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【NXGNプレイバック】2019年の世界最高若手ランキングTOP20選手の今

2016年にNXGNが導入されて以降、GOALは毎年、地球上で最も優れた若手50人を紹介している。

10代でその才能を認められた選手の中には、今やスーパースターとなっている選手もいれば、まだその才能を開花できていない選手もいる。

3月21日に予定されるNXGN2023の発表を前に、2019年のリストに入ったTOP20選手たちが現在、どのような状況にあるのかをチェックしよう。

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NXGN 2020

NXGN 2020(女子)

NXGN 2021

NXGN 2021(女子)

NXGN 2022

NXGN 2022(女子)

  • NxGn 2019 Aurelien Tchouameni BordeauxGetty

    20オーレリアン・チュアメニ|ボルドー

    2019年:強靭な守備的MFはボルドーでの圧倒的なパフォーマンスを見せ、インテルやバイエルン・ミュンヘンへの移籍も噂された。

    2020年:ビッグクラブ移籍が騒がれた中、2020年1月に1800万ユーロでモナコへ加入。しかしコロナによる中断前までに、リーグ戦3試合の出場にとどまった。

    2021年:モナコでの最初のフルシーズンで、リーグ・アン年間最優秀若手選手に輝く。

    2022年:引き続き見事な活躍を見せ、チェルシーやユヴェントス、リヴァプールの関心を集めることに。しかし2022年夏、8000万ユーロの移籍金でレアル・マドリーが争奪戦を制した。

    2023年:フランスのワールドカップ決勝進出に貢献し、レアル・マドリーではカゼミーロの後継者として定着した。

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  • NxGn 2019 Agustin Almendra Boca JuniorsGetty

    19アグスティン・アルメンドラ|ボカ・ジュニアーズ

    2019年:19歳でレギュラーに定着すると、バルセロナやバレンシアの関心を引き付けることに。

    2020年:シーズン中に序列を下げ、将来に疑問符がつくことに。

    2021年:翌シーズンにコンディションを取り戻し、公式戦29試合に出場。

    2022年:しかし、2022年シーズンはまったくリーグ戦に出場できず。

    2023年:シーズン終了後にボカとの契約満了で退団が予想されており、スペイン行きの可能性も伝えられている。

  • NxGn 2019 Paulinho LeverkusenGetty

    18パウリーニョ|レヴァークーゼン

    2019年:1850万ユーロで加わった多才なウインガーは、2018年12月にヨーロッパリーグでゴールを奪った。

    2020年:翌シーズンは序列を下げ、リーグ戦での先発は1試合だった。

    2021年:プレシーズン中に十字靭帯断裂の重傷を負い、1試合のみの出場にとどまる。

    2022年:コンディションを取り戻し、2021-22シーズンはスタメン起用の機会も増加。ブンデスリーガ4ゴールを奪った。

    2023年:前半戦で7試合の出場にとどまると、冬の移籍市場でアトレティコ・ミネイロへ加入。

  • NxGn Timothy Weah CelticGetty

    17ティモシー・ウェア|パリ・サンジェルマン

    2019年:バロンドーラーであるジョージ・ウェアの息子は、2018-19シーズンにPSGで2ゴール。後半戦はセルティックへレンタルされた。

    2020年:2019年夏にリールへ1000万ユーロで移籍したが、ケガのためリーグ・アンで3試合の出場にとどまる。

    2021年:ついに才能が開花し、クリストフ・ガルティエ監督の下でリールの優勝に貢献した。

    2022年:2021-22シーズンに先発の機会を増やしたが、完全なレギュラーにはならず。

    2023年:アメリカが8年ぶりにワールドカップでゴールを奪っている中、リールでは左サイドバックで起用されることもあったが、先発出場の機会を増やしている。

  • NxGn 2019 Mason Greenwood Manchester UnitedGetty

    16メイソン・グリーンウッド|マンチェスター・ユナイテッド

    2019年の『NXGN』リスト入りを果たし、その後も成長を続けてマンチェスター・Uやイングランド代表で重要な存在となった。しかし2022年1月、レイプと暴行の容疑で逮捕。クラブから「新たに発表するまで」出場停止処分を受けている。

    彼に対するすべての起訴は2023年2月に取り下げられたが、依然として出場停止処分中。いつキャリアを再開させるかは不透明だ。

  • NxGn 2019 Eric Garcia Manchester CityGetty

    15エリック・ガルシア|マンチェスター・シティ

    2019年:プレシーズンツアーでペップの評価を獲得し、2018-19シーズン中にトップチームデビューを飾った。

    2020年:翌シーズンはプレミアリーグデビューも飾り、数週間後にはスペイン代表にも招集された。しかし、マンチェスター・シティとの契約を延長せず。

    2021年:契約満了が近づくにつれて出番は少なくなったが、それでもEURO2020でスペイン代表の主力を担った。そしてその後、バルセロナへフリー移籍。

    2022年:バルセロナ復帰の最初のシーズンは先発を確保し、ジェラール・ピケの後継者として期待されていた。

    2023年:ジュール・クンデ、アンドレアス・クリステンセン、マルコス・アロンソの加入により、序列は低下している。

  • NxGn 2019 Ethan Ampadu ChelseaGetty

    14イーサン・アンパドゥ|チェルシー

    2019年:ダヴィド・ルイスのような風貌のセンターバックは、チェルシーではなかなか出番はなかった。しかしクラブ内で高く評価されており、1月に届いたダービーへのレンタルオファーは拒否している。

    2020年:2019-20シーズンはライプツィヒへレンタルされたが、背中のケガのために7試合しか出場できず。イングランドに復帰し、シェフィールド・ユナイテッドへレンタルされている。

    2021年:ブレイズではキャリア最高のシーズンを楽しんだが、残留には導けず。その後、セリエAのベネツィアへレンタルされている。

    2022年:2021-22シーズンはレギュラーに定着。チームは降格したが、レンタル期間が延長となっている。

    2023年:センターバックの他にも中盤でも躍動し、2シーズン連続でほぼすべての試合に出場している。

  • NxGn 2019 Sofiane Diop MonacoGetty

    13ソフィアン・ディオップ|モナコ

    2019年:技巧派アタッカーは、シーズン前半にレギュラーに定着。2019年初めに出番を失うまで、チャンピオンズリーグでも3試合に先発した。

    2020年:モナコで序列を落とした後、2019-20シーズンはソショーへレンタル。リーグ・ドゥで15試合に出場した。

    2021年:別人のようになってモナコへ復帰し、リーグ・アン優勝へ挑戦したチームで10番として躍動。7ゴールを奪い、リーグ屈指の選手となった。

    2022年:昨季同様に印象的な活躍を見せ、公式戦で16ゴールに関与。ニースは2200万ユーロを支払って獲得を決めている。

    2023年:過去2シーズンのような活躍は見せられておらず、ニースではベンチに座る機会も増えている。

  • NxGn 2019 Ferran Torres ValenciaGetty

    12フェラン・トーレス|バレンシア

    2019年:マルコ・アセンシオと比較された両利きアタッカーは、レアル・マドリーやバルセロナの関心を引き付けている中、バレンシアは契約解除条項を1億ユーロに設定している。

    2020年:バレンシアで40試合に出場して大ブレイクを果たし、シーズン終了後に2100万ポンドでマンチェスター・シティへ移籍。数カ月後にはスペイン代表デビューも果たした。

    2021年:レギュラーではなかったが、デビューシーズンで13ゴールを記録。ジョゼップ・グアルディオラ監督の下でストライカーとしても起用された。

    2022年:5500万ユーロを支払ってバルセロナが獲得し、チャビ監督最初の契約に。7ゴールを奪った。

    2023年:ハフィーニャやロベルト・レヴァンドフスキの加入により、序列が低下している。

  • NxGn 2019 Ryan Sessegnon FulhamGetty

    11ライアン・セセニョン|フラム

    2019年:2017-18シーズンのチャンピオンシップで15ゴールを奪った“New ギャレス・ベイル”は、プレミアリーグではやや苦戦。それでも2000年代生まれの選手として、初めてイングランドトップリーグでネットを揺らした。

    2020年:2019年夏に2500万ポンドでトッテナムへ加入。最初のシーズンはわずか12試合の出場にとどまったが、1年後にレンタルされたホッフェンハイムでキャリアを復活させた。

    2021年:シーズン後半に負傷したため、ブンデスリーガ1年目は最高ではなかった。だが23試合に出場している。

    2022年:トッテナムではやや序列が下がっていたが、アントニオ・コンテ監督の下でウイングバックとして新たな才能を開花させた。

    2023年:2022年夏にイヴァン・ペリシッチが加入し、激しい競争に。スタメンで起用されることもあったが、ハムストリングの負傷でベンチ外に追いやられてしまっている。

  • NxGn 2019 Morgan Gibbs White WolvesGetty

    10モーガン・ギブス=ホワイト|ウォルヴァーハンプトン

    2019年:当時のヌーノ監督から大きな期待を寄せられ、2018年12月にプレミアリーグ初先発。チェルシー戦でアシストを決め、インパクトを残していた。

    2020年:2019-20シーズンはケガと不調で序列を落とし、公式戦16試合の出場に留まる。翌シーズンにスウォンジーへレンタル。

    2021年:足の骨折によってわずか6試合のみの出場となり、ウルブズへ復帰。2021-22シーズンを前にシェフィールド・ユナイテッドへレンタル加入。

    2022年:目覚ましい活躍を見せ、二桁得点に二桁アシストをマーク。この活躍が注目を集め、2500万ポンドでノッティンガム・フォレストに移籍が決まった。

    2023年:プレミアリーグでその価値に見合った活躍を見せ、残留を狙うフォレストで重要な役割を果たしている。

  • NxGn 2019 Moise Kean JuventusGetty

    9モイーズ・キーン|ユヴェントス

    2019年:イタリア代表デビューも果たし、ユヴェントスと代表チームで6試合連続ゴールを達成。爆発を予感させた。

    2020年:2019-20シーズンを前に2700万ポンドでエヴァートンへ移籍。しかし29試合でわずか2ゴールと苦戦し、2020年10月にパリ・サンジェルマンへレンタル。

    2021年:PSGではシーズン17ゴールを奪う活躍。そして2021年夏にユヴェントスと2年レンタルで合意し、その後2800万ユーロで完全移籍が決まった。

    2022年:ユヴェントス復帰1シーズン目は、わずか6ゴールにとどまった。

    2023年:3月の時点ですでに昨季のゴール数は超えたが、依然としてローテーション要員に。

  • NxGn 2019 Diego Lainez BetisGetty

    8ディエゴ・ライネス|レアル・ベティス

    2019年:1月にベティスが1400万ユーロを支払って獲得を決めた際、まだクラブ・アメリカでポジションを確保できていなかった。しかし「メキシコのメッシ」は、ヨーロッパリーグでもゴールを奪い、スペインでのキャリアは輝かしいスタートに。

    2020年:スペインでの最初のフルシーズンは18試合の出場にとどまり、腹部の負傷で最後の3カ月を欠場。

    2021年:ベティスで25試合に出場。メキシコ代表でもConcacaf ゴールドカップ決勝でゴールも決めた。

    2022年:膝の故障で最初の2カ月を棒に振ると、公式戦13試合の出場にとどまる。シーズン後にはブラガへレンタルに。

    2023年:ポルトガルリーグで6試合の出場にとどまり、2023年1月にブラガはレンタルを打ち切り。その数週間後、母国メキシコのティグレスへ1年レンタルが決まった。

  • NxGn 2019 Sandro Tonali BresciaGetty

    7サンドロ・トナーリ|ブレシア

    2019年:まだセリエAでの出場はなかったが、すでにイタリア代表メンバー入り。ブレシアでの極上なプレーから、アンドレア・ピルロと比較されるように。

    2020年:ブレシアの昇格後、チームが苦戦する中で7アシストを記録。トップリーグで実力を証明し、ミランへと移籍している。

    2021年:サン・シーロでの初シーズン、完全なレギュラー獲得とは至らず。それでも、ミランは計2500万ユーロを支払って完全移籍を決めた。

    2022年:ステファノ・ピオリ監督の下でより完璧な選手へと成長を続け、スクデット獲得に貢献。イタリア代表にも選出されている。

    2023年:ミランで不動の地位を築き、セリエAを代表するセントラルMFに。

  • NxGn 2019 Alphonso Davies Bayern MunichGetty

    6アルフォンソ・デイヴィス|バイエルン・ミュンヘン

    2019年:カナダ代表ウインガーは、バンクーバー・ホワイトキャップスから1130万ユーロの移籍金で加入。多才なウインガーはすでにニコ・コヴァチ監督を魅了し、「ダイアモンドの原石」と言わしめている。

    2020年:それまではローテーションの一員だったが、ハンジ・フリック監督によって左サイドバックにコンバート。驚異的なパフォーマンスで、2019-20シーズンの3冠達成に貢献した。

    2021年:足首靭帯の断裂で2カ月間離脱し、昨季同様のプレーはできず。それでも、バイエルンには欠かせない存在だ。

    2022年:2022年1月に心臓の問題が発覚し、復帰の許可が出るまで3カ月間欠場した。

    2023年:カナタのワールドカップはグループリーグで終わったが、カタールでゴールも決めた。クラブレベルでは、再びバイエルンで安定した活躍を披露。

  • NxGn 2019 Rodrygo SantosGetty

    5ロドリゴ|レアル・マドリー

    2019年:ヴィニシウス獲得の1年後にレアル・マドリーは再びブラジルの才能に目をつけ、4000万ユーロで獲得を決めた。

    2020年:ラ・リーガデビューから93秒でゴールを奪い、チャンピオンズリーグ初出場でパーフェクト・ハットトリックを達成。その歴史に残る活躍で、ブラジル初キャップと『NXGN 2020』に輝く。

    2021年:2020-21シーズンは主にサブ起用となり、公式戦2ゴールにとどまった。

    2022年:カルロ・アンチェロッティの下ではまだローテーションの1人であったが、特にチャンピオンズリーグの舞台で決定的なパフォーマンスを披露。

    2023年:欧州で最も将来が期待される若手アタッカーとして、今季はレギュラーの座を手に。

  • NxGn 2019 Phil Foden Manchester CityGetty

    4フィル・フォーデン|マンチェスター・シティ

    2019年:ジョゼップ・グアルディオラに「ダイヤモンド」とまで評された才能は、イングランド史上最強とも称されたマンチェスター・シティのトップチームに所属。主にカップ戦で出場機会を得ていた。

    2020年:より安定した活躍を見せ、17ゴールに直接関与。2020年9月にイングランド代表初キャップを記録している。

    2021年:PFAおよびプレミアリーグ年間最優秀若手選手賞を獲得し、2020-21シーズンはレギュラーの座に。様々なポジションで起用され、公式戦16ゴールをマーク。

    2022年:全公式戦で計25ゴールに直接関与。再びPFAおよびプレミアリーグ年間最優秀若手選手賞に輝く。

    2023年:シーズン序盤は好調だったものの、2023年に入ってからはやや調子を落とすことに。

  • NxGn 2019 Callum Hudson-Odoi ChelseaGetty

    3カラム・ハドソン=オドイ|チェルシー

    2019年:チェルシー・アカデミー出身の彼はすでにイングランド代表デビューも飾り、世界トップレベルになることが約束されていたように見えた。1月の移籍市場ではバイエルンが3500万ポンドで獲得に動いたが、チェルシーが拒否している。

    2020年:最終的にチェルシーと長期契約を結んだが、アキレス腱断裂から復帰した後もフランク・ランパード監督の下で出場機会を得ることに苦戦。

    2021年:トーマス・トゥヘル監督の下ではウイングバックとしてもプレーしたが、不安定な出場にとどまる。

    2022年:アキレス腱の負傷によって2022年1月でシーズンを終えるまで、チェルシーで安定した活躍を見せた。その後2022年8月にレヴァークーゼンへレンタル移籍している。

    2023年:シーズン序盤はレギュラーとしてプレーしたが、シャビ・アロンソ監督就任後は序列が下がっている。

  • NxGn 2019 Vinicius Junior Real MadridGetty

    2ヴィニシウス・ジュニオール|レアル・マドリー

    2019年:レアル・マドリーでのデビューシーズンはケガで離脱することもあったが、フラメンゴ在籍時の16歳でサンティアゴ・ベルナベウへの移籍が決まっただけの理由を示した。初のブラジル代表招集も受けている。

    2020年:そのフィニッシュこそファンを苛立たせるものだったが、レアル・マドリーのレギュラーとして成長を続けた。

    2021年:2020-21シーズンは、リーグ戦3試合を除く全てに出場し、決定率は低かったものの、ジネディーヌ・ジダンの信頼に応えた。

    2022年:目覚ましい活躍を続け、チャンピオンズリーグ・ファイナルで決勝ゴール。二桁得点に二桁アシストをマークした。

    2023年:一部の相手サポーターに罵声を浴びせられながらも、強靭なメンタリティを発揮。欧州サッカー界で最高のアタッカーの1人と評価されている。

  • NxGn 2019 Jadon Sancho DortmundGetty

    1ジェイドン・サンチョ|ドルトムント

    2019年:天才的な才能を持つアタッカーは、ドルトムントでの大活躍を受けてすでにイングランド代表招集も経験。ローター・マテウスがマンチェスター・シティに支払った移籍金800万ポンドを「宝くじにあたったようなもの」と表現するのも納得できることだった。

    2020年:翌シーズンはさらなる飛躍を遂げ、ブンデスリーガ32試合で34ゴールに関与。その夏マンチェスター・ユナイテッドが獲得に挑戦したが、結局失敗している。

    2021年:2020-21シーズンは低調なスタートとなったが、後半戦に再びベストを取り戻し、DFBポカール制覇の立役者に。そしてマンチェスター・Uが7300万ポンドでついに獲得を実現した。

    2022年:初のプレミアリーグ挑戦となったが、多くの人が期待したような姿ではなく。シーズンが進むにつれて目立たなくなった。

    2023年:精神的・肉体的疲労によってチームを離れていたが、エリック・テン・ハーグの下で復調の兆しを見せている。