AFPいまだ無得点…ヴィルツのリヴァプール初ゴールがオウンゴール判定に。クラブの試練は続く
リヴァプールは昇格組のサンダーランドに先制を許し、またもや敗戦の危機に直面していた。
失点時の守備は拙く、キャプテンのDFヴィルジル・ファン・ダイクがボールを奪われ、その後のシュートが彼の脇をすり抜け、ゴールキーパーのアリソンを破った。
リヴァプールは再び自信に欠ける様子を見せ、粘り強いアウェイチームに対して決定的なチャンスをほとんど作れなかった。
しかしMFカーティス・ジョーンズの力強い突破とMFフロリアン・ヴィルツの卓越したドリブル技術が、待望の同点ゴールをもたらした。
最初の映像ではヴィルツの足元からクリーンにボールが蹴り出されたように見えたが、リプレイでは同選手のシュートがゴールから大きく外れる方向へ向かっていたことが明らかになった。
しかし、そのシュートがサンダーランドのムキエレに当たり、GKロビン・ロエフスの頭上を越えたことで、得点となった。
ヴィルツは、夏の移籍でアンフィールドにやって来て以来、多くの批判と嘲笑の的となっている。
プレミアリーグ王者への1億1600万ポンドの移籍金に見合うゴールやアシストをほとんど貢献できていないからだ。
今回の判定により嘲笑が続く可能性もあるが、自由さや創造性に欠けるプレーが目立ったこの夜、彼がリヴァプールで最も優れた選手の一人であったことは疑いようがなかった。
この見解は元リヴァプールでイングランド代表DFジェイミー・キャラガーも同調し、『スカイスポーツ』でこう語った。
「今夜は週末のウェストハム戦から明らかに後退した印象だ。試合を通じて得点の兆候すら見られなかった。エネルギー、鋭さ、スピード、パワーが欠如している。本当に憂慮すべき事態だ」
AFP古巣のレヴァークーゼンで見せた驚異的な活躍が、12月になってもいまだ見られないことを誰が予想しただろうか。
コミュニティ・シールドで加入後初アシストを記録し、UEFAチャンピオンズリーグでも2アシストを挙げているが、この22歳の技巧派選手の可能性はこんなものではないはずだ。
高額の移籍金にもかかわらず、彼は機能不全に陥っているリヴァプールに放り込まれた。攻撃の頼れる存在であるモハメド・サラーも、2024-25 シーズンの驚異的な活躍の後、鋭さを大きく失っている。 また、センターフォワードにも問題があり、イサクはニューカッスルからの記録的な移籍を強行した後、体調が万全ではない。一方、エキティケは、リヴァプールでのキャリアを非常に有望なスタートを切ったものの、ケガから復帰するために奮闘している。
まだ12月だが、リヴァプールはすでにプレミアリーグ優勝争いから脱落したように見える。
今回の結果で、現在首位で優勝候補のアーセナルに11ポイント差をつけられた。しかしアルネ・スロット監督のチームが傷をなめる時間はほとんどない。
イングランド全土のチームを待ち受ける、悪名高い過密なクリスマスシーズンのスケジュールが迫っているからだ。
次節は、チェルシーに勝利して勢いづくリーズ・ユナイテッドとのアウェイ戦という厳しい試合が控えている。さらにチャンピオンズリーグ再開時には、サン・シーロでのインテル戦という難敵との対戦が待ち受ける。
前回ホームでPSVに4-1の大敗を喫したリヴァプールは、決勝トーナメント進出とプレーオフ回避のため、さらなる勝ち点が必要だ。
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