ムバッペ、ハーランド、久保建英…2030年に『Goal 50』受賞の可能性がある神童たち
- Goal 50
- NxGn
- Mason Greenwood
- バイエルン・ミュンヘン
- Ansu Fati
- クリスティアーノ ロナウド
- Erling Haaland
- Frenkie de Jong
- レンヌ
- パリ・サンジェルマン
- マンチェスター・ユナイテッド
- 久保 建英
- ブンデスリーガ
- Giovanni Reyna
- ユヴェントス
- カイ ハヴェルツ
- ジェイドン サンチョ
- ドルトムント
- キリアン ムバッペ
- Alphonso Davies
- リヴァプール
- リーグ アン
- Youssoufa Moukoko
- レアル・マドリー
- バルセロナ
- UEFAチャンピオンズリーグ
- プレミアリーグ
- ラ リーガ
- フィル フォーデン
- トレント アレクサンダー=アーノルド
- クリスチャン プリシッチ
- セリエA
- マンチェスター・シティ
- チェルシー
- Features & Opinions
- Jude Bellingham
- ヴィニシウス
- アトレティコ・マドリー
- Eduardo Camavinga
- João Félix
今年も『Goal 50』の受賞者が決まり、人々の興味は早くも来年の受賞者は誰なのかということに向けられている。
男子のリストでは、2020年の勝者であるロベルト・レヴァンドフスキをはじめ、リオネル・メッシ、クリスティアーノ・ロナウド、ネイマールなど、これまでと同じ顔ぶれが並ぶことが予想される。そして彼らの中で、頂点に向けた激しい争いが繰り広げられるだろう。
しかし、彼らのようなスーパースターが第一線を退いた後はどうなるのだろうか。世界のサッカー、そしてこの「個」を競う至高の争いは10年後どのようなものとなっているのだろうか。どんなスポーツでも10年後を予想することなど不可能だが、『Goal』は2030年の『Goal 50』で、頂点を争うであろう若手スター選手たちをピックアップした。
- Getty Images
フレンキー・デ・ヨング
バルセロナでの最初のシーズンは、期待通りというわけにはいかなかったが、おそらくこの先10年の間に、バルセロナの中盤に欠かせない存在となるだろう。
数年の間にオランダでは卓越した才能を持つ選手が現れることが予想されるが、2030年の『Goal 50』では33歳を迎えるこのスターは、10年後にはクラブと代表の両方で経験豊富なリーダーとなっている可能性が高い。
- Getty
クリスチャン・プリシッチ
ボルシア・ドルトムントで成功を収めたのが非常に若いときだったため、プリシッチがまだ22歳であるという事実を忘れてしまいがちだが、彼のキャリアはまだまだこれからだ。
彼のチェルシーでの昨シーズン後半のパフォーマンスは圧巻であり、プレミアリーグにおけるスーパースターとしての資質を示した。アメリカ代表は現在エキサイティングな若いチームを編成しており、プリシッチはそこで有り余る才能を発揮してくれることだろう。
-
- Getty
トレント・アレクサンダー=アーノルド
すでにアレクサンダー=アーノルドは、多くの人々に世界最高の右サイドバックの一人として認められている。
しかし、このリヴァプールのスターはエネルギーと創造性に満ちていることから、10年のうちに中盤へとポジションを変えていくと予想している人も多く、ワールドクラスの8番としての活躍も期待されている。
それが現実になれば、2030年に31歳を迎えるイングランド代表の彼は、その時点で2つのポジションをマスターしているということになる。
- Getty
キリアン・ムバッペ
おそらく現在世界で最も市場価値の高いフットボーラーは、キリアン・ムバッペだ。彼の実力は青天井であり、これから10年の間に世界最高のプレーヤーへの階段を上っていくことだろう。
今から2030年までに、ムバッペが一度も『Goal 50』を受賞しなければ驚きだが、それでも10年後の彼はまだ31歳であり、おそらく第一線での活躍を続けていることだろう。
-
- Getty
カイ・ハヴェルツ
莫大な移籍金でチェルシーに加入したが、まだプレミアリーグでその真価は発揮できていない。しかし彼のポテンシャルは疑いようがなく、今後10年で彼がドイツ代表を牽引する存在になると信じてやまない人は多い。
2030年に31歳になるハヴェルツは、その時点でキャリアのピークこそ過ぎているかもしれないが、持ち前のインテリジェンスとスキルでこの個人賞をものにしているかもしれない。
- Getty
ジョアン・フェリックス
アトレティコ・マドリーでの最初のシーズンは浮き沈みがあったが、今シーズンでは早々に、アトレティコが1億2600万ユーロもの大金を投じた理由を示しつつある。
この先の10年で、フェリックスはポルトガルを牽引するフォワードとして、クリスティアーノ・ロナウドからのバトンを引き継ぐことになるだろう。そしてもちろん、まだ21歳の彼にはこの個人賞にチャレンジする期間も多く残されている。
- (C)Getty Images
ジェイドン・サンチョ
過去2シーズンでワールドクラスのポテンシャルを示したサンチョは、2030年にはドルトムントでプレーしていない可能性が高い。しかし移籍先がどこであれ、そのクラブは世界最高のサイドアタッカーの一人をスカッドに迎え入れることになる。
また彼には、イングランド黄金世代のリーダーとしての役割も期待されており、多くの人はこれから10~15年の間にスリーライオンズ(イングランド代表の愛称)が、タイトル争いを演じ続けてくれることを期待してやまない。
- Getty
フィル・フォーデン
この先数年での、イングランド代表のトロフィー獲得のために期待されているもう一人の選手がフォーデンだ。彼はペップ・グアルディオラ率いるマンチェスター・シティで、今や中心選手と呼べる存在にまで成長を遂げた。
10年後には30歳になるが、世界が2030年を迎えるのを待たずに彼が世界を代表するミッドフィルダーになることは、ほぼ決定事項といっていいだろう。
-
- Getty
ヴィニシウス・ジュニオール
レアル・マドリーでのキャリアが3シーズン目に突入したヴィニシウスは、ついにラ・リーガで次のレベルへと進むために要求されていた粘り強さを身に付けつつある。
ブラジル代表はネイマールに代わる次世代のスーパースターを求め続けてきたが、かつてフラメンゴでもプレーしたこの神童が、新たなるセレソンのリーダーとしてふさわしいだろう。
- Getty
アーリング・ハーランド
すでに数え切れないほどのゴールに関連する記録を保持するハーランドだが、これからの10年で彼がさらなる飛躍を遂げることは間違いない。2030年にはおそらく、世界最高のストライカーに成長していることだろう。
10年後には30歳になるこのノルウェーのスターだが、レヴァンドフスキが32歳で初めて『Goal 50』を受賞したことを考えれば、ハーランドにはまだたっぷりと時間が残されていることになる。
- Getty
アルフォンソ・デイヴィス
12か月前、まだ10代だったウインガーのデイヴィスはバイエルン・ミュンヘンのファーストチームの方針により、競争の多い得意なポジションからのコンバートを余儀なくされた。
しかし、話を2020年まで進めてみると、デイヴィスは今では世界で最もエキサイティングな左サイドバックとして認められている。彼はその攻撃センス、驚くほどのリカバリースピード、タックルの技術を組み合わせることで、ゲームの流れを変えられる選手となった。
カナダ代表も年々力をつけていることを考えれば、弱冠20歳の彼にとって次の10年が実りの多い期間になることは間違いない。
- (C)MutsuFOTOGRAFIA
久保建英
レアル・マドリーでの公式戦デビューを待ち望んでいる久保だが、レンタル先のマジョルカやビジャレアルでの活躍により、このティーンエイジャーの名はラ・リーガではすでに知れ渡っている。
かつてのバルセロナアカデミーのスターは、来シーズンにはサンティアゴ・ベルナベウへと戻ってくるだろう。これからの10年で日本フットボールの象徴的な存在となるであろう彼は、アジア人として初の『Goal 50』受賞を狙う。
-
- Getty
メイソン・グリーンウッド
イングランドが長年現れることを待ち望んだ天才フィニッシャーこそ、このグリーンウッドだ。彼はマンチェスター・ユナイテッドでの素晴らしいパフォーマンスにより、すでにスーパースターの素質があることを証明してみせた。
彼やサンチョ、フォーデン擁するこの先10年のイングランド代表は、他国にとっては大きな脅威となるだろう。また、ユナイテッドが再びリーグ優勝を狙えるチームになるために、彼に懸かる期待も大きい。
- Getty Images
アンス・ファティ
過去およそ12か月間で、ファティはティーンエイジャーとしてバルセロナにおける多くの記録を塗り替え続けた。そしてカンプ・ノウでは、彼こそがリオネル・メッシの真の後継者であるという声が高まり続けている。
2030年末ごろに28歳になるファティはその頃にピークを迎える可能性が高く、クラブやスペイン代表に多くのトロフィーをもたらしていることだろう。そしてもちろん、このギニアビサウ生まれの新星が、『Goal 50』の頂点に上り詰めることも期待されている。
- Getty
エドゥアルド・カマヴィンガ
最高のクオリティを持つこの18歳は、先10年でワールドクラスのスーパースターに化ける素質をすべて兼ね備えており、遠くない将来レンヌを離れてプレーすることになるだろう。
すでにフランス代表にも招集されている彼は、2030年のワールドカップではレ・ブルー(フランス代表の愛称)の中心選手となることが期待される。それが現実となれば、彼にも『Goal 50』などの個人賞への道が開けるだろう。
- Getty
ジョヴァンニ・レイナ
もしプリシッチが2030年のアメリカ代表でリーダーになり損ねていたとしたら、レイナが彼に取って代わり、その役割を果たしている可能性が非常に高い。
17歳にしてすでにボルシア・ドルトムントでレギュラーの座をつかんでいる彼は、2030年までに全盛期を迎えるだろう。そんな唯一無二のプレーヤーを擁するアメリカ代表のワールドカップ制覇も、現実味を帯びてくる。
-
- Getty Images
マティアス・アレソ
故郷ウルグアイで「ルイス・スアレスの後継者」と呼ばれる17歳のアレソは、すでにリーベルプレート・モンテビデオのトップチームで40試合以上に出場しており、遠くない将来に舞台をヨーロッパに移すとみられている。
もし彼が、かつてリヴァプールとバルセロナで活躍した偉大な先輩の足跡をたどることができれば、2030年までには最高のゴールスコアラーへと変貌を遂げていることだろう。
- Getty
ジュード・ベリンガム
移籍金に2300万ユーロもの値がつく17歳はほとんどいない。しかし、これは今夏実際にボルシア・ドルトムントがベリンガム獲得のために支払った金額であり、すでに彼はその値打ちをブンデスリーガでの素晴らしいパフォーマンスで証明した。
ベリンガムの調子の良さは、11月に彼が初めてイングランド代表に招集されたことからもうかがえる。彼はおそらく2030年までに代表での地位を確立し、欧州でも指折りのセントラル・ミッドフィルダーの一人として名を馳せることだろう。
- Instagram.com/ilias.ac
イリアス・アコマック
バルセロナのユースチームについてよく知る人は、彼を「モロッコのメッシ」と呼ぶ。彼はまだ16歳ながらバルサBでデビューを果たし、存在感を放っている。
アルゼンチンの天才になぞらえられる程に、彼がボールを持った際のスキルと安定感は際立っている。今後トップチーム昇格を果たすことができれば、ファティを超える偉業を成し遂げてくれる期待感が持てる選手だ。
- Getty
ユスファ・ムココ
新世代の天才ムココは、ボルシア・ドルトムントで12歳ながらU15カテゴリの相手ディフェンスを次々と粉砕し、未来のスーパースターの名をほしいままにした。
16歳になったばかりのムココは、ついにトップチームで解き放たれる。もし彼がユース時代の勢いそのままにゴールを量産し続ければ、ドルトムントとドイツ代表はこの先10年もの間、攻撃をリードしてくれる選手を手にしたこととなる。
-
- Getty Images
クリスティアーノ・ロナウド・ジュニア
少々気が早い人選かもしれないが、バロンドールを5度受賞したクリスティアーノ・ロナウドの長男は、父親のフットボールの才能をしっかりと受け継いでいる。
ユヴェントスの下部組織ですでに多くのタイトルを獲得しているロナウド・ジュニアは、10年後にやっと20歳を迎える。しかし、もし彼がそのキャリアでスタートダッシュに成功すれば、父と同じようにトロフィーに囲まれた現役生活を送ることも十分に考えられるだろう。