クロアチア代表のズラトコ・ダリッチ監督が、今夏に中国クラブからのオファーがあったことを明かしている。
W杯予選最終節でクロアチア代表監督に就任したダリッチ。苦しんでいた母国をプレーオフ経由で本戦へ導くと、本大会では躍進。クロアチアを史上初の準優勝に導いた。その手腕は世界中から評価され、2018年FIFA年間最優秀監督最終候補にもノミネートされた。
そんな51歳の指揮官には、中国から破格のオファーが届いていたようだ。『24sata』に対し、オファーを認めつつ、断ったことを明かしている。
「書面でのオファーを貰ったよ。夏の間に彼らはここに来たが、私は断ったよ。何度もいろいろな人が私を雇うためにクロアチアに来た。今最後のオファーを受けたが、私はイングランド戦に完璧に集中している」
報道ではクラブの名前は明らかになっていないが、年俸800万ユーロ（約10億円）にタイトル獲得ボーナス200万ユーロ（約2億6000万円）、カップ優勝ボーナス150万ユーロ（約2億円）、スタッフへ200万ユーロの年間総額1350万ユーロ（約18億円）のオファーであったという。しかし、指揮官は母国代表指揮官を続投することを決断したようだ。
UEFAネーションズリーグ・リーグAのグループ4に属するクロアチアは、初戦でスペインに0-6と大敗を喫した。立ち直りを目指すチームは、13日にホームでイングランドと激突する。
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