Xabi AlonsoGetty Images

レアル監督シャビ・アロンソ、ヴィニシウス&エンバペの守備問題に…「守備時にFWが下がり攻撃時にDFラインが上がる。それがチームだ」

レアル・マドリーは19日にラ・リーガ開幕節、本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのオサスナ戦に臨む。前日会見に出席したシャビ・アロンソ監督は、マドリー指揮官として臨む初のベルナベウでの一戦で、勝利をつかむ意欲を示している。

「チームの全員が大きな期待を抱き、早くシーズンを始めたいと息巻いているよ。(プレシーズン期間は)2週間しかなかったが、それでも中身の濃い練習ができたし、早くベルナベウのピッチに立ちたいと思っている。最初の試合はいつだって大切なものだ」

レアル・マドリーのサポーターに約束することがあるかを問われると、こう返している。

「フットボールでは、行動の前に何かを約束しても基本的にうまくいかない。だが私たちは意欲にあふれているし、このエネルギーをスタジアムに持ち込んで、それに適応するプレーを見せられたらと思っている。明日から道を歩み始めたい」

レアル・マドリーが抱えていた問題の一つは、FWヴィニシウス・ジュニオールとFWキリアン・エンバペの守備意識の低さと指摘されてきた。改善されているかを質問されたシャビ・アロンソ監督は、何より重要なのはチーム全体の機能であると説いている。

「全ラインが意識しているかという問題だ。チームが後退するとき、ストライカーがプレーを放棄しないことは重要だが、それと同じく攻撃しているときにDFラインは上がらなくてはいけない。私たちはチームとしての機能性を求めている。そうなれば攻撃時、守備時の各ラインの距離感は改善を見るだろう。今の時代、そこを意識することが大切なんだ」

その一方で、先にレアル・マドリーに加わり、Bチーム登録となったMFフランコ・マスタントゥオノを、このオサスナ戦でデビューさせることを示唆している。

「明日、出場時間を手にする可能性はある。彼はクオリティー、エネルギーをチームにもたらす存在で、守備でも貢献できる。非常にアルゼンチン的な素晴らしい選手で、プレースキックを蹴ったりラストパスを出したりするためのスペクタクルな左足を持っている。見事なレベルの選手だよ」

マスタントゥオノはレアル・マドリー入団会見で、憚ることなく「世界最高の選手はメッシ」と宣言した。

「お気に入りの選手がメッシなのは当然だと思う。アルゼンチン人であれば、驚くことでもないだろう。ほかの選手の名前を言えというのかい?」

広告