tottenham-arsenal(C)Getty Images

1位vs14位のダービー…トッテナム×アーセナル、今季のベスト&ワースト選手TOP5は?

  • bukayo-saka(C)Getty Images

    BEST 5:ブカヨ・サカ(アーセナル)8試合1ゴール

    昨年トップチームデビューを果たしたばかりの新星は、瞬く間にスターダムに駆け上がった。本職の左サイドからウイングバック、サイドバック、インサイドハーフ、右サイドと様々なポジションで起用されながら、すべての能力が飛躍的に向上。イングランド代表でもポジションを確保しつつある。今季絶不調のアーセナルの中で、チャンメイクにおける彼の負担は大きなものに。それでも指揮官の信頼に応え、得意のドリブルから正確なパス、ボックスへの侵入で可能性を感じさせるパフォーマンスを続けている。チャンスの割にゴール数が少ないところは欠点だが、自身初のノースロンドン・ダービーで大きな仕事をやり遂げることができるだろうか。
  • 広告
  • gabriel-magalhaes-arsenal(C)Getty Images

    BEST 4:ガブリエウ・マガリャンイス(アーセナル)9試合2ゴール

    今季リールから大きな期待を受けて加入したが、その期待以上の活躍を見せている。190cmの長身に屈強な体を持ちながらスピードも申し分なく、果敢なタックルにインターセプトで広いスペースをカバー。早くもアーセナル守備陣の柱となった。またミケル・アルテタ監督が要求するビルドアップ面でも、正確なパスから思い切りの良いロングフィードで貢献。セットプレーから2ゴールを奪っており、空中戦でも強さを発揮する。強力攻撃陣を擁するトッテナムとの一戦でも、彼の出来がチームの浮沈の行方を左右するはずだ。
  • Pierre-Emile-Hojbjerg(C)Getty Images

    BEST 3:ピエール=エミール・ホイビュルク(トッテナム)10試合1アシスト

    このデンマーク代表MFは、今夏のプレミアリーグにおけるベスト補強の選手の一人と言えるだろう。ここまで、フィールドプレーヤーではチーム唯一プレミアリーグの全試合にフル出場。強靭なフィジカルと危険察知能力、的確なパスでもって中盤の底に君臨している。プレミアリーグでのパス本数は全クラブのDF陣やマンチェスター・シティのロドリらを上回り、リーグ最多の「752」を記録。タッチ数とタックル数でもリーグ全選手の中で3位に位置しており、推定1500万ポンドの移籍金が完全にバーゲンと言える活躍ぶり。首位チームのエンジンとして圧巻のパフォーマンスを継続している。
  • 2020-12-02-kane(C)Getty Images

    BEST 2:ハリー・ケイン(トッテナム)10試合7ゴール9アシスト

    トッテナムの押しも押されもせぬエースこそ、ハリー・ケインだ。今季はソン・フンミンとの補完性抜群のコンビで猛威を振るっている。10試合で7ゴールという得点力も評価されて然るべきだが、9アシストという自己最高の成績が進化の証。今季はプレーエリアをやや下げ、“偽9番”として振る舞い、相棒のソンを支えている。これまではその器用さゆえから、自身の仕事に専念できていない側面もあった中で、プレーメーカーとして新境地を開拓した格好だ。負傷によりアーセナル戦の出場が微妙と伝えられるが、彼が間に合うかどうかは試合に大きな影響を及ぼすだろう。
  • Son-Heung-Min(C)Getty Images

    BEST 1:ソン・フンミン(トッテナム)10試合9ゴール2アシスト

    この2クラブだけでなく、プレミアリーグ全体においても最高レベルのパフォーマンスを披露している選手と言えるだろう。圧巻だったプレミアリーグ第2節サウサンプトン戦での4発を含め、今季公式戦16試合で12ゴール5アシストをマーク。ジョゼ・モウリーニョ監督の下で、カウンターの旗手として最も欠かすことができない選手の一人となっている。直近のノースロンドン・ダービーでは、1ゴール1アシストで2-1の逆転勝利の立役者に。無論、ここでも最注目の一人となる。
  • david-luiz-arsenal(C)Getty Images

    WORST 5:ダビド・ルイス(アーセナル)6試合

    アーセナル2シーズン目、ポジション争いもあって出場機会を減らす現状だが、先発したプレミアリーグ5試合の成績は「1勝4敗」。第3節リヴァプール戦(1-3)での失点に直結するクリアミスに代表されるように、スピードの欠如や軽率な判断ミスが目立ってしまっている。アルテタ監督は、試合によってCBにも高い位置で相手の攻撃の芽をつぶすことを求めるが、33歳となったブラジル人DFには酷な要求かもしれない。撤退時にボックス内で相手の攻撃を跳ね返す力や正確なフィードは未だにアーセナルでもトップだが、苦しい日々が続いている。
  • 2020-12-02-sanchez(C)Getty Images

    WORST 4:ダビンソン・サンチェス(トッテナム)4試合

    2017年の加入以来、継続的に出場機会を得てきたダビンソン・サンチェス。今季はヤン・フェルトンゲンが退団したこともあり、より中心的な役割を担うことも期待されていたが、ここまではリーグ戦4試合の出場にとどまっている。第4節マンチェスター・ユナイテッド戦ではPKを献上、続く第5節ウェスト・ハム戦でオウンゴールを喫し、以降は出場機会を得ることができていない。直近のチェルシー戦では、トビー・アルデルヴァイレルトが負傷していたため、先発の可能性も伝えられたが、モウリーニョ監督がスタメンに選んだのは若手DFジョー・ロドン。序列は4番手となり、加入以来最大の苦境を迎えている。
  • aubameyang(C)Getty Images

    WORST 3:ピエール=エメリク・オーバメヤン(アーセナル)10試合2ゴール1アシスト

    加入以降素晴らしいパフォーマンスを続け、主将に就任した昨季はFAカップ優勝の立役者に。今季も開幕戦でネットを揺らした後、新契約にサインしクラブやファンを喜ばせた。しかし、その後プレミアリーグではPKによる1ゴールのみ。リーグ戦は全試合フル出場だが、10試合でシュート数「18」と期待を裏切るパフォーマンスだ。アーセナルのゴール数は「10」と悲惨な数字(ワースト4位)。もちろん彼だけの責任ではないが、その要因の一端となっていることは間違いない。直近の試合では笑顔もなく、自信を失っていることを感じさせているだけに、今回のビッグマッチで活躍してメンタル面でもリフレッシュしたい。
  • 2020-12-02-alli(C)Getty Images

    WORST 2:デレ・アリ(トッテナム)2試合

    今季は出場機会が激減。開幕節エヴァートン戦で前半のみの出場となると、以降は第4節のマンチェスター・ユナイテッド戦に途中出場したのみで、それ以外の8試合でベンチ外となっている。ジョゼ・モウリーニョ監督は以前に確執を否定したものの、出場状況を見れば、指揮官からの信頼を得られていないことは明らか。同僚のエリック・ダイアーが「彼のクオリティがもたらすものはわかっている」と話す通り、その高いポテンシャルは証明済みだが、パフォーマンスにムラがあるのが難点。木曜日のLASK戦で奪ったPKでのゴールを復調のキッカケにしたいところだ。
  • pepe(C)Getty Images

    WORST 1:ニコラ・ペペ(アーセナル)8試合1ゴール

    その独特な「間」と切れ味あるドリブル、正確なキックで、停滞しがちなアーセナルの攻撃にアクセントを加える貴重な存在。だが、久しぶりに先発起用された第9節リーズ戦(0-0)で、プレーと関係ない場所で相手にヘッドバットをみまう愚行を犯し、一発退場&3試合出場停止処分に。試合の数日前のインタビューでは出場機会の少なさに不満を感じていることを示唆していただけに、アルテタ監督の信頼を著しく落としてしまったことは間違いない。とはいえチーム、ファンへすぐさま自身の行動を謝罪し、続くヨーロッパリーグ(EL)ではゴールも奪っていた。出場停止明け以降、プレーでその信頼を取り戻していくしかない。
  • champions-league-main-shots.jpgGetty Images

    欧州サッカー特集はこちらから