9月にスタートしたアジア最終予選で初戦を中国に7-0、第2節ではアウェイでバーレーンに5-0と圧勝を遂げた日本代表。迎える10月シリーズ、チームは7日にサウジアラビア・ジッダで始動した。森保一監督が今回招集した27選手、そこにあるメンバー選考の意図とは?(取材・文=林遼平)
Getty Images遠藤、久保、大橋…アジア最終予選10月シリーズ日本代表招集メンバーの現在地と森保監督の狙い
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Taisei Iwamoto過去の勝利=これからの勝利ではない
日本は9月のアジア最終予選を連勝で乗り切った。苦戦が予想された中で、蓋を開けてみれば12得点0失点という見事な結果。そのパフォーマンスは "日本強し”を印象付けるものだった。
迎える10月の最終予選では、サウジアラビアとオーストラリアという強敵と相対する。長年、日本が苦戦を強いられてきた相手だと考えれば、この2試合がいかに重要かがわかるはず。ここでどれだけの成果を得られるかによって今後の最終予選の方針が変わってくるため、大きな意味を持つ2試合と言えるだろう。
この2試合の重要性はメンバー選考からも伝わってくる。「いいスタートを切れたと思うが、まだ何も掴み取れているわけではない。また試合は0-0から始まるということ。過去の勝利はこれからの勝利を約束してくれるものではない」と森保一監督が今回の戦いに警戒を強める中で、9月からの変更は三選手にとどめている(高井幸大の負傷のため関根大輝が招集されて4人に)。メンバーが固まってきているとも言えるが、この大事な戦いに向けて現状のベストメンバーを招集したと考えていいはずだ。
その上で、新たな刺激を与えたい選手たちを招集。今後の戦いを見据えた中で、さらなる成長が見込める選手を選び、この舞台を経験させることでの変化を求める狙いが見える。本気で勝ちに行くことはもちろん、新たな選手たちの進化を見据えているのが森保監督なのだ。
ここでは、所属チームで出番が減っている遠藤航や、チームの不振にも苦しむ久保建英などの状況を改めて振り返りつつ、新たな顔ぶれとなった大橋祐紀といった新戦力をピックアップし、10月シリーズを展望する。
Taisei Iwamoto遠藤航(リヴァプール)
「心配していません」。メンバー発表の会見で語った言葉が、森保監督の素直な思いだろう。今季、確かに遠藤はリヴァプールで出場機会を失っている。ピッチに立った時間で言えば、昨季と比べ限りなく少ない。だが、出場機会を得たタイミングでパフォーマンスが悪いかと言えばNOだ。
カップ戦のスタメン出場でも、リーグ戦の途中出場でも、内容を見れば不安に思える要素はない。「日常から世界選抜のようなチームメートとしのぎを削りながら高いインテンシティでトレーニングしているというだけでも、試合に向けてのコンディションは整えてこられている」とは森保監督の言葉。10月も主将がチームを牽引する姿が見られるはずだ。
Getty Images久保建英(レアル・ソシエダ)
遠藤同様に出場機会が減少したという点で言えば、レアル・ソシエダの久保もそうだ。今季、主力選手が数人チームを離れた中、なかなか結果が出ないことで試行錯誤を繰り返すことに。その影響もあって久保のパフォーマンスも上がってこず、難しい時期が続いていた。
それでも、ここ数試合は内容も向上。ラ・リーガ第8節のバレンシア戦では見事なゴールを奪うと、第9節のアトレティコ・マドリー戦ではピッチで存在感を発揮して攻守に躍動する姿を見せた。日に日に調子は上がっており、今回の代表戦でも前線で違いを見せてくれることは間違いない。
Taisei Iwamoto大橋祐紀(ブラックバーン)※初招集
近年、Jリーグの舞台で得点を量産してきたストライカーが、チャンピオンシップの舞台で大暴れしている。今夏にサンフレッチェ広島から移籍したブラックバーンでさっそくチャンスを掴むと、9試合4得点と見事なパフォーマンスを披露。その大活躍ぶりが評価され、今回の日本代表に初めて招集されることになった。
まだまだスタメンを張れるほどの信頼感はないかもしれないが、こういう舞台を経験することで新たな進化を遂げる可能性もある。「いろいろな選手の刺激を受けて、成長して、なおかつ結果を求めていきたい」とは大橋の言葉。今までとはまた違った舞台を経験することで、さまざまなものを吸収し、進化への糧としていきたい。
(C)Getty Images藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン)
五輪世代の大黒柱が森保ジャパンに久々の招集を受けた。パリ五輪後、シント=トロイデンに戻った藤田は、そこからの8試合に全て先発出場。五輪で見せたハイパフォーマンスを継続し、中盤の主軸としてチームの7試合無敗に大きく貢献している。
そんな藤田に対して森保監督は「ボランチとして6番のプレーを主に見ているが、作りのところの6番だけでなく、8番の攻撃的な可能性を代表の中で見てみたい」と主張。さらなる成長が期待される選手の一人だが、「代表の戦力として活動の中で存在感を示してほしい」とする森保監督の言葉通り、ここで力を証明することで代表への生き残りをかけていきたい。
Taisei Iwamoto関根大輝(柏レイソル)※初招集
高井幸大(川崎フロンターレ)の負傷により追加招集で呼ばれたのは、こちらもパリ五輪で不動の右SBとして確かな存在感を放った関根だった。2023年にパリ五輪世代となるU-22日本代表に初招集されると、そこから一気に評価が上昇。今年の4月に行われたAFC U-23アジアカップでスタメンの座を得ると、パリ五輪では主力の一人として3試合にフル出場を果たした。
その後、柏に戻ってから負傷もあって出られない時期もあったが、Jリーグでも確かな存在感を発揮。パリ五輪で敗れたスペイン戦を経て、「一つひとつのパス練習やトラップパスというのは帰ってからもこだわるようにやってきた」ことがプレーの質を上げることに。初招集でも物怖じせず、いろいろなことを経験することでさらなる成長を期待したい。

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