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ラッシュフォードがマンチェスター・Uで「苦しんだ」理由とは…バルセロナSDデコが語る

  • rashford(C)Getty Images

    デコ氏は2023年夏、経営陣として古巣クラブに復帰した。それまで代理人として活動していたデコ氏は、バルセロナのジョアン・ラポルタ会長に役職就任を勧められた後、元クライアントのハフィーニャや、マーカース・ラッシュフォードなど、数々の選手を獲得している。

    イングランド代表のラッシュフォードは、ハンジ・フリック監督の攻撃陣において3つの先発ポジションすべてをこなせる能力と、新たな挑戦への意欲から当初から獲得候補として注目されていた。 デコ氏は『タイムズ紙』に対しラッシュフォードが特にバルサ移籍を強く望んでいたことを明かした。

    ラッシュフォードは2025-26シーズン終了までレンタル移籍中で、買い取りオプション条項は2620万ポンドに設定されている。デコ氏によれば、ラッシュフォードはマンチェスター・ユナイテッドの主力選手としてのプレッシャーから解放され、クラブでの時間を楽しんでいるという。

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    バルセロナでのラッシュフォードの復活について問われたデコ氏はこう語った。

    「彼は我々と共に幸せだ。マーカスは素晴らしい選手だ。マンチェスター・ユナイテッドで重要な選手になる責任を背負った。ユナイテッドも我々同様、世界有数のビッグクラブだが、彼は若すぎた。ユナイテッドでの世代交代にも少し苦しんだ。 過去5年間のユナイテッドを見ればわかるが、チーム再建と再強化に苦戦していた。彼はその渦中にいた。だから、周囲から多大な期待を背負う選手にとって容易なことではない。重要な選手となれば、責任も大きいのだ」

    「我々は市場で彼のような選手を探していた。前線の3ポジションをこなせる選手だ。バルセロナでプレーしたいという彼の意思により、今マーカスをレンタルで獲得できた。彼は長く待った。我々が財政規則に縛られていることも理解していた。だが彼は忍耐強く待ち、我々は彼を迎えられて嬉しい」

  • ラッシュフォードの残留の可否は、バルセロナが直面する継続的な財政難にかかっているだろう。

    デコ氏は、ラポルタ会長がこうした困難な時期にクラブを率いる姿勢への称賛を表明し、ラミン・ヤマルやアレハンドロ・バルデといった自クラブで育成された若手選手を中心に築かれた若手チームが、ラッシュフォードのようなトップスターを惹きつけていると語った。

    「マーカスのような賢い選手は、クラブが好きだからではなく、タイトルを勝ち取りたいから契約するのだ」

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    この移籍が恒久的なものになるかどうかは別として、クラブと選手の両方が、この関係から即座に利益を得ているようだ。

    最近の負傷による挫折はあったものの、ラッシュフォードはバルセロナでの生活にすぐに慣れ、来年の夏のFIFAワールドカップに向けて、代表でのキャリアを復活させるほどの好調さを楽しんでいる。

    バルセロナは、ヤマル、ハフィーニャ、ロベルト・レヴァンドフスキの負担を軽減できる存在tpして、熱心で多才なラッシュフォードを獲得した。

    彼は、今後のラ・リーガ優勝争いにおいて、かけがえのない存在となるだろう。

    現在、バルサはライバルであるレアル・マドリーを1ポイント上回り、首位に立っている。12月2日にはカンプ・ノウでアトレティコ・マドリーを迎え撃つ。