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【予想スタメン】日本代表、きょうインドネシア戦…負傷離脱相次ぐなか最終ラインは3バック継続か

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日本代表は10日、2026年ワールドカップ(W杯)アジア最終予選最終節でインドネシア代表とホームの市立吹田サッカースタジアムで対戦する。今予選初黒星を喫して迎えるインドネシア戦でのスタンス、先発の顔ぶれ、最終ラインの並び、そして相手チームの状況は?

【取材・文=河治良幸】

  • japan_indonesia_preview_01(C)Getty Images

    ■オーストラリア戦で出た課題

    終了間際の失点により、アウェイでオーストラリアに0-1で敗れた“森保ジャパン”は最終予選のラストを勝利で締めくくるべく、ホームのインドネシア戦は必勝体制で臨む。

    3月のバーレーン戦でW杯出場を決めたこともあり、6月シリーズは本大会に向けたチーム強化のリスタートにも位置付けられていた。そのため、ここまで最終予選を通してほぼ固定的なメンバー選考をしてきた森保一監督も、複数の初招集を含むフレッシュなメンバーを多く選んだ。

    オーストラリア戦ではA代表デビューとなった俵積田晃太(FC東京)や平河悠(ブリストル・シティ)に限らず、過半数が最終予選を経験していない選手が顔を並べ、経験ある選手はゲームキャプテンを任されたMF鎌田大地(クリスタル・パレス)と左センターバックの町田浩樹(ユニオン・サン=ジロワーズ)だけだった。

    もちろん、新たな選手をテストすると同時に代表経験を積ませることは大事だが、これまでから180度転換したような起用法はさすがに急ぎ過ぎたと言わざるを得ない。実際、パフォーマンスも個人の能力どうこうより、距離感や連係面でベースの低さが攻撃面にも影響したことは明らかだ。

    その町田は下腹部の負傷でハーフタイムの交代となり、3バックの中央を務めた渡辺剛(ヘント)も後半途中のアクシデントで高井幸大(川崎フロンターレ)との交代を余儀なくされた。鎌田のミスパスから押し込まれる流れで喫した90分の失点は、オーストラリアの狙いがハマった部分もあるが、日本にとっては失点に直接絡んだ選手の対応のまずさだけで済まされない、森保監督の采配を含めたこの日のゲームの問題を象徴するような失点だった。

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  • japan_indonesia_preview_05(C)GOAL

    ■限られるディフェンスラインの選択肢

    オーストラリア戦でテストに振り過ぎたこともあり、インドネシア戦は今回の招集メンバーで可能な限り、手堅いスタメンのチョイスが予想される。

    一番の懸念材料が町田と渡辺の離脱したディフェンスラインだ。3バックを継続するのであれば、CBを3人起用する必要がある。しかし、選択肢があまりにも少ないのだ。本職として3バックでの起用を想定できる選手は高井をはじめオーストラリア戦でスタメンだった関根大輝(スタッド・ランス)、ケガの町田に代わり後半から出ていた瀬古歩夢(グラスホッパー)、初招集の鈴木淳之介(湘南ベルマーレ)しかいない。

    可能かどうかという基準でいけば、ボランチの遠藤航(リヴァプール)やオーストラリア戦でボランチとして先発した佐野海舟(マインツ)もできるが、上記4人から選んでいくと考えられる。

    予想布陣はこれまで通り3バックにしたが、筆者としては高い位置からハメて攻勢をかけるために、一度4バックに戻すプランも考えていた。ただ、町田と渡辺の離脱により、シンプルにCB2枚で守るのに適したタレントが足りなくなってしまったことがネックだ。

    右サイドバックが本職の関根も4バックのセンターとなると未知数な部分が大きく、初招集の鈴木淳は湘南で3バックをベースにやってきており、代表デビューで2センターの一角を担うリスクは大きい。そう考えても今回は現実的に、そのまま3バックを継続すると見る。

  • japan_indonesia_preview_07(C)Yuta Tamada

    ■遠藤の相方、佐野海と藤田のサバイバル

    ボランチは、インドネシア戦で代表デビューが期待された熊坂光希(柏レイソル)が、練習中に右膝前十字靭帯断裂という大ケガを負って離脱してしまった。本人はもちろん、所属クラブの柏のことを考えても胸が痛いが、インドネシア戦はキャプテンの遠藤を軸として、佐野海と藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン)のどちらかで組むと考える。

    ドイツで評価を大きく高めた佐野海の個人能力に疑いの余地はないものの、ホームでインドネシアを押し込む時間帯が長くなること、遠藤とのタイプ的な相性を考えると今回は藤田がチョイスされるのではないか。

    ただ、W杯の本番に向けてはキャプテンの遠藤と今回は招集外の田中碧(リーズ)、守田英正(スポルティングCP)の3人がコンディションに問題ない限り、そのまま本大会まで行く可能性が高いと想定した場合に、4人目の有力候補として佐野海と藤田のサバイバルを印象づける試合になるかもしれない。

  • japan_indonesia_preview_08(C)Yuta Tamada

    ■得点必須、攻撃面のチョイス

    攻撃面に目を移すと、オーストラリア戦で途中出場だった久保建英(レアル・ソシエダ)と中村敬斗(スタッド・ランス)のスタメンはほぼ間違いない。[3-4-2-1]のままであれば久保は右のシャドー、中村は左ウイングバックがファーストチョイスとなる。右WBは複数の候補がいて難しいが、ポーランドで守備のハードワークだけでなく、覚醒的に攻撃力を開花させている森下龍矢(レギア・ワルシャワ)を予想した。左シャドーは佐野航大(NECナイメヘン)も有力だが、俊敏な仕掛けを得意とする三戸舜介(スパルタ・ロッテルダム)をチョイスした。

    1トップのスタメンで最有力は町野修斗(キール)か。オーストラリア戦はベンチ外だった細谷真大(柏)にもチャンスが来るかもしれないが、FIFAランキングのポイントを稼ぐ意味でも、勝利しか許されないインドネシア戦で、森保監督が信頼してスタートから送り出すのは町野と予想する。オーストラリア戦でスタメンの大橋祐紀(ブラックバーン)はジョーカーに回ると見るが、2トップのオプションを使っていくような展開があれば、町野と大橋のコンビはいやがうえにも期待感が高まる。

  • japan_indonesia_preview_04(C)Yuta Tamada

    ■インドネシア、欧州組は12人

    インドネシアは元オランダ代表のパトリック・クライファート監督が最終予選の途中から率いている。

    欧州組は12人で、イタリアのセリエAで主力を張るキャプテンのジェイ・イツェス(ベネツィア)など、タレント力はアジアでもかなり上位と見られる。6月5日のホーム中国戦では出場停止だったマルセリーノ・フェルディナン(オックスフォード)も来日メンバーに含まれており、積極的な仕掛けを武器にするアタッカーの存在は日本のディフェンスにとっても厄介だ。

    インドネシアは日本がオーストラリアに敗れたことにより、すでに2位以内での予選突破の可能性は消滅。4位以内で10月に予定されるアジア・プレーオフに回ることが確定している。

    オーストラリアのような鬼気迫る状況にない分、思い切って日本に全力をぶつけてくるだろう。相手も前に出てくることで、多少オープンになる可能性もあるが、日本としては最終予選の経験があるメンバーもないメンバーも、一人ひとりのビジョンがバラバラにならないように、攻守両面でコレクティブに戦いながら、ゴールを仕留めていってほしい。

    スタメンは手堅いチョイスだとしても、交代で投入される選手も含めて、勝利のために一つになる中で、森保監督に強くアピールするような個人の活躍があれば理想的だ。 

  • japan_indonesia_2(C)Getty Images

    日本 vs インドネシア|最新情報