戦でも無得点に終わったルカクについて「彼は驚くほど良い仕事をしている。いくら簡単なチャンスを外しても彼を責めたりはしない。彼はプロフェッショナルで、私は彼のプレーに満足している」と擁護している。


