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W杯得点王のケインに伊紙が皮肉「称賛のない得点王。急速に勢力失ったハリケーン」

ロシア・ワールドカップの得点王に輝いたイングランド代表FWハリー・ケインについて、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』は15日、「光より影が多かった」と皮肉に綴っている。

ロシアW杯では、6ゴールを挙げたイングランドのエース、ケインが得点王に輝いた。ケインは、グループリーグ初戦のチュニジア戦で2ゴールを挙げたほか、第2戦のパナマ戦ではハットトリック(うちPK2点)を達成。さらに決勝トーナメント1回戦コロンビア戦で1ゴール(PK)をマークした。だが得点の大部分がグループリーグであったことから、イタリア紙は「ケイン、悪評もなければ称賛もない得点王。ハリケーンは急速に勢力を失った。閃光のように大会のスタートを切ったが、グループリーグ以降消えてしまった」と皮肉を綴った。

イングランド代表としては、ギャリー・リネカー氏以来の32年ぶりの快挙だが、パフォーマンスには物足りないものがあったと指摘されている。

「イングランド代表では1986年W杯のギャリー・リネカー氏以来となる得点王となったが、トッテナムFWは、光より影が目立った。ロシアでストライカーの王座を獲得したという満足感は残るが、イングランド代表FWの大会は、スタートは良くても終わりはむしろ酷いものだったことは否定できない」

「最初の2試合では圧倒したが、その後、ほとんどレーダーから消えてしまったのは残念だ。ラウンド16のコロンビア戦で1ゴールを決めただけで、それもPKだ。最後にイングランドのサポーターの記憶に残ったのは、準々決勝スウェーデン戦でのケインの色あせたパフォーマンスや、準決勝クロアチア戦での大きな2つのミスだろう。これにより(ギャレス)サウスゲート率いるチームは決勝進出を逃してしまった」

そして最後に、「偉大なアタッカーであるケインだけに、もっと結果が期待されていたのは当然だ」と結論付けた。

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