東京オリンピック(五輪)2020の3位決定戦、U-24メキシコ代表vsU-24日本代表が6日に行われた。
日本はグループAを3連勝で首位通過し、準々決勝でU-24ニュージーランド代表にPK戦の末に競り勝ったが、続く準決勝ではU-24スペイン代表に延長戦の末に惜敗。3位決定戦に回ることとなった。
3位決定戦では、準決勝でU-24ブラジル代表とPK戦までを戦っていたメキシコと対戦することに。メキシコはグループA第2節でも日本と対戦しており、その際は日本が2-1で勝利していた。
スタメンには準決勝を出場停止により欠場していた冨安健洋が復帰。オーバーエイジ(OA)の吉田麻也、酒井宏樹、遠藤航も引き続きスタートリストに名を連ねた。また、久保建英や田中碧、堂安律も継続してスタメン入り。ワントップには林大地が選ばれ、最後方ではGK谷晃生がゴールを守る。
探り合うような形の立ち上がりの中で比較的優位に試合を運ぶメキシコに対して日本はバランスを崩さずに対応していく。3分、ディエゴ・ライネスが右サイドからドリブルを仕掛けて左足でシュート。メキシコがまずはファーストシュートを放ったが酒井がブロックして枠には飛ばさせない。
メキシコの優勢が続く序盤、日本にとっては最悪の展開が訪れる。アレクシス・ベガがドリブルを仕掛けてボックス左に侵攻していこうかというところでチェックにいった遠藤が倒してしまう。主審が笛を鳴らしてPKの判定が下される。13分にキッカーのセバスティアン・コルドバが冷静に左下隅に流し込み、メキシコに先制された。
反撃に出る日本は18分、遠藤がボックス内の林に縦パスを当ててそのまま走り込む。林がヒールパスを送ると遠藤が抜け出したがシュートを放つ目前でGKギジェルモ・オチョアにセーブされた。
22分、メキシコが日本に追い打ちをかける。日本陣内中央左付近でのFKの場面でキッカーのコルドバが左足で蹴り込む。ボックス中央で反応したホアン・バスケスに頭で沈められて日本は2点のビハインドを背負う。
それでも25分には久保からのパスを受けた相馬勇紀がボックス左で前を向く。そのまま中央にドリブルして右足を振り抜いたが、シュートは枠を右に外れた。
その後も左サイドを中心に仕掛けて幾度かボックス内に入っていく日本だったが、メキシコも守備に比重をかけつつ落ち着いてしのぐ。前半中に得点を決めることはできないまま、2点のビハインドのまま試合を折り返した。
日本はハーフタイム中に選手交代を敢行。相馬に代えて旗手怜央を送り出して攻撃に変化をつけていく。
中盤での一進一退の攻防が続く後半。50分には右サイド深い位置で久保がファウルを受けてFKを獲得する。そのままキッカーを務めた久保がクロスを蹴り込むが味方には合わない。
53分にはボックス左でボールを持った遠藤がメキシコDFを一枚かわして左足でクロス。飛び上がった堂安が頭で合わせたが枠を越えた。直後にはカウンターからコルドバにシュートを浴びせられたがGK谷がセーブして難を逃れる。
その後、メキシコにアクシデントが発生。ボックス内でシュートを放とうとして日本の選手と交錯したライネスが足を痛めた様子で57分にウリエル・アントゥナとの交代を強いられた。
しかし、メキシコはその暗雲を振り払うかのごとく日本をさらに窮地に追い込む。58分、左CKの場面でキッカーのコルドバが左足でクロスを供給。飛び込んだベガが強烈なヘディングシュートを放って3点目を決めた。
とにかく点を取るしかない日本は62分に2枚替え。林と中山雄太に代えて上田綺世と三笘薫を起用する。攻撃的なカードを次々と切って前に比重をかけていく。68分には三笘のパスを受けた上田がボックス中央手前でフリーになったが右足のシュートはGKオチョアに弾かれた。
メキシコが効率的にカウンターを繰り出してくる中で攻撃を続ける日本。71分にも疲労が色濃く見える田中碧に代えて板倉滉を送り出した。しかし、球際に強いメキシコの守備を前に簡単にはチャンスを作ることができない。
75分にはメキシコDF2人に寄せられながらもボックス左でボールを持った三笘が左足でシュート。しかしここも名手オチョアにわずかに触られて得点にはつながらない。
それでも78分、ボックス手前中央でボールを持った三笘が切れ味鋭い身のこなしで切り返してボックス内に侵攻。左足でゴール上方を打ち抜いて1点を返した。ここから猛追していきたい日本。森保一監督は5枚目のカードを使って遠藤に代えて三好康児を起用する。
しかし、日本がそれ以上点差を縮めることはできないまま試合が終了。開催国として継続した強化を続けてきたこの世代の日本だったが、東京五輪で銅メダルを手にすることは叶わず4位で終えることとなった。
■試合結果
U-24メキシコ代表 3-1 U-24日本代表
■得点者
メキシコ:セバスティアン・コルドバ(13分)、ホアン・バスケス(22分)、アレクシス・ベガ(58分)
日本:三笘薫(78分)
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