ロシア・ワールドカップが開幕し、イタリアのサッカー情報サイト『カルチョメルカート・コム』が14日、今大会でサプライズを巻き起こす可能性のある選手を特集した。
「ロサノ、パボン、ジヤシュ…2018年ロシアW杯のサプライズ10人」との見出しで、大会に出場する32カ国の選手の中からワンダーボーイ候補を予測している。
■アジアから2選手が選出
まずアジアからは、“イランのリオネル・メッシ”と称されるイラン代表のFWサルダル・アズムンが挙げられている。アズムンはトルクメニスタン生まれの23歳。ルビン・カザンに所属し、開催国のロシアリーグにおいて、「最高のアタッカーの一人」とされており、「好機を逸さず、スピード、嗅覚」に優れている。ラツィオが熱視線を送るFWは、母国イランの英雄アリ・ダエイ氏にも例えられる。
続いてザルツブルクで南野拓実の同僚の韓国代表FWファン・ヒチャンも紹介されている。22歳FWは、「スピードに優れ、両足を器用に使いこなす。トッテナムFWに特徴が似通っている」として、代表の先輩であるFWソン・フンミンを彷彿させる若手であると綴った。「スペースを生かし、対戦相手の守備陣を脅かすだろう」と予測している。
■日本の対戦相手も候補に
日本が28日に対戦するポーランドからも、スター候補が挙がっている。ナポリに所属する24歳のMFピオトル・ジエリンスキで、代表ではトップ下でFWロベルト・レヴァンドフスキをサポートする。「クオリティ、運動量、シュート力に優れており、ポーランドを少なくとも決勝トーナメントへと導き、主役になるかもしれない」と紹介されている。「同グループには、コロンビア、日本、セネガルがおり、非常に力が拮抗しているが、ピオトルが番狂わせを起こすかもしれない」と結論づけた。
なおこのほか、デンマークの20歳FWカスパー・ドルベリ（アヤックス）、ロシアの22歳MFアレクサンドル・ゴロヴィン（CSKAモスクワ）、メキシコの22歳FWイルビング・ロサノ（PSV）、アルゼンチンの22歳FWクリスティアン・パボン（ボカ・ジュニオルス）、イングランドの20歳FWマーカス・ラッシュフォード（マンチェスター・ユナイテッド）、ドイツの22歳FWティモ・ヴェルナー（ライプツィヒ）、モロッコの25歳MFハキム・ジヤシュ（アヤックス）が選出されている。
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