Best managers in Europe 2024 GFXGOAL

2023-24シーズンの欧州クラブ監督ランキングTOP21

ヨーロッパにおいて、2023-24シーズンはここ最近にあって最も特殊なシーズンのひとつだった。五大リーグの各クラブの中には、体力以上の力を発揮して前例のない躍進を遂げたチームもあれば、スポットライトから遠く離れることとなったチームもある。まさに下剋上のシーズンだった。

では、そうしたサクセス物語を牽引し、特別な賛辞に値する監督は誰か。以下に、ヨーロッパで最高の仕事をした21人の監督をランキングしてみよう…。

  • Bo Henriksen Mainz 2023-24Getty

    21ボー・ヘンリクセン(マインツ)

    1月にボー・ヘンリクセンが就任した時のマインツは完全に死に体だと思われていた。ブンデスリーガの残留ラインのチームから勝ち点が9も少なかったのだ。ところが、このデンマーク出身監督はハリー・ケインの大活躍でバイエルン・ミュンヘンに8対1で大敗した試合から衝撃的な反転攻勢を成功させた。マインツは9試合連続負けなしで降格プレーオフチームとの勝ち点差2でシーズンを終えたのである。

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  • Edin Terzic BVBgetty images

    20エディン・テルジッチ(ボルシア・ドルトムント)

    ドルトムントとエディン・テルジッチ監督にとって、今シーズンの国内リーグは何ら変哲のないものだった。BVBはブンデスリーガを5位で終え、優勝したレバークーゼンとの勝ち点差は27もあったし、DFBポカールはベスト16で敗退した。しかしながら、それにもかかわらず、テルジッチ監督は今シーズンの残り1試合で歴史の頂点に立っている。

    若きテルジッチ監督はチャンピオンズリーグで躍進し、特に注目すべきは下馬評を覆して準決勝でパリ・サンジェルマンに勝利したことで、これにより、UEFAの係数に従ってブンデスリーガの5位のチームに与えられることとなった、来シーズンのチャンピオンズリーグ出場権を獲得した。決勝では過去最多王者に屈したが、それでも誇れるチームをつくった。

  • 20230519 Arne Slot(C)Getty Images

    19アルネ・スロット(フェイエノールト)

    ユルゲン・クロップの後任としてリヴァプールの監督になってプレミアリーグへ行くことになったアルネ・スロットには、今までになく大きなことが待ち受けているだろうが、今シーズンもまたロッテルダムにタイトルをひとつと記憶すべきリーグ戦の優勝争いを残して、フェイエノールトに別れを告げることとなった。2023年に獲得したエールディヴィジのタイトルを保持することはできなかったが、スロット監督はオランダのカップ戦の優勝を達成し、リーグ戦でもPSVと接戦を繰り広げて2位となってチャンピオンズリーグ出場権を確保した。

  • Jurgen-Klopp(C)Getty Images

    18ユルゲン・クロップ(リヴァプール)

    クロップとリヴァプールにとって、いつかは必ず起こることがやってきたが、このドイツ出身監督の最後のシーズンに四冠を達成するという挑戦は、結局は達成できなかった。それでも、今シーズンはつらかった2022-23シーズンからのレッズ復活のシーズンとして記憶されるべきであり、マンチェスター・シティやアーセナルを相手に、最後に力尽きたとはいえ、スリリングなプレミアリーグ優勝争いを繰り広げた。

    3位という結果は立派なものであり、今シーズン途中にはカラバオ・カップ優勝も成し遂げた。クロップの勇退は、アンフィールドやプレミアリーグを超えて惜しまれることだろう。

  • Arteta-ArsenalGetty

    17ミケル・アルテタ(アーセナル)

    アーセナルはやはりビッグクラブである。2023-24シーズンはタイトル獲得に至らなかったものの、ガナーズは昨シーズンのプレミアリーグでの優勝争いがまぐれでなかったことを証明した。ミケル・アルテタ監督のチームは今シーズン、マンチェスター・Cをさらに激しく追い詰め、最終日まで優勝を争った。

    絶対王者マンチェスター・Cに勝ち点差2まで迫ったことは並大抵のことではなく、かの有名な20年前の無敗優勝の時の合計勝ち点と1しか差がなかった。トーマス・トゥヘル監督のバイエルン・ミュンヘンに準々決勝で敗れたことはアルテタ監督にとってフラストレーションが溜まることだろうが、チャンピオンズリーグへの復帰も非常に素晴らしかった。

  • Frank Schmidt , head coach of 1. FC HeidenheimGetty Images

    16フランク・シュミット(ハイデンハイム)

    フランク・シュミット監督率いるハイデンハイムの今シーズンの功績がいかに素晴らしいか、どんなに大げさに言っても言い足りない。シュミット監督はドイツのサッカー史上、最も長く監督を務めている。

    2022-23シーズンの最終日に2部リーグ優勝を果たし、初めてブンデスリーガに昇格したハイデンハイムは、すぐに2部へ逆戻りするだろうと誰もが考えていた。ところが予想を覆して大躍進し、一度も降格の危機に陥ることなく、8位という素晴らしい高順位でシーズンを終え、来シーズンのカンファレンス・リーグ出場権を獲得した。

  • Kieran McKenna IpswichGetty

    15キーラン・マッケンナ(イプスウィッチ・タウン)

    キーラン・マッケンナは、突然イングランド・サッカーで最も引く手あまたな監督となった。イプスウィッチ・タウンを2年連続で昇格に導き、22年ぶりにクラブをプレミアリーグへ復帰させたのだ。

    トラクター・ボーイズの愛称で知られるイプスウィッチ・タウンは、優勝したレスター・シティと勝ち点差わずか1で2位となったが、圧倒的なボール扱いのうまさによって、チームと監督は多くのファンを獲得した。しかしながら、マッケンナ監督の評判は大きくなりすぎ、イプスウィッチはチームの新たなプレミアリーグ時代に引き続きマッケンナに監督をしてもらうために戦わなければならなくなっている。チェルシー、ブライトン、マンチェスター・ユナイテッドが興味を示している。

  • Bosz-PSVGetty

    14ピーター・ボス(PSV)

    アヤックスが他で負けたおかげとはいえ、PSVはピーター・ボス監督就任1年目で、スロット監督率いるフェイエノールトを劇的に上回り、6年ぶりのエールディヴィジ優勝を果たした。その間、オランダの巨人はわずか1試合しか負けなかった。

    PSVの成功には、バルセロナとセビージャで活躍したベテランのストライカー、ルーク・デ・ヨングが大いに貢献しており、全公式戦で38得点と笑ってしまうほどの大量得点をあげ、アシストも18を記録している。デ・ヨングは、チャンピオンズリーグでPSVの歴代最多得点選手ともなり、ボス監督はチームを8年ぶりの決勝トーナメント進出に導いた。

  • Pepp-Guardiola(C)GettyImages

    13ペップ・グアルディオラ(マンチェスター・C)

    ペップ・グアルディオラをこのリストに入れるべきか、入れるとしたら何位かについては常に問題になる。このカタルーニャ出身監督が常に完璧を追い求める一方、マンチェスター・Cは国内とヨーロッパを制覇した2022-23シーズンの三冠を再び成し遂げることはできなかった。一時はまたこの快挙を成し遂げるのではないかと思われたが、今回はチャンピオンズリーグでは常連のレアル・マドリーに準々決勝で敗れ、FAカップ決勝でマンチェスターのライバル、マンチェスター・Uに負けたため、プレミアリーグ優勝のみで満足するしかなくなった。

    マンチェスター・Cがシーズンの大半で最高の状態ではなかったことは間違いないが、復活して勢いを取り戻し、リーグ優勝、それも歴史的な4年連続の優勝を果たしたことは名監督の証となるだろう。

  • Nicky Hayen Club Brugge manager 2023-24Getty

    12ニッキー・ヘイエン(クラブ・ブルッヘ)

    クラブ・ブルッヘはベルギー・プロリーグの強豪であるが、2023-24シーズンはニッキー・ヘイエン監督のもと、史上最も不可能と思われたタイトル獲得を成し遂げた。ヘイエン監督が直近でシニアチームの監督をしたのはウェールズのセミプロ、ハーバーフォードウェスト・カウンティであった。

    ヘイエン監督は、3月、ブルッヘが5位となったレギュラーシーズンが終わって解雇されたロニー・デラの後任として、U23チームの監督から昇格した。首位のユニオン・サン=ジロワーズとの勝ち点差は19あった。ところが、決勝ラウンドに入り、青と黒のチームは10試合負けなし。7勝をあげてタイトルを獲得したのである。

    ヘイエン監督はカンファレンス・リーグでも、フィオレンティーナに惜敗はしたものの、ブルッヘを準決勝に導いた。

  • Unai Emery Aston Villa 2023-24Getty Images

    11ウナイ・エメリ(アストン・ヴィラ)

    ウナイ・エメリ監督はアーセナルで結果が出せなかった後、プレミアリーグのアストン・ヴィラで自分の主義主張を証明しようと必死になっているように思われていたが、2023-24シーズンには事態を数段階レベルアップさせた。チーム最多の27得点をあげたオリー・ワトキンスを筆頭に、息もつかせぬ攻撃的サッカーでパワーアップした元ヨーロピアン・カップ優勝チームは、史上初めてチャンピオンズリーグ出場権を獲得し、41年ぶりにヨーロッパのエリートクラブが集う大会に参加することとなった。

    エメリ監督は真に本格的な改革を成し遂げており、来シーズン、ヨーロッパのどのエリートクラブもヴィラ・パークで楽な試合はできないだろう。今シーズンも当然ヨーロッパでタイトル争いをするべきだったが、カンファレンス・リーグの準決勝で、オリンピアコスにまさかの敗戦を喫した。

  • MichelGetty Images

    10ミチェル(ジローナ)

    今シーズンのジローナはまさしく、スペインで下剋上を起こそうと全力をつくした。シーズン全体を通してレアル・マドリーやバルセロナといった強豪と激闘を繰り広げ、最終的にディエゴ・シメオネ監督のアトレティコ・マドリーよりも上の3位となった。ミチェル監督のチームは長いあいだ順位表のトップで居続けたが、レアル・マドリーがシーズン終盤にリードを圧倒的に広げていったため、結局わずかに届かなかった。

    それでも、シティ・フットボール・グループの所属ではあるが比較的小規模なチームを、多才でエキサイティングなチームにしてクラブ史上初のチャンピオンズリーグ出場に導いた監督は、大きな称賛に値する。

  • Simone Inzaghi Inter 2024Getty

    9シモーネ・インザーギ(インテル)

    シモーネ・インザーギは、ヨーロッパで最も過小評価されている監督ではないだろうか。2023-24シーズン、監督になってから初めてスクデットを獲得して、確かに今は大いに評価され、駆け足で評価をあげている。インテルは、2位となった同じミラノのライバルACミランに勝ち点差19をつけ、他のチームも蹴散らして、2021年以来のセリエA優勝を果たした。4月のミラン戦での勝利が優勝を確実にしたことで、このタイトル獲得はより一層甘美なものとなった。

    昨シーズン決勝進出を果たしたチャンピオンズリーグでの今シーズンの戦いぶりは、ベスト16でアトレティコ・マドリーに敗れたことで印象の薄いものとなったが、スクデット獲得はそれを補って余りあるものとなろう。

  • amorim(C)Getty Images

    8ルベン・アモリム(スポルティングCP)

    ルベン・アモリムはまたやった。2021年に長く、長く悲願だったリーグ優勝をスポルティングCPにもたらした監督は、3年後の今年、国内の主なライバルであるベンフィカやポルトよりも少ない予算で戦わなければならないにもかかわらず、チームを2度目の優勝に導いた。

    アモリム監督はシーズンを通してリーグ戦で2敗しかしておらず、スポルティングはリスボンのライバルであるベンフィカに、リーグ戦で勝ち点差を10もつけてシーズンを終えた。元コヴェントリー・シティのFWヴィクトル・ギェケレシュが43得点をあげたことが大きい。しかしながらこの夏、スポルティングはこのストライカーと監督を引き留めるために全力を尽くさなければならない。ヨーロッパの主要クラブが、プリメイラ・リーガでは収まり切れなくなったであろうこの2人の包囲網を敷いていると言われている。

  • Thiago MottaGetty Images

    7ティアゴ・モッタ(ボローニャ)

    2023-24シーズンは、ヨーロッパ全土で比較的小規模なチームが下剋上を起こす傾向があり、イタリアではティアゴ・モッタ監督の素晴らしいボローニャが躍進して6位以上の成績をあげ、最終的に60年ぶりにヨーロッパのトップチームが集まる大会への出場権を獲得した。ポゼッションを基本とした、高いリスクをとるスタイルと堅固な守備が注目を浴びている。

    セリエAを5位で終えたボローニャは、今シーズンのヨーロッパでの大会でイタリアのクラブが健闘したことにより、初めてチャンピオンズリーグに参加することとなる。だが残念なことに、モッタ監督はユヴェントスから誘いが来たため、ボローニャを率いてチャンピオンズリーグを戦うことに執着しないようである。

  • Sturm Graz's Austrian coach Christian IlzerGetty Images

    6クリスティアン・イルザー(シュトゥルム・グラーツ)

    クリスティアン・イルザーとは何者かと疑問に思うかもしれないが、それも無理はない。その問いの答えは、レッドブル・ザルツブルクが強固に握り続けていたオーストリアのリーグタイトルを、ついに奪い取った監督、である。10年ぶりにオーストリアが迎えた新チャンピオン、それがシュトゥルム・グラーツなのだ。

    このクラブが優勝したのは13年ぶり、1999年以来2度目のことである。ザルツブルクを所有するレッドブルの財力に勝ったのだ。タイトル争いはリーグ最終日までもつれこみ、勝利をあげたシュトゥルムは2000-01シーズンにグループステージに進出したチャンピオンズリーグの出場権を得た。5月初旬にはオーストリア・カップにも優勝した。

  • Sebastian Hoeness StuttgartGetty Images

    5セバスティアン・ヘーネス(シュトゥットガルト)

    ブンデスリーガは2023-24シーズンに大きく揺さぶられたが、レヴァークーゼンが話題をさらい続けた一方、シュトゥットガルトも大きなことをやらかした。セバスティアン・ヘーネス監督のもと、シュトゥットガルトの選手たちは、勝者レヴァークーゼンに控えたチームの中では最高のプレーを見せ、バイエルン・ミュンヘンやボルシア・ドルトムント、RBライプツィヒを上回る成績でシーズンを終えたのだ。ほんの12カ月前、2022-23シーズンの末期には降格プレーオフを戦っていたというのに。

    2位という成績は、最終日のボルシアMG戦に4対0で勝利し、バイエルンが負けたことによる。15年ぶりのチャンピオンズリーグ復帰も果たした。

  • Eric RoyGetty

    4エリック・ロワ(ブレスト)

    ブレストはここ10年、フランスのクラブから見逃されてきたエリック・ロワ監督のもと、今シーズンのリーグ・アンに衝撃を与えた。就任2年目のロワ監督は自由にできる資源が限られる中、シンプルなダイレクト・プレーを展開させて、2022-23シーズンにリーグ・アンに残留したパイレーツことブレストを見事に3位へ躍進させ、チャンピオンズリーグ出場に導いた。

    ブレストはチャンピオンズリーグはおろか、ヨーロッパの大会で戦ったことがない。ロワ監督がパリ・サンジェルマンで優勝したルイス・エンリケ監督を差し置いて、リーグ・アンの年間最優秀監督賞に選ばれたのは当然のことである。

  • Gasperini AtalantaGetty

    3ジャン・ピエロ・ガスペリーニ(アタランタ)

    ジャン・ピエロ・ガスペリーニは、アタランタを率いてヨーロッパの大会で頂点に立ち、物語性あふれるキャリアで初めてのタイトルを獲得して、ついに栄光に浸っていることだろう。アタランタのヨーロッパ・リーグ制覇は、プレミアリーグで苦労したアデモラ・ルックマンの衝撃的なハットトリックがもたらしたものだが、クラブに61年ぶりの栄冠となる、これ以上なく特別なものであった。コッパ・イタリアの決勝で負けた1週間後の3対0の勝利は今シーズン、それまで続いていたレヴァークーゼンの無敗記録を強烈に終わらせたのだった。

    GOALのMark Doyleは、この燦然たる夜の試合後、こう書いている。

    「現代サッカーにおいて、66歳のガスペリーニ監督ほど、あれほど小規模なチームを長く率いて、大きなことを成し遂げた監督はいない」

    まさにあの瞬間こそ、ガスペリーニ監督にとって最高の瞬間だったろう。彼はアタランタを間違いなく世界最高のパウンド・フォー・パウンドのチームにした。

  • Carlo-Ancelotti(C)Getty Images

    2カルロ・アンチェロッティ(レアル・マドリー)

    カルロ・アンチェロッティのタイトルへの欲求は飽くことを知らず、今シーズンのレアル・マドリーはさらに素晴らしい結果を得る可能性がまだ残っている。残念な2022-23シーズンを終え、ロス・ブランコスとその監督は今シーズン再び、誰にも負けない復活力を見せつけた。

    夏にジュード・ベリンガムと契約してパワーアップしたレアル・マドリーは、クラシコのライバルであるバルセロナを下してまたしても楽々とラ・リーガ優勝を果たした。負けたのは1試合のみ、無失点試合が21、失点は26しかしていない。今のところアンチェロッティ監督は、リーグ戦において監督としてのキャリア史上最高のシーズンを謳歌している。

    そしてCL決勝では指揮官として前人未踏の5度目の優勝を成し遂げ、名将の座をほしいままとした。

  • Xabier-Alonso(C)Getty Images

    1シャビ・アロンソ(レヴァークーゼン)

    1位がこの監督以外にありえようか! 衝撃の今シーズンの中でも、シャビ・アロンソのレヴァークーゼンは、「ネバークーゼン」が「ネバールーゼン」となり、究極のビックリ箱であった。バイエルン・ミュンヘンががっちりとつかんでいたブンデスリーガの王冠を奪い取ることは、どんなに絶好調なチームでもほとんど不可能な偉業だが、シーズンを無敗で乗り切ってそれを成し遂げたことは、まったくもって信じがたいことである。

    試合終了間際に引き分けや逆転勝ちを数えきれないほど起こしたことは運が味方したからだろうが、レヴァークーゼンはその強運に値するチームであり、その革新的で攻撃的なサッカースタイルは多くのファンを獲得した。史上初のブンデスリーガ優勝を成し遂げたレヴァークーゼンは、2位のシュトゥットガルトに勝ち点差17、信じがたいことにバイエルンとはさらに勝ち点差をもう1つけて、シーズンを終えたのだった。

    それでも充分でないというなら、アロンソ監督はヨーロッパ・リーグとDFBポカールでもチームを決勝に導いている。前者を無敗で勝ち進んだことはご存じのとおりで、その決勝の3日後、永遠に記憶されるリーグとカップの二冠が達成された。

    今シーズンは史上最高のシーズンのひとつとして語り継がれるだろうが、アロンソ監督の名前は今や、レヴァークーゼンとドイツサッカー全体の伝説の中に永久に刻まれている。