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【戦力分析&補強まとめ~マンチェスター・U~】総合評価A:スタメン強力メンツも層に不安、今後の補強次第に

今夏ここまでの主な獲得・放出

【IN】
ドニー・ファン・デ・ベーク(←アヤックス)

【OUT】
アレクシス・サンチェス(→インテル)
タヒス・チョン(→ブレーメン/ローン)
アンヘル・ゴメス(→リール)

基本フォーメーション(4-2-3-1&4-3-1-2)

manchesteru(C)Goalmanchesteru(C)Goal

昨シーズン、冬に加入したブルーノ・フェルナンデスがリーグ戦14試合で8ゴール7アシストを記録するなどチームのレベルを一段階押し上げ、3位フィニッシュでチャンピオンズリーグ出場権を手にしたユナイテッド。スールシャール体制でもともと精度を高めてきた速攻だけでなく、クオリティのある選手を前線に揃えたことにより、遅攻での崩しのパターンも増え、格下相手への取りこぼしが減った。今シーズンも格下相手には個々のアイデアを活かす攻撃、強豪相手には前線のスピードを活かすカウンターをベースに勝ち点積み上げを狙っていくことになるだろう。

新戦力のファン・デ・ベークをポグバ、ブルーノ・フェルナンデスと同時起用する際には、スールシャール監督がこれまで何度か採用してきた4-3-1-2を使う場面もあるかもしれない。

【GK・DF評価:A】求められるCBと左SB強化

David de Gea, Dean HendersonGetty composite

昨年の夏に加入したハリー・マグワイアとアーロン・ワンビサカがすんなりとフィットし、レギュラーに定着した最終ライン。2人は今季も計算できる存在となるが、マグワイアの相棒となるセンターバックと、負傷が多いルーク・ショーの代役は可能ならば補強したいところだ。

昨シーズンの終盤はショーの負傷離脱を受けて20歳のブランドン・ウィリアムズが定位置を掴んだが、とりわけ守備時のポジショニングミスや攻撃時のサポートに関してショーとは雲泥の差であることを露呈した。また、ヴィクトル・リンデロフに関しては及第点のシーズンを過ごしたが、次点のセンターバックであるエリック・バイリーの不安定さを考えれば、このポジションも懸念となる。

一方で、GKはシェフィールド・ユナイテッドで素晴らしいシーズンを過ごしたディーン・ヘンダーソンが復帰。ダビド・デ・ヘアとの2頭体制となれば、世界最高の守護神争いが繰り広げられることになる。仮に2人とも残留すれば、スールシャール監督がどのような決断を下すか注目だ。

【MF評価:S】大きなファン・デ・ベークの補強

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ブルーノ・フェルナンデス加入後は、ポール・ポグバ、ネマニャ・マティッチと共に強力なトライアングルを形成。一方で、負傷が多いポグバと昨季終盤のブルーノ・フェルナンデスの疲労によるパフォーマンス低下を鑑みれば、もう一枚クオリティの高いMFが欲しかった。それだけに、アヤックスからオフ・ザ・ボールの動きと攻守にダイナミズムをもたらす23歳のドニー・ファン・デ・ベークを引き入れることができたのは大きい。

一方で、ブルーノ・フェルナンデス、ポグバ、ファン・デ・ベークの3人全員のコンディションが整った場合、逆に構成が難しくなるというジレンマも。中盤の守備を考慮すれば比較的攻撃的な3人を4-2-3-1で同時起用することはリスクが大きい。布陣変更などを含め、ここもスールシャール監督のマネジメントに注目だ。

【FW評価:A】ウイング獲得なるか

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昨シーズンにセンターフォワードに本格コンバートされたアントニー・マルシャルが期待に応え、PKなしでリーグ戦17ゴールを挙げる活躍を見せた。また、18歳のメイソン・グリーンウッドが右ウイングとしてレギュラーを掴み、ゴールに直結するプレーだけでなくつなぎの部分でも格段にプレー精度を高めており、確実に計算できる戦力となったのは大きい。

一方で、マーカス・ラッシュフォードは慢性的なケガもあってパフォーマンスに一貫性が求められる。オディオン・イガロのレンタル延長が決まったことは好材料だが、レギュラークラスのウインガーはもう1枚は欲しいところだ。

【総合評価:A】2選手を補強できれば…

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今夏の補強ポイントは順にウインガー、(ブルーノ・フェルナンデス&ポグバの代役となれる)ミッドフィルダー、左サイドバック、センターバック、アンカー、センターフォワードと言える状況で、そのうち3つはカバーしたいところだが、ここまでで補強できたのは優先度2番目のポジション1点のみ。

現時点で具体的に名前があがっているのは、ウインガー(=ジェイドン・サンチョ)、左サイドバック(=セルヒオ・レギロン、アレックス・テレス)、センターバック(=ダヨ・ウパメカノ)あたりだが、期限までに1人ないし2人は確保したいところ。エド・ウッドワードCEOの立ち回り次第では優勝を争うことも夢ではなくなるが、引き続き移籍市場での動向に注目だ。

【そのほかの戦力分析&補強まとめ】
マンチェスター・C編
チェルシー編
トッテナム編
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