2021-07-22-japanU24-rsa-kubo©Getty Images

“日本の至宝”久保建英の一撃で南アフリカに勝利! U-24日本代表、次戦はメキシコとの首位攻防戦

東京オリンピック(五輪)2020のグループA初戦、U-24日本代表vsU-24南アフリカ代表が22日に行われた。

ついに迎えた東京五輪初戦。これまで強化を進めてきた日本は、直前のキリンチャレンジカップ2021にて、U-24ホンジュラス代表に3-1で勝利し、優勝候補のU-24スペイン代表とも1-1で引き分けて良い勢いをもって本大会に臨んだ。

そして、南アフリカ戦のスタメンには久保建英や堂安律といった中心選手や、オーバーエイジ(OA)の吉田麻也、酒井宏樹、遠藤航ら。一方で、冨安健洋や三笘薫はメンバー外となった。

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試合の立ち上がりはボールを繋いで攻め込もうとする日本に対してブロックを敷いて受ける南アフリカという構図。5分にはボックスのわずかに外で林大地が倒されてFKを獲得する。キッカーの久保が直接狙ったシュートは壁に阻まれたが日本が優位に試合を進行していく。

15分には左サイドからのクロスが中央を越えてボックス右で久保がトラップ。冷静に左足を振り抜いたが枠を右に外れた。22分にも久保が左サイドから高精度のクロスを入れていくが飛び込んだ三好康児にはわずかに合わず。

強固なブロックを敷く南アフリカに対して主導権を握るもののなかなかシュートまで至らない日本。32分にはボックス内で堂安からのパスを受けた林が南アフリカDFを背負いながらも強引に振り向いてシュートを放ったがGKロンウェン・ウィリアムズにキャッチされる。

その直後にもボックス左に抜け出した三好が左足でシュートを浴びせたが、ここでもGKウィリアムズがわずかに触れて得点とはいかない。34分、右CKの流れから堂安のパスを受けた林がネットを揺らしたがオフサイドと判定される。

前半終了間際にはボックス手前やや右で田中碧がFKを獲得し、キッカーを久保が務める。しかし左足で放ったシュートはわずかに右に外れ、前半はスコアレスで終了した。

後半に入っても日本がボールを握る。50分には右サイドでボールを持った久保が堂安とのワンツーでボックス内に侵攻。左足でシュートを放ったが枠を右に逸れた。

続く53分にもボックス内に抜け出した林がヒールで落として走り込んだ堂安が右足でシュートを浴びせたがGKウィリアムズがここもキャッチ。また、林が抜け出したプレーに対してオフサイドの笛が鳴った。

さらに56分にも左サイドの中山雄太が絶妙なクロスを供給する。飛び込んだ林が右足で至近距離からシュートを放ったがGKウィリアムズが弾き出す。日本は60分に三好に代えて相馬勇紀を送り出す。

その後も南アフリカの守備に苦しむ日本だったが、71分に打開したのは日本の至宝だった。田中の大きな展開を受けて右サイドでボールを持った久保がカットインして左足を一閃。シュートは左ポストに跳ね返りながらゴールに吸い込まれた。

日本は直後に林と中山に代えて上田綺世と旗手怜央を投入。守りに入ることはなく攻撃に変化をつけるためのカードを切る。

反撃に出る南アフリカは77分にボックス中央で横パスを受けたルーサー・シンがシュートを放つ。ヒヤリとさせられる場面となったが、GK谷晃生がキャッチして事なきを得る。

選手交代を行いながら高い位置まで運ぶシーンを増やしている南アフリカ。日本は85分に堂安に代えて町田浩樹を投入して左サイドバックに入っていた旗手を一列前に上げる。

そして、試合は日本が1点のリードを保ったまま終了の笛。金メダルを目標に掲げる森保ジャパンがまずは勝ち点3を手にした。

なお、グループA第1節のもう一試合であるU-24メキシコ代表vsU-24フランス代表ではメキシコが4-1で快勝。順位表は首位メキシコ、2位日本、3位南アフリカ、4位フランスという並びとなった。

日本は次節、自力での首位浮上をかけて25日に埼玉スタジアム2002でメキシコと対戦する。

■試合結果
U-24日本代表 1-0 U-24南アフリカ代表

■得点者
日本:久保建英(71分)
南アフリカ:なし

■東京五輪|関連情報

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