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【プレミア勢の補強審査vol.2】負傷者続出で補強急務…モウリーニョの願いは叶うのか?~トッテナム編~

1月1日に冬の移籍市場がオープンした。『Goal』では5大リーグの中で最も動きが活発なプレミアリーグのビッグクラブの補強ポイントを考察。6回にわたり、リヴァプール、マンチェスター・シティ、チェルシー、トッテナム、アーセナル、マンチェスター・ユナイテッドの補強の動きを特集する。第2回は、トッテナム編だ。

【補強ポイント】

CHRISTIAN ERIKSEN TOTTENHAMGetty Images
(1)クリエイティブなプレーメーカー
(2)安定をもたらせる右サイドバック
(3)長期離脱が見込まれるケインの代役

第21節を終えて8勝6分け7敗、順位こそ6位ながら不安定な戦いが続くトッテナム。成績不振を理由にチームに大きな成功をもたらしたマウリシオ・ポチェッティーノを解任し、ジョゼ・モウリーニョを招へいする大ナタを振るったが、今一つ望んだような結果が出ていない。新体制ではクリーンシートが1試合のみと、守備陣の補強は急務。さらに、エースのハリー・ケインやムサ・シソコら格となる選手が大ケガに見舞われ、クリスティアン・エリクセンは退団濃厚。1月のマーケットでは彼らの代役確保も必要だ。

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【推薦候補①】MFトマ・レマル(24歳、アトレティコ・マドリー)

Thomas Lemar Atletico MadridGetty Images
市場価値:3000万ユーロ(約36億円)
主な競合相手:アーセナル
移籍実現度:70%

7000万ユーロとみられる大金でアトレティコに加入したフランス人プレーメーカーだが、スペインではその価値に見合う活躍はできず。ストライカー獲得へ向けて資金が必要なアトレティコは、今冬に現金化を図っている。今季は退団濃厚なエリクセンが本調子ではないことがトッテナムに深刻な影響を与えており、試合をコントロールできる選手が必要な状況。そのため、レマルは獲得すべき選手の1人と言えそうだ。すでにダニエル・レヴィ会長が動き出しており、買い取りオプション付きのローンでオファーするとも報じられている。

【推薦候補②】DF酒井宏樹(29歳、マルセイユ)

2019-12-25 Sakai Hiroki MarseilleGetty Images
推定移籍金:900万ユーロ(約11億円)
主な競合相手:-
移籍実現度:15%

システム上、攻撃にアクセントを加えることが求められるセルジュ・オーリエだが、守備面での不安定さを露呈し、狙われるシーンも目立っている。さらにカイル・ウォーカー=ピータースもプレミアリーグのレベルに達しているとは言い難く、信頼できる右サイドバックは是が非でも欲しいところ。フランスでも国際大会でも実績十分で、左右どちらでも高次元なプレーを見せる日本代表DFへ、トッテナムは昨夏から継続して関心を寄せているとみられる。しかし、リーグ・アン2位につけるマルセイユで絶対的な地位を築くこと、そして本人も愛着を感じていることから、実現は難しいかもしれない。

【推薦候補③】FWクリシュトフ・ピョンテク(24歳、ミラン)

Piatek Milan Lecce Serie AGetty
市場価値:3200万ユーロ(約39億円)
主な競合相手:-
移籍実現度:40%

ケインの離脱によって攻撃陣の補強も急務。1トップに強さと得点力を兼ね備えるストライカーを求めるモウリーニョにとって、代役確保も実現させたいところ。今季は18試合4ゴールと苦しむピョンテクだが、ズラタン・イブラヒモヴィッチ加入によってさらに出場機会の減少が予想される。また、資金難のミランは1月の放出を望んでいることも報じられた。今季の不調、さらにプレミアリーグ初挑戦という部分は不安視されるが、枚数を確保しなければいけない状況で、昨季22ゴールを奪ったポーランド代表FWを獲得できるチャンスでもある。

【後半戦理想フォーメーション】

2020_1_9_spurs(C)Goal

“ビジネスマン”レヴィ会長は、エリクセンを夏にフリーで手放すよりかは移籍金を得られる冬に手放す意向。ロリスの復帰が迫っているとはいえ、ケインが3~4月までの戦線離脱が予想される中で、チーム強化は間違いなく必要だ。モウリーニョは就任に際し、補強資金について約束させたとも伝えられている。

まず求められるのが、攻撃時にクリエイティブな才能を発揮できる選手。相手ライン間で動き回り、アタッカーを活かせる選手の獲得が最優先だ。プレミアリーグでは未知数だが、レマルは獲得の絶好のチャンスと言えるだろう。彼が加入すれば、ソン・フンミンや好調デレ・アリによりチャンスを提供でき、さらにビルドアップ時の問題解決に一役買ってくれるはずだ。

またケインの状況次第ではストライカーの獲得も必要となるが、右サイドバックは質・量ともに不足している。モウリーニョはオーリエに不満を募らせているようだが、現状は彼しか起用できる選手がいない。酒井の獲得は非常に難しいディールとなりそうだが、攻守両面で戦える日本代表DFへ高額を投資してもお釣りは帰ってくるだろう。

【プレミア勢の補強審査vol.1~マンチェスター・U編~】
【プレミア勢の補強審査vol.2~トッテナム編~】
【プレミア勢の補強審査vol.3~チェルシー編~】
【プレミア勢の補強審査vol.4~アーセナル編~】
【プレミア勢の補強審査vol.5~マン・C編~】
【プレミア勢の補強審査vol.6~リヴァプール編~】

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