【Jリーグ】J1クラブ名鑑|2021年最新の予想スタメン・布陣・注目選手は?

20200624_Jleague
(C)J.LEAGUE
【Jリーグ(J1)チーム名鑑】2021シーズンの明治安田生命J1リーグには全20クラブが参戦! 各クラブの予想基本布陣・フォーメーション・スタメン、注目選手は?

  1. 目次
    (C)J.LEAGUE
  2. 北海道コンサドーレ札幌
    (C)Goal

    北海道コンサドーレ札幌

    目標ライン:上位進出
    昨季成績:12位(10勝9分け15敗|47得点58失点)
    札幌|2020-21冬移籍|IN/OUT一覧

     ミハイロ・ペトロヴィッチ体制4年目を迎える今季も戦力の大幅な上積みはなく、継続路線で臨むだろう。

     3-4-2-1の布陣をベースにポゼッションを高めることを目的とする一方、昨季途中よりマンツーマン戦術を採用し、インテンシティの高いサッカーを実現。高い位置でボールを奪い、ショートカウンターから素早く相手ゴールに迫る戦いも可能となった。そのなかで躍動したのが田中駿汰、高嶺朋樹、金子拓郎の大卒ルーキートリオ。今季も若手の台頭が、上位進出のカギを握るだろう。その筆頭が、明治大から加入した小柏剛。昨季、特別指定選手としてすでにデビュー済みのアタッカーは、攻撃にアクセントを加える存在として期待される。

     2年ぶりに復帰した小野伸二も重要な役割を担いそうだ。年齢的にもフル稼働は望めないが、卓越した技術とビジョンを備えるレジェンドはピッチ内外で大きな影響力を及ぼすだろう。昨季は悪い流れを断ち切れず勝てない時期が続いただけに、苦しい状況でこそその存在感は高まりそうだ。

     母国で負傷し来日が遅れていたペトロヴィッチ監督も、開幕には間に合う見込み。すでにスタイルが確立されるなか、さらなる上積みをもたらせるかどうか。来日16年目を迎えた名伯楽の手腕が、躍進の最重要ファクターとなる。

    (文=原山裕平)

    2021開幕戦情報

    2021年2月27日(土)14:00
    北海道コンサドーレ札幌 vs 横浜FC(札幌ドーム)
    放送:DAZN/NHK札幌

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  3. ベガルタ仙台
    (C)Goal

    ベガルタ仙台

    目標ライン:残留
    昨季成績:17位(6勝10分け18敗|36得点61失点)
    仙台|2020-21冬移籍|IN/OUT一覧

     昨季は17位と低迷した仙台にとって、今季の現実的なターゲットは、J1残留になるだろう。そのカギを握るのが、8年ぶりに復帰した手倉森誠監督だ。2009年にJ1昇格、2012年にはJ1で優勝争いに導いた実績を持つ新監督は仙台というクラブを誰よりも熟知しており、再建を託すには打ってつけの人材である。

     もっとも、戦力に目を向けると、やや心もとない。昨季の得点源であった長沢駿をはじめ、椎橋慧也、浜崎拓磨と主力どころがチームを離れ、戦力ダウンの印象は拭えない。一方で、浦和からマルティノス、手倉森監督が昨季率いた長崎から氣田亮真を補強。昨季は怪我に苦しんだイサック・クエンカの残留もあり、両翼には質の高いタレントが揃う。このストロングポイントをどう生かすかが、今季の仙台の生命線となりそうだ。

     懸念されるのは最前線。ストライカータイプは赤﨑秀平と新加入の皆川佑介の2人のみで、ともに昨季はゴールという結果を出せていない。シマオ・マテ、ヤクブ・スウォビィクを軸とした守備にはある程度計算が立つだけに、いかに得点を奪えるか。得点力不足に苦しみ降格したチームはこれまでにも数多くあるだけに、この課題を解決できないようだと、苦しいシーズンが待っているかもしれない。

    (文=原山裕平)

    ■2021開幕戦情報

    2021年2月27日(土)14:00
    サンフレッチェ広島 vs ベガルタ仙台(エディオンスタジアム広島)
    放送:DAZN/NHK広島/NHK仙台

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  4. 鹿島アントラーズ
    (C)Goal

    鹿島アントラーズ

    目標ライン:優勝
    昨季成績:5位(18勝5分け11敗|55得点44失点)

    鹿島|2020-21冬移籍|IN/OUT一覧

     昨季は新たに就任したザーゴ監督のもとで開幕当初こそ苦しんだものの、指揮官が求める攻撃スタイルが徐々に浸透していくと、8月から9月にかけて7連勝を達成するなど勢いに乗り、最終的に5位でシーズンを終えた。エヴェラウド、ファン・アラーノの助っ人コンビが十分な働きを見せ、沖悠哉、荒木遼太郎ら若手も台頭。最前線では上田綺世の成長も著しく、新たな時代の幕開けを予感させた。

     今季は奈良竜樹、山本脩斗、伊藤翔らがチームを離れた一方、アルトゥール・カイキ、ディエゴ・ピトゥカと2人のブラジル人を獲得し、とりわけ中盤から前線にかけての選手層が増した印象だ。ここに荒木、松村優太、染野唯月ら2年目の若手たちがどのように絡んでいくのか。激しいポジション争いが繰り広げられることが予想される。

     経験豊富なタレントが抜けた最終ラインにはやや不安を残すものの、昨季経験を積んだ関川郁万に加え、常本佳吾、林尚輝の大卒ルーキーコンビにも即戦力としてのはたらきが期待される。なにより、遅攻と速攻を状況に応じて使い分けるスタイルのベースはすでに確立されているだけに、昨季のような躓きは考えづらい。2年連続で無冠に終わった鹿島だが、クラブ創立30周年の節目を迎え、常勝軍団復活の機運は高まっている。

    (文=原山裕平)

    ■2021開幕戦情報

    2021年2月27日(土)15:00
    鹿島アントラーズ vs 清水エスパルス(県立カシマサッカースタジアム)
    放送:DAZN

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  5. 浦和レッズ
    (C)Goal

    浦和レッズ

    目標ライン:上位進出
    昨季成績:10位(13勝7分け14敗|43得点56失点)
    浦和|2020-21冬移籍|IN/OUT一覧

     “三年計画"の2年目に向けて、徳島をJ1昇格に導いたリカルド・ロドリゲス 新監督を迎えた。

     その徳島では4バックと3バックを自在に操った"リカ将"だが、まずは4バックをベースに守備時は3ライン、攻撃時にはボランチの一人がバックラインの間に入って3バックになり、3-4-2-1になる様なオーガナイズが基本になると考えられる。そのうちスタートから3バックになるシステムも取り入れられるはずだが、まずは可変式の4-2-3-1がメインになりそう。開幕までに基本戦術をどこまで落とし込めるかが鍵になるが、新監督だけに当然“アピール合戦”は重要になる。

     新体制発表の後にレオナルドが移籍濃厚、橋岡大樹が移籍し、長年エースを担う興梠慎三が怪我明けとファーストセットが読みにくい要素が多い。ただ、39歳にして主将に指名された阿部勇樹が可変式4バックのキーマンに浮上、沖縄合宿の練習試合で得点を量産している武田英寿の台頭といった好材料もある。

     新戦力の西大伍はボランチでも想定されるが、橋岡のシント=トロイデン移籍で当面は右サイドバックが主戦場になりそう。予想基本布陣には入れなかったが田中達也、明本考浩、小泉佳穂はいずれも気鋭のタレントで、仮に開幕はベンチスタートでも5人交代制のチャンスを生かして主力にジャンプアップしてくる期待は十分だ。また、大卒ルーキーの伊藤敦樹もボランチで評価を高めており、開幕スタメンもありうる。

    (文=河治良幸)

    ■2021開幕戦情報

    2021年2月27日(土)14:00
    浦和レッズ vs FC東京(埼玉スタジアム2002)
    放送:DAZN/NHK総合

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  6. 柏レイソル
    (C)Goal

    柏レイソル

    目標ライン:上位進出
    昨季成績:7位(15勝7分け12敗|60得点46失点)
    柏|2020-21冬移籍|IN/OUT一覧

     昨季のJ1リーグを席巻したオルンガの移籍により、得点力の低下は否めないだろう。代わって1トップを務めることになりそうなのが呉屋大翔だ。一昨季のJ2でブレイクしたものの、柏に加入した昨季は4得点に終わった。

     とはいえ動き出しとフィニッシュワークに優れるストライカーは、周囲のサポートを受けながらゴールに迫るタイプ。力尽くで局面を切り拓いたオルンガの代役はこなせないとはいえ、トップ下に構える江坂任や両サイドの瀬川祐輔、クリスティアーノとの連動性を高めれば、ゴール量産も期待できる。

     またアンジェロッティとドッジの2人の新外国籍選手にも注目だ。とりわけ後者は高い技術を備えたセントラルMFで、質の高いパスワークで攻撃のリズムを生み出せる存在。上手くフィットすれば、攻撃陣を十分に生かしてくれそうだ。

     最終ラインには福岡の昇格に貢献した上島拓巳が復帰。ビルドアップ能力に優れるCBは、最終ラインの軸となる可能性もある。

     昇格1年目の昨季はリーグ3位の60得点を奪った一方で失点も多く、勝負どころでの取りこぼしも目に付いた。オルンガ頼みだった昨季からの脱却を目指す今季は、攻守両面で組織性を高めることが最重要テーマとなる。戦術の引き出しの多いネルシーニョ監督が、戦力を見極めながら最適解を見出すはずだ。

    (文=原山裕平)

    ■2021開幕戦情報

    2021年2月27日(土)16:00
    セレッソ大阪 vs 柏レイソル(ヤンマースタジアム長居)
    放送:DAZN

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  7. FC東京
    (C)Goal

    FC東京

    目標ライン:優勝
    昨季成績:6位(17勝6分け11敗|47得点42失点)
    FC東京|2020-21冬移籍|IN/OUT一覧

     即戦力の獲得は、浦和から加入した青木拓矢と山形から加わった渡邊凌磨、そして元ブラジル代表DFのブルーノ・ウヴィニの3人のみ。派手な補強はなかったとはいえ、ルヴァンカップを制した昨季の主軸はほぼ残留しており、悲願のリーグ制覇に向けて大きな不安のないまま新シーズンに臨めそうだ。

     永井謙佑、林彰洋が負傷により開幕に間に合わないのは痛手だが、林の穴は昨季成長を遂げた波多野豪で埋められる。他のポジションでも2人の中村、安部柊斗、紺野和也ら若手が経験を積んでおり、彼らのさらなる成長がチーム力を高めるファクターとなるだろう。

     また、最前線にはブラジル人トリオが健在。エースのディエゴ・オリヴェイラはもちろん、レアンドロ、アダイウントンも加入1年目から十分なはたらききを見せた。パワーとスピードに優れる彼らを生かした鋭いカウンターが、今季もFC東京の生命線となる。

     昨季はACLとの両立によるハードスケジュールに苦しんだが、今季はリーグ戦1本に絞れるのも、リーグ制覇への期待を持たせる。今季で4年目を迎えた長谷川監督のもとで、スタイルは成熟されているだけに、あとはいかに上積みをもたらせるか。勝ち方を知りつくす指揮官の手腕が、悲願成就のカギを握る。

    (文=原山裕平)

    ■2021開幕戦情報

    2021年2月27日(土)14:00
    浦和レッズ vs FC東京(埼玉スタジアム2002)
    放送:DAZN/NHK総合

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  8. 川崎フロンターレ
    (C)Goal

    川崎フロンターレ

    目標ライン:優勝
    昨季成績:1位(26勝5分け3敗|88得点31失点)
    川崎F|2020-21冬移籍|IN/OUT一覧

     圧倒的な強さでリーグを制した王者に、今季も隙は見当たらない。

     大黒柱の中村憲剛が引退し、アンカーとして飛躍した守田英正も海外へと旅立った。それでも、すでに十分な戦力を備えていたチームは、大分から小塚和季、松本から塚川孝輝、名古屋からジョアン・シミッチを迎え入れ、知念慶、遠野大弥ら武者修行に出ていたアタッカー陣もレンタルバックさせるなど、昨季にも勝るとも劣らない陣容を手にしている。

     今季も主戦システムとなるのは4-3-3。持ち前のパスワークだけでなく、高い位置でのボール奪取からのショートカウンターも発動。攻撃パターンの多様化を実現した昨季のスタイルを、鬼木監督のもとでさらに成熟させていくことになる。

     カギを握りそうなのが、シミッチだ。高い技術を利したパスワークに加え、CBにも対応する守備力も備える。この新戦力が攻守のつなぎ役としてフィットすれば、守田以上の存在感を放つはずだ。

     もちろん、長年川崎Fを支えてきた中村がいなくなったことは、小さくない影響を与えるだろう。それでもここ4年で三度の優勝を果たしたチームには十分な経験値が備わっている。谷口彰悟、大島僚太ら生え抜きのタレントが、中村不在の川崎を力強く牽引し、二度目の連覇を狙う。

    (文=原山裕平)

    ■2021開幕戦情報

    2021年2月26日(金)18:00
    川崎フロンターレ vs 横浜F・マリノス(等々力陸上競技場)
    放送:DAZN

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  9. 横浜F・マリノス
    (C)Goal

    横浜F・マリノス

    目標ライン:優勝
    昨季成績:9位(14勝5分け15敗|69得点59失点)
    横浜FM|2020-21冬移籍|IN/OUT一覧

     “ボス”ことアンジェ・ポステコグルー監督が4年目となる横浜FMにとってACLも無い今シーズンは優勝がノルマに近い目標だ。

     昨シーズンは未曾有の過密日程で意図的なターンオーバー気味のスタメン変更を取り入れたことで、細かいコンビネーションを生命線とするチームの歯車が若干狂ってしまったところがある。指揮官はスタメンをより固定的にすることで、そこの課題を改善したいと考えているようだ。

     ただし、それだけではチームがマンネリしかねないし、柔軟性のある戦い方もできない。競争の活性化と戦術の柔軟性を同時に解決する鍵は4バックと3バックの併用にある。これまでも3バックを採用した経験はあるが、時期が偏っていた。今季は最初から4バックも3バックも使えるようにしておいて、試合や時間帯によって切り替えるプランも入ってきそうだ。3-4-3になればCBの選手が一枚加わるし、ウィングバックのポジションでさらに特長を発揮できるタレントが出て来る可能性もある。

     もう1つ期待したいのは現時点で準主力と見られる選手たち。新卒選手を除くと補強が岩田智輝、エウベル・レネ・セアラに留まった中で、中盤の渡辺皓太や左サイドの高野遼の奮起は優勝に不可欠だ。また昨年のACLで確かな輝きを放ったオナイウ阿道は開幕スタメンが濃厚だが、序盤戦で結果を出さなければ新外国人にレギュラーを奪われる立場にあることは本人も認識している。エウベルとポジションを争うと見られる前田大然にも殻をやぶる活躍を期待したい。

    (文=河治良幸)

    ■2021開幕戦情報

    2021年2月26日(金)18:00
    川崎フロンターレ vs 横浜F・マリノス(等々力陸上競技場)
    放送:DAZN

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  10. 横浜FC
    (C)Goal

    横浜FC

    目標ライン:残留
    昨季成績:15位(9勝6分け19敗|38得点60失点)
    横浜FC|2020-21冬移籍|IN/OUT一覧

     昇格1年目の昨季は、残留のないレギュレーションだったとはいえ15位に留まった。仮に通常のレギュレーションだったとしても、残留できていたことになる。

     もちろん残留がなかったからこそ、チャレンジできた部分もある。当初は3バックだったものの、途中から4バックに変更するなど、下平隆宏監督も試行錯誤を繰り返しながらシーズンを戦っていた印象だ。

     そのなかで光ったのは若手の台頭だ。一美和成、斉藤光毅の2トップに加え、最終ラインでは小林友希が奮闘した。もっとも今季は一美と小林がレンタルバックし、斉藤も海外へと旅立った。

     代わって加入したのは渡邉千真、伊藤翔、小川慶治朗、高橋秀人ら経験豊富な選手たちだ。既存の戦力にも、中村俊輔、伊野波雅彦、田代真一、六反勇治ら、ずらりとベテランが揃う。もちろん三浦知良の存在も忘れてはならない。勢いという点では物足りないが、波の激しかった昨季よりも、安定した戦いが実現できるだろう。

     下平監督が標榜するポゼッションスタイルは、昨季は一定の成果を見た。しかし、ビルドアップのミスを突かれて失点したり、決めるべきところで決められないなど、勝負弱さを露呈したのも事実。新加入組に期待がかかる一方で、スタイルに囚われず、状況に応じたフレキシブルな戦いも求められるだろう。4チームが降格する過酷なシーズンを、果たして生き残ることができるか。

    (文=原山裕平)

    ■2021開幕戦情報

    2021年2月27日(土)14:00
    北海道コンサドーレ札幌 vs 横浜FC(札幌ドーム)
    放送:DAZN/NHK札幌

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  11. 湘南ベルマーレ
    (C)Goal

    湘南ベルマーレ

    目標ライン:残留
    昨季成績:18位(6勝9分け19敗|29得点48失点)
    湘南|2020-21冬移籍|IN/OUT一覧

     昨シーズンは最下位に終わり、主力の金子大毅が浦和、松田天馬が京都、齊藤未月、鈴木冬一が欧州クラブに移籍ということで、開幕前の下馬評が低くなるのは仕方がない。

     しかし、サッカーの内容を見れば完敗した試合はほとんど無く、1点負けも多かった。勝ち点3が1に、1が0にならないように、もう1点を取り切れるか、最後まで守り切れるかというのがテーマであることを浮嶋敏監督も認める。

     “常勝軍団”鹿島から山本脩斗と名古新太郎を補強した意味は大きいだろう。またコミュニケーションを通じて組織力を高めるべく岡本拓也、梅崎司、石原広教の三人をキャプテンに指名。さらに各ポジションにリーダーを設定して監督からのフィードバックを共有したり、ユニットでの話し合いの機会を増やしたりと、チームの持ち味である組織力のさらなる向上を図っていることは見逃せない。

     懸案の中盤もゲームメーカーの名古をはじめ機動力の高い柴田壮介、攻撃に変化を付けられる三幸秀稔、3バック左と兼任の田中聡など多彩なメンバーが揃っており、攻守のハードワークをベースに、試合毎にどういう個の色を加えて行くのか楽しみなポイントでもある。

     守備の高さ不足という課題も山本の加入で大きく改善されうる。ただ、結局のところ最後はチャンスで決め切れるかに行き着く。残留争い以上の戦いに挑戦するためには二桁得点を記録するFWの出現が期待される。

    (文=河治良幸)

    ■2021開幕戦情報

    2021年2月27日(土)15:00
    湘南ベルマーレ vs サガン鳥栖(レモンガススタジアム平塚)
    放送:DAZN

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  12. 清水エスパルス
    (C)Goal

    清水エスパルス

    目標ライン:上位進出
    昨季成績:16位(7勝7分け20敗|48得点70失点)
    清水|2020-21冬移籍|IN/OUT一覧

     ロティーナ新監督のもとで昨季16位からのジャンプアップを目指し、日本代表GK権田修一をはじめ各ポジションに計算できる実力者を補強。鹿児島キャンプを通じて基本戦術の落とし込みはかなりできている様子だ。

     難しいのは4-4-2のゾーンをしっかりと維持しながらのディフェンスで、マンツーマンや人に食い付く守備に体が慣れている選手たちをいかに中間ポジションで、同時に複数の相手を見られるようにするかが大きなテーマになっている。その上で、できるだけ自分たちがボールを保持する時間を長くしながら、多彩なアタッカーを生かしていけるかが躍進のポイントだ。

     収穫は新戦力の多くがプレシーズンからかなり順調にフィットし、レギュラー争いに食い込んできていること。権田はもちろんのこと、大分のディフェンスリーダーだった鈴木義宜、“ロティーナの申し子”とも言える片山瑛一、原輝綺、中山克広あたりは開幕スタメンをつかんでもまったくおかしくない。

     さらに、多くのチームが入国制限や自主隔離で苦しむなか、新外国人のチアゴ・サンタナも早い段階で後藤優介などと良好なコンビネーションを見せている。逆に従来の主力ボランチであるヘナト・アウグストやエウシーニョがキャンプに参加できておらず、期待通りのはたらきができるまで時間がかかるかもしれない。ただ、長いシーズンを考えると開幕メンバーが疲れてくる時期に彼らが調子をあげてくれば理想的か。

    (文=河治良幸)

    ■2021開幕戦情報

    2021年2月27日(土)15:00
    鹿島アントラーズ vs 清水エスパルス(県立カシマサッカースタジアム)
    放送:DAZN

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  13. 名古屋グランパス
    (C)Goal

    名古屋グランパス

    目標ライン:優勝
    昨季成績:3位(19勝6分け9敗|45得点28失点)
    名古屋|2020-21冬移籍|IN/OUT一覧

     マッシモ・フィッカデンティ監督体制3年目。昨季リーグ最少失点のディフェンスがベースになることは間違いないが、齋藤学や柿谷曜一朗といった個性派のタレントを加えてオプションは確実に増えた。

     イレギュラーなことが多々あった昨季をチーム一丸で乗り切った経験もあり、いきなりセントラル開催で入ってくるACLについても、結果とともにチームをより成長させる糧にしていく期待はある。ただし、グループステージを無事突破してノックアウトステージに進出する段階では体力的に心許なくなってくるかもしれない。

     その意味でも夏の補強を想定しながらの戦いになるかもしれない。開幕時点で確実なのは、昨年11月に負傷したFW金崎夢生が間に合わないということ。1トップを担うのが、独力で打開できる柿谷なのか、チェイシングやポストプレーに定評のある山﨑凌吾なのかで攻撃に違いが出てくるかもしれないが、左右のウィングも含めてタイプが多様なので、アタッキングサードから先は再現性より即興性が鍵を握る。

     その意味でもキーマンはトップ下から攻撃のタクトを握る阿部浩之だろう。もう一人、別の理由でキーマンになるのが新加入の長澤和輝。中盤ならどこでもこなせるMFは名古屋が是が非でも欲しかった“一家に一台”のスーパーマルチだ。

     昨シーズン鳥栖でブレイクした森下龍矢は従来の右サイドバックではなく、左で重鎮の“職人”吉田豊に挑む構図になる。右サイドバックは新鋭の成瀬竣平と守備センスとバランスワークに定評のある宮原和也によるポジション争い。相馬勇紀や齋藤学も擁するウィングとともに、左右サイドバックは名古屋のホットゾーンになりそうだ。

    (文=河治良幸)

    ■2021開幕戦情報

    2021年2月28日(日)13:00
    アビスパ福岡 vs 名古屋グランパス(ベスト電器スタジアム)
    放送:DAZN/NHK福岡/NHK名古屋

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  14. ガンバ大阪
    (C)Goal

    ガンバ大阪

    目標ライン:優勝
    昨季成績:2位(20勝5分け9敗|46得点42失点)
    G大阪|2020-21冬移籍|IN/OUT一覧

     宮本恒靖監督体制3年目の昨季は、堅い守りをベースに躍進。川崎Fに次いで2位となり、ACL出場権を手にした。

     もっとも、手堅い戦いを実現した一方で攻撃面に課題を残し、リーグ、天皇杯ともに目の前で優勝を決められた川崎Fとの差が大きかったのも事実。守備力には計算が立つだけに、今季は攻撃力の向上が重要なテーマとなる。

     カギを握りそうなのが、新加入のチュ・セジョンだ。2018年のワールドカップにも出場した韓国代表MFは、卓越したパスワークを武器に攻撃を巧みにリードする。このコンダクターが宇佐美貴史、パトリックの強力2トップと好連係を築ければ、得点力の向上に期待が持てる。

     昨季、広島で15ゴールを挙げたレアンドロ・ペレイラの存在も見逃せない。高さと力強いフィニッシュワークを備えたこのストライカーもまた、得点力アップのキーマンとなる。

     昌子源、井手口陽介、倉田秋、そして宇佐美と各ポジションに軸となる人材が備わり、総合力はリーグでも屈指だろう。この充実した戦力を、宮本監督はいかにまとめ上げるのか。緻密なベンチワークで相手のストロングポイントを封じる術に長ける指揮官だが、今季は自らがアクションを起こすスタイルで、2014年以来のリーグ制覇を狙う。

    (文=原山裕平)

    ■2021開幕戦情報

    2021年2月27日(土)17:00
    ヴィッセル神戸 vs ガンバ大阪(ノエビアスタジアム神戸)
    放送:DAZN

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  15. セレッソ大阪
    (C)Goal

    セレッソ大阪

    目標ライン:上位進出
    昨季成績:4位(18勝6分け10敗|46得点37失点)
    C大阪|2020-21冬移籍|IN/OUT一覧

     ロティーナ監督の下で堅守を築いたチームだが、スペイン人指揮官が退任し、四度目の登板となるレヴィー・クルピ監督の下でリスタートを切る。かつて、香川真司、乾貴士、南野拓実らを育て上げたこの新監督の哲学は、あくまで攻撃スタイルにある。その意味でチームの印象は、昨季から大きく様変わりすることになるはずだ。

     輝きを放ちそうなのが清武弘嗣だ。昨季も十分な働きを見せた10番だが、トップ下でのプレーが濃厚な今季は、より自由な役割を与えられるだろう。ほかにも坂元達裕や新加入の原川力が君臨するミドルゾーンは、攻撃スタイルの実現に向けて質、量ともに十分だ。

     またFWには、オーストラリア代表のアダム・タガートを補強。Kリーグでコンスタントに結果を出した実力者だけに、額面通りの力を発揮できれば、得点力の向上も期待できる。

     一方で懸念されるのは最終ライン。大黒柱だったマテイ・ヨニッチの流出はもちろん、万能型の木本恭生の移籍も小さくないダメージだ。瀬古歩夢のさらなる成長に加え、新加入のチアゴや進藤亮佑の即時フィットが求められるだろう。

     監督交代に加え、選手の出入りも激しく、不安も付きまとう。もっともC大阪のことを知り尽くす指揮官は、これまでのように攻撃的なスタイルを標榜しながら、西川潤ら若手の能力も引き出していくはず。不透明な部分が大きい一方で、勢いに乗れば席巻する可能性も秘めている。

    (文=原山裕平)

    ■2021開幕戦情報

    2021年2月27日(土)16:00
    セレッソ大阪 vs 柏レイソル(ヤンマースタジアム長居)
    放送:DAZN

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  16. ヴィッセル神戸
    (C)Goal

    ヴィッセル神戸

    目標ライン:上位進出
    昨季成績:14位(9勝9分け16敗|50得点59失点)
    神戸|2020-21冬移籍|IN/OUT一覧

     昨シーズンは14位ながらACLでベスト4に躍進した。新シーズンは国内に専念してリーグ戦の上位躍進へ。三浦淳宏監督のもとで自慢の攻撃力を維持・向上しながら、どこまでディフェンスを安定させられるかがポイントになる。

     ただし、主力だったダンクレーと西大伍、安定した守備と配球で後ろから神戸を支えてきた渡部博文が移籍し、代わりの戦力が埋まったとは言い難い。アカデミー育ちの小林友希が復帰、西の後釜として櫻内渚を獲得したものの、守備面のブラッシュアップが無いようであれば、得失点差を大きくプラスに持っていくことは難しい。

     特に心配なのはアンドレス・イニエスタが負傷で序盤戦を欠場となりそうなこと。その分も攻守の要である山口蛍はもちろん、新加入のMF井上潮音にはいきなりフル稼働が期待される。

      井上は正確な長短のパスとセンスが持ち味で、東京ヴェルディではミスでボールを失うケースが少なかった。そうした特徴をJ1の強度でいきなり発揮できるか。ポテンシャルは間違いなくJ1水準以上で、慣れが解決する部分もあるが、スタートからうまく入っていけないようだとダッシュがかからない。もちろん中盤の強力なライバルを得た郷家友太や安井拓也の奮起も重要になる。

     前線はリンコンの爆発的な活躍がカギとなるが、緊急事態宣言下による入国制限で来日が大幅に遅れており、現在は神戸のスタッフがオンラインで練習メニューを指示しているという。その意味でも福岡からレンタルバックした増山朝陽も井上と共にスタートダッシュを目指す上で重要なファクターとなる。

    (文=河治良幸)

    ■2021開幕戦情報

    2021年2月27日(土)17:00
    ヴィッセル神戸 vs ガンバ大阪(ノエビアスタジアム神戸)
    放送:DAZN

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  17. サンフレッチェ広島
    (C)Goal

    サンフレッチェ広島

    目標ライン:上位進出
    昨季成績:8位(13勝9分け12敗|46得点37失点)
    広島|2020-21冬移籍|IN/OUT一覧

     昨季は3-4-2-1をベースに、ポゼッションとショートカウンターを織り交ぜたスタイルを標榜。一定の成果を生んだものの、得点力不足を露呈する試合も少なくなく、優勝争いに絡めないままシーズンを終えた。

     その反省を生かすべく、今季は4-2-3-1のシステムで挑むことが濃厚だ。前の人数を増やし、高い位置でのボール奪取から、素早くゴールに迫ることが狙いとしてあるだろう。

     得点源だったレアンドロ・ペレイラが移籍したものの、昨季に期限付き移籍先の横浜FMでブレイクしたジュニオール・サントスを柏から獲得。このストライカーが新スタイルのキーマンとなることは間違いない。レアンドロ・ペレイラよりも機動力に優れるため、スピードが求められるサッカーにはうってつけの人材であり、前線からの守備でも重要な役割を担いそうだ。

     最前線を除けば、昨季のメンバーがベースとなる。堅守を誇った最終ラインは3枚から4枚に変わるものの、左SBの東俊希を押し上げ、右SBの野上結貴を中央にスライドさせれば、試合中に3バックに戻すこともできる。戦況に応じた柔軟な戦いも可能となるはずだ。

     大黒柱の青山敏弘は健在で、荒木隼人、森島司らが主軸へと成長。4年目を迎える城福浩監督の下で成熟するチームは、新システムによる攻撃サッカーを機能させ、復活を高らかに告げられるか。

    (文=原山裕平)

    ■2021開幕戦情報

    2021年2月27日(土)14:00
    サンフレッチェ広島 vs ベガルタ仙台(エディオンスタジアム広島)
    放送:DAZN/NHK広島/NHK仙台

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  18. 徳島ヴォルティス
    (C)Goal

    徳島ヴォルティス

    目標ライン:残留
    昨季成績:J2・1位(25勝9分け8敗|67得点33失点)
    徳島|2020-21冬移籍|IN/OUT一覧

     4年目にして徳島をJ2優勝&J1昇格に導いたリカルド・ロドリゲスが浦和に去ったが、渡井理己、垣田裕暉、西谷和希と言った攻撃の核となる選手が残留。さらにアンダー世代のホープである藤田譲瑠チマを獲得し、川崎FでJ1優勝を経験した宮代大聖も加わるなど、興味深いタレント構成となっている。

     しかしながら新型コロナウイルスの影響でダニエル・ポヤトス新監督の来日が遅れ、スタッフ会議から選手のチェック、ポジション別のミーティングや個人面談まですべてオンラインで行わなければならない状況が続く。

     早く同流できるに越したことはないが、開幕戦は甲本偉嗣コーチが監督代行を務めることになりそうだ。もちろんベースになる戦術はしっかりと現場に伝えられている。

     宮崎合宿で行われたトレーニングマッチの様子を見ると、後ろからボールをつなぐ基本スタイルは前体制から継続されるが、ビルドアップのやり方には違いが見られる。大きなところで言えば、ボランチがなるべく最終ラインに下がらず、中盤に数的優位と位置的優位を作っていき、その分もGKが高い位置で関わっていく。

     センターバック二枚とGKは攻守の生命線とも言えるポジションであり、ポヤトス監督の評価次第で実績に関係なくレギュラー奪取のチャンスがあるはず。注目は昨季J2で17得点の垣田がどこまでゴール数を伸ばせるか。

     その他にも、宮代大聖も二桁得点に意欲を見せ、将来的な欧州移籍を視野に入れる藤田譲瑠チマもJ1で真価が問われる。さらに、ブラジルの新鋭DFカカの加入が内定し、日本の環境に慣れればレギュラー候補なだけに、合流が待ち遠しいところだ。

    (文=河治良幸)

    ■2021開幕戦情報

    2021年2月27日(土)14:00
    大分トリニータ vs 徳島ヴォルティス(昭和電工ドーム大分)
    放送:DAZN/NHK大分

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  19. アビスパ福岡
    (C)Goal

    アビスパ福岡

    目標ライン:残留
    昨季成績:J2・2位(25勝9分け8敗|51得点29失点)
    福岡|2020-21冬移籍|IN/OUT一覧

     昨季J2で15試合無敗を記録するなど、就任1年目にしてJ1昇格を成し遂げた長谷部茂利監督の手腕は本物だ。

     ただ、チーム作りのプロセスにある中で昇格するというのはリスクもある。攻守のトランジションはJ1にも引けを取らないが、攻撃面のクオリティは早い段階で再構築していく必要がある。実際にセンターラインの主力を担っていた上島拓巳、松本泰志、遠野大弥、右サイドから鋭い突破でチャンスを構築した増山朝陽がレンタルバック、あるいは新天地に活躍の場を求めた。

     それでも残留ラインを超えて中上位への躍進も期待できるのは、各ポジションに良質なタレントを加えたからだ。長谷部サッカーを熟知する左サイドバックの志知孝明は活躍を予想しない方が難しい。

     C大阪で応援チャントが話題になったブルーノ・メンデスは、フアンマ・デルガドとJ屈指の2トップを形成するのに能力的な不足はない。CBはカルロス・グティエレスとドウグラス・グローリがファーストセットとして想定されるが、奈良竜樹と宮大樹も最終ラインの主力を張りうる実力者で、福岡がJ1にも誇れる自慢のセクションだ。CBがこれだけ充実すると、昨季の終盤に応急措置として見られた長身DF三國ケネディエブスのFW起用が増えるかもしれない。

     見えにくいのは増山に代わる右サイドハーフと現時点で手薄なボランチの3、4番手。右サイドはテクニシャンの杉本太郎か新外国人のジョルディ・クルークスか、長崎から加入の吉岡雅和か。いずれも新戦力の競争になりそう。

     一方のボランチは前寛之と重廣卓也に続く選手が、現状はアカデミーから昇格してきた森山公弥、あるいは杉本、攻撃的MFの田邉草民がこなせるものの、過密日程を考えるとかなり心許ない。CBの一人をアンカーに使う4-3-3などのオプション構築がない限り、開幕までの補強が求められるポジションだ。

    (文=河治良幸)

    ■2021開幕戦情報

    2021年2月28日(日)13:00
    アビスパ福岡 vs 名古屋グランパス(ベスト電器スタジアム)
    放送:DAZN/NHK福岡/NHK名古屋

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  20. サガン鳥栖
    (C)Goal

    サガン鳥栖

    目標ライン:上位進出
    昨季成績:13位(7勝15分け12敗|37得点43失点)
    鳥栖|2020-21冬移籍|IN/OUT一覧

     ハイプレスをベースに相手陣内で主導権を握るスタイルを勇敢に貫いて、13位フィニッシュを果たした2020シーズン。そこから上位に躍進するのか、それとも4枠に増えた降格圏に沈むのかは、新加入選手の早期フィットとアカデミー出身選手を中心とする若手選手の成長にかかっている。

     金明輝監督は一桁順位を最低ラインの目標に掲げながら、あわよくばACL出場権まで見据えて開幕前の強化に取り組んでいる。原川力が移籍した中盤の再構築は必須事項だが、基本的にはポジションごとのベースがあるところに、小屋松知哉との“京都橘コンビ”復活が期待される仙頭啓矢をはじめ気鋭の右SB飯野七聖、闘うCB田代雅也、万能型FW山下敬大など昨季のJ2で輝いたタレントがどう組み込まれるのか。

     金監督はそうした新戦力が合宿から期待通りのアピールをしていることに満足感を示したが、良い意味で驚いたのが実績十分なファン・ソッコだという。個の守備能力はこれまでのプレーをチェックすれば分かるが、実際に現場で指導してみてJ屈指のDFだと再認識したようだ。

     キャプテンに指名されたエドゥアルドととともに、ハイラインの防衛者として期待がかかる。副キャプテンにはJ1の100得点が間近に迫るFW豊田陽平、鳥栖で悲願のACL出場を狙うGK朴一圭、同世代のリーダー格である松岡大起の三人が指名された。それぞれの思いを抱きながらチームの躍進に貢献できるか注目だ。

    (文=河治良幸)

    ■2021開幕戦情報

    2021年2月27日(土)15:00
    湘南ベルマーレ vs サガン鳥栖(レモンガススタジアム平塚)
    放送:DAZN

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  21. 大分トリニータ
    (C)Goal

    大分トリニータ

    目標ライン:残留
    昨季成績:11位(11勝10分け13敗|36得点45失点)
    大分|2020-21冬移籍|IN/OUT一覧

     片野坂知宏監督が引き続き指揮を執ることは間違いなくアドバンテージだが、鈴木義宜、岩田智輝、田中達也と複数の主力選手が抜けた穴を埋めるのは簡単ではない。

     特に長らくディフェンスリーダーにして防波堤だったCB鈴木義宜の移籍は、計り知れないインパクトがある。湘南から加入した坂圭祐も戦術眼、機動力、統率力に優れるが、高さを含めた守備のデュエルという部分では左右CBの助けが必要だろう。

     その意味では三竿雄斗が鉄板だった3バック左に182cmの刀根亮輔、新加入の上夷克典が入る可能性もある。なお上夷は京都で元日本代表DF田中マルクス闘莉王の弟子のような存在であり、“カタノサッカー”を吸収できれば鈴木義宜に勝るとも劣らない存在になるポテンシャルは十分にある。

     岩田の後釜となる3バック右の有力候補は、182cmのサイズと推進力のある攻め上がりが武器とする黒﨑隼人だ。阿吽の呼吸だった岩田&松本のホットラインを短期間で再構築するのは不可能だが、黒﨑ならではの特長を発揮し、組織的なギャップは徐々に埋めていきたい。

     ハイタワーの長沢駿、飛び出しセンス抜群の渡邉新太を加えた前線の得点力に関しては昨シーズンを上回るものがあるだけに、J1王者の川崎FからMF下田北斗を加えた中盤が両サイドを使いながら、いかに効率よく前線を生かしていくか。スタメン候補の11人を表記したが、5人の交代枠を駆使した総力戦になることは間違いない。

    (文=河治良幸)

    ■2021開幕戦情報

    2021年2月27日(土)14:00
    大分トリニータ vs 徳島ヴォルティス(昭和電工ドーム大分)
    放送:DAZN/NHK大分

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  22. 移籍動向など開幕前情報は?
    (C)J.LEAGUE

    移籍動向など開幕前情報は?

  23. Jリーグ観るならDAZNで!
    (C)J.LEAGUE