1年前のコール・パーマーはイングランドのフル代表デビューまでまだ1カ月を待たねばならない状態だったが、今や彼はスリー・ライオンズの現在と未来に不可欠な選手のように思われる。ガレス・サウスゲート後の時代に突入したイングランド代表はネーションズリーグでギリシャとフィンランドとの対戦が続いていくが、チェルシー最新のカリスマはリー・カーズリー暫定監督のもとで舞台のセンターに立つ準備が出来ている。
しかし、パーマーがスターになっていくにつれ、もうひとりの並外れたイングランドの選手の代表での役割が疑問視されるようになってきた。ジュード・ベリンガムが押しも押されもせぬ存在であり、パーマーが外せない存在になったなら、フィル・フォーデンの居場所はどこにあるのか。困難と崩壊の新シーズンが始まり、マンチェスター・シティ所属のフォーデンは、イングランド代表の最新の「誰を先発させるか」論争が激しくなるにつれ、自由に使える攻撃的MFのダイナモたちをバランスよく起用する責任を負うカーズリー暫定監督のもと、みずからが劣勢に立たされていることを自覚していることだろう。
パーマーとベリンガムはブカヨ・サカとともに、イングランドの攻撃を長期にわたって構築していくべき、文句なしの中心選手であることを証明してきた。それはつまり、フォーデンは代表での未来をかけて戦わなければならないかもしれないということを意味する。
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