東京オリンピック(五輪)2020でU-24日本代表は31日、U-24ニュージーランド代表と茨城カシマスタジアムで準々決勝を戦い、延長PK戦の末、2012年ロンドン五輪以来となる準決勝進出を決めた。
グループAを大会唯一の3連勝で終えた日本は、U-24韓国代表などと同居したグループBを2位通過したニュージーランドと対戦。スタメンには、3戦連続ゴールの久保建英(レアル・マドリード)、背番号10の堂安律(PSV)、フランス戦から復帰した冨安健洋(ボローニャ)が顔を並べた。オーバーエイジ(OA)では吉田麻也(サンプドリア)と遠藤航(シュツットガルト)が先発するも、酒井宏樹(浦和レッズ)は累積警告によりメンバー外。右サイドバックには、橋岡大樹(シントトロイデン)が初先発した。
互いに集中した緊張感あふれる一戦は、スコアレスのまま90分が終了し、延長戦でも決着がつかず。勝敗はPK戦に持ち越された。本大会全試合にフル出場していたGK谷晃生(湘南ベルマーレ)が、ニュージーランド2人目のキッカー、リベラト・カカーチェのシュートをセーブし勝利を導いた。
背番号12の守護神が試合後のフラッシュインタビューに応じた。
開口一番「ホッとしています」と笑顔を見せた谷。PK戦の前に川口能活GKコーチと話していたことについて問われると、「相手のキッカーの情報を紙に書いて、バーっと見ていたんですが、覚え切れないというか。でも、能活さんに最後『お前の判断でお前が自信を持ってやれば絶対止められる。ヒーローになってこい』と言って送り出してもらった」と答えた。幾多の修羅場を経験してきた川口GKコーチの存在が、大きな後ろ盾となっていた。
拮抗した難しい展開の中でピンチもあったが、DF陣含め全員が集中して無失点で120分を終了。「難しいゲームになりましたが、守備がゼロで追われたことが、PK戦での勝ちにつながった」と振り返る。そして来る準決勝・スペイン戦に向けて最後にこう結んだ。
「難しいゲームになると思いますが、自分がしっかり仕事をしてチームを勝利に導けるように。今日から切り替えて最善の準備をしたいと思います」
難敵・ニュージーランドを破った日本は8月3日、埼玉スタジアムでU-24スペイン代表と準決勝を戦う。
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