今夏ここまでの主な獲得・放出
【IN】
マット・ドハーティ(←ウォルバーハンプトン)
ジョー・ハート(←バーンリー/フリー)
ピエール=エミール・ホイビュルク(←サウサンプトン)
【OUT】
ヴィクター・ワニャマ(→モントリオール・インパクト)
トロイ・パロット(→ミルウォール/ローン)
ヤン・フェルトンゲン(→ベンフィカ)
ミシェル・フォルム
カイル・ウォーカー=ピータース(→サウサンプトン)
基本フォーメーション(4-2-3-1)
(C)Goal新スタジアム設立もあり、大きな負債を抱えているトッテナム。加えてコロナ禍であるため、厳しい財政状況へと追い込まれている。そのため、今夏に一線級の選手を獲得することは難しくなった。
とはいえ、ハリー・ケインとソン・フンミンという2大エースを残し、現状で大きな戦力ダウンはない。圧倒的な得点力を持つ2人の力を借りながら、カウンターからスティーヴン・ベルフワインやデレ・アリらがチャンスメイクをするスタイルは変わらないだろう。昨シーズンはクリーンシート数がワーストタイの4試合と守備の脆さを露呈した。新戦力を加え、堅実なジョゼ・モウリーニョ監督の色がどれほど浸透しているかどうかが、見どころとなりそうだ。
【GK・DF評価:B】最低限の“穴埋め”に
Getty守備陣ではヤン・フェルトンゲン、ミシェル・フォルムといったベテランが去り、代わりにマット・ドハーティ、ジョー・ハートが加わった。まさに穴埋めといった補強で、新戦力は地味な顔ぶれとなっている。
ただ、ドハーティは昨季のウルヴス躍進に貢献した立役者の一人。ウルヴスの昨シーズンの失点数はリーグ5位だっただけに、スパーズでも懸念だった右サイドバックのポジションをしっかりと埋める存在となりそうだ。ハートはあくまでも守護神ウーゴ・ロリスのバックアッパーという位置づけに落ち着くだろう。
【MF評価:B】量はあれども質に不安
(C)Getty Images昨シーズン途中にクリスティアン・エリクセンが去り、今夏もタンギ・エンドンベレやムサ・シソコに退団の噂がある中、加わったのはピエール=エミール・ホイビュルク。サウサンプトンでは主将も務めたファイタータイプで、攻守に貢献できる選手だ。指揮官が獲得を熱望したと伝えられるとおり、モウリーニョ好みの大型MFはスパーズでも問題なくスタメンに定着するはずだ。
中盤の陣容を見ると量は伴っているものの、質に若干の不安がある。前述のエンドンベレやシソコはモウリーニョの要求を満たしておらず、ジオヴァニ・ロ・チェルソもいまだイングランドでは本領を発揮しきれていない。指揮官が選手それぞれに適正ポジションを与えられるかが新シーズンの焦点となるだろう。
【FW評価:A】十分なスカッドに
Gettyケイン、ソン・フンミン、ベルフワインと充実のアタッカー陣が揃う最前線。バックアッパーとしてもエリック・ラメラ、ルーカス・モウラといった変化をつけられる選手がおり、補強の優先度は低いだろう。
ケインはビッグクラブからの興味を引きつける存在ではあるものの、コロナ禍において2億ポンド(約270億円)とも伝えられるケインの移籍金を支払えるクラブは皆無。昨シーズンとほぼ同様の面々で新シーズンに挑むこととなるはずだ。
【総合評価:B】モウリーニョの手腕に注目
Gettyほとんど昨季と変わらない面々で、新シーズンに挑むこととなりそうなトッテナム。ホイビュルクやドハーティはプレミアリーグでも実績のある実力者ではあるものの、チームの成績を劇的に上向かせる存在でない。
一方で、補強ポイントが残っていることも忘れてはならない。ドハーティを加えた最終ラインも、トビー・アルデルヴァイレルトの衰えが目立っており、厳しい状況だ。だが、コロナ禍もあり、今夏トッテナムがスタメンクラスの選手を補強できる可能性は低いだろう。
となると、試されるのは2年目のモウリーニョ監督の手腕。エンドンベレを筆頭に、昨季は輝けなかった選手が数多くいるだけに、彼らをどう扱い、チームにプラスをもたらすのかが注目だ。
【そのほかの戦力分析&補強まとめ】
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