なぜスアレスがメッシの最高の相棒なのか…ビジャでもペドロでもネイマールでもなかった理由

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バルベルデ体制の中で、ウルグアイ人とアルゼンチン人は試合を重ねていく度に強力な攻撃力を増している。そんな2人のコンビネーションの秘密に迫る。

広場に行けるなんて思っても見なかっただろう。バルセロナ中心街から少し離れた場所がある。そこにはシンプルに1人の男性”レオ”になれる場所があった。メッシはスアレスのアドバイスのおかげで、カステイダフェルス(バルセロナの街)で普通の生活ができることを知った。そこにはバルセロナのスター選手が無邪気に2人の子供と歩いている姿がよく見かけられる。

サッカーに対する考え方が似ている、いわば同じ”DNA”を持っている選手がいる。メッシとスアレスのようにサッカー以外にも考え方や性格が近く気が合う選手もいる。グラウンド外では固い友情の絆で結ばれ、グラウンド内では常にお互いに競争意識を持って取り組んでいる。そのような2人の関係は1つの強力なエネルギーであり、2人のプレーを見れば言葉で表さなくても共感することが何かあると理解できる。メッシとスアレスは常にお互いを求め合ってきた。現在のバルベルデ体制になってから、4人のミッドフィルダー(イニエスタ、ブスケツ、ラキティッチ、パウリーニョ)、そして前線にはメッシ、スアレスというゴールデンコンビで、今までにない最高の布陣を完成させている。

Lionel Messi Luis Suarez Barcelona Real Sociedad

先日行われたリーガ・エスパニョーラ第20節のベティス戦の4点目のゴールを振り返ってほしい。スアレスはハーフラインよりも前線から簡単に素早くメッシへパスを送る。自分で運んでいくスペースがあったが、彼に一寸の迷いもなかった。メッシはそのまま流れるようにスペースへとボールを運ぶ。当たり前のようにディフェンスを交わし、最後には柔らかいタッチでゴールを決める。その流麗な動作は観客を魅了した。全てはスアレスのアイディア、バルセロナの10番にボールを託すのが最良の選択と判断し、生まれたゴールと言えるだろう。

2017-2018シーズンは2人で45ゴール強。メッシの歴史上では今までの成績や得点数から見て、スアレスがゴールデンコンビということになる。それはネイマール、ダビド・ビジャ、ペドロ・ロドリゲス、サミュエル・エトーをも抑えていることになる。

2014年にバルセロナに入団してから、スアレスは101ゴール47アシストを記録している。その中で20ゴールはメッシから“届けられた”ものである。バルセロナにおいてアタッカーの選手で、スアレスほど頻繁にゴール・アシストを決めている選手はいない。他にも同じアシスト数でダニエウ・アウベスがメッシのゴールをアシストしている。

ではスアレスに続く2番目のメッシへのアシスト王は誰だろうか? ペドロは2007-2015年までバルセロナのユニフォームに袖を通し18アシストを記録。そのうち14ゴールがメッシへのアシストである。チャンピオンズリーグ準々決勝で対戦するチェルシーのサイドアタッカーは、数字を見ればメッシへのアシスト数ランキング上位に入るだろう。実際には、ペドロがメッシへのゴールに繋がったパスのパーセンテージで表すと24,1%となっている。 (スアレス20,8%、イブラヒモビッチ18,7%、ネイマール17,6%) だがスアレス、メッシのゴールデンコンビはトップで勝率77,6%を記録している。ペドロ、メッシコンビは75,6%を記録している。

Messi Villa Pedro

次にメッシのアシストを多くしている選手は、2013年に入団し、昨年に退団したブラジル人クラック・ネイマールでリーグ戦68ゴールを決めている。そのうちの12ゴールはメッシからのアシストで、メッシへは14アシストを記録している。

FC Barcelona Messi Neymar Denis Suarez 22102016

ビジャ(2010-2013在籍)の記録も忘れてはならない。ビジャはバルセロナで通算33ゴールをマークし、メッシへのパス率も他の選手と比較しても最高の30,3%を記録している。だがメッシへのアシスト数となると他の選手と比べると少ない「8」にとどまっている。

ロナウジーニョ(2003-2008在籍)の記録はそこまで言及する必要はないだろう。ロナウジーニョ在籍時、デビューしたばかりだったメッシは、アシストを記録していない。ロナウジーニョはメッシへ5アシストを送っている。エトー(2004-2009在籍)はメッシのアシストから13ゴールを記録したが、メッシへのアシストはわずか4つである。

スアレスとのコンビが史上最高であることは一目瞭然である。1つ目の理由は、少なくとも契約満了の2021年までは一緒にプレーをする環境が整っている。2つ目は毎試合ごとに洗練されていく攻撃力が物語っている。ネイマールがいない”MSN”、クラブ史上最高額の移籍金を記録したコウチーニョの合流などが騒がれていたが、それすらも2人で破っていけるはずだ。ウルグアイ人アタッカーは唯一無二のゴールデンコンビとして、メッシの華やかなキャリアの歴史に欠かせない選手となった。これからまだまだ他の選手を寄せ付けない素晴らしい記録を2人で叩き出すだろう。

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