UEFAチャンピオンズリーグ(UCL）優勝賞金｜世界最高峰の戦いはいくらもらえるの？

ヨーロッパの数あるクラブの中から選ばれしクラブだけが参加できるUEFAチャンピオンズリーグ（UCL）。ハイレベルなテクニックやチームプレーも気になるが、どのくらいのお金が動くのかという点も気になるところである。チャンピオンズリーグの賞金についてまとめてみた。

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チャンピオンズリーグとは？

前年度の各リーグ上位チームが参加するUEFAチャンピオンズリーグ。32のクラブが本大会の出場権を手にするが、1つの国から最大5つまでのクラブという制限があるため、特定の国のクラブばかりが出場するという事態にはならないようになっている。

本大会（グループステージ）はホーム＆アウェイ方式で2回ずつ試合をし、16のクラブだけが決勝トーナメントに進む。前身であるユーロピアンカップ（正式名称はユーロピアン・チャンピオン・クラブズ・カップ）も含めると60年以上もの歴史があるUEFAチャンピオンズリーグ。過去最多の優勝回数を誇るのは、スペインのラ・リーガの雄、レアル・マドリー（2017‐18シーズン終了時点で13回の優勝）だ。

チャンピオンズリーグの優勝賞金は？

チャンピオンズリーグの賞金は、各クラブに均等に分けられる「本戦出場給」と試合結果によって各クラブに支給される「大会成績給」、過去10年間のチャンピオンズリーグの成績による報酬総額5億8800万ユーロ（約759億円）の「UEFA給」、そして、テレビ市場に応じて支給される総額2億9200万ユーロ（約377億円）の「マーケットプール」の4つがある。

本戦出場給は総額約4億8800万ユーロ（約630億円）を32の出場クラブで均等に分けるため、1クラブ当たり約19億7000万円である。一方、大会成績給は、以下のとおりである。

■グループステージで1勝すると270万ユーロ（約3億4800万円）
■グループステージで1分けすると90万ユーロ（約1億1600万円）
■決勝トーナメント（ラウンド16）に進出すると1クラブあたり950万ユーロ（約12億2600万円）
■ラウンド8に進出すると1,050万ユーロ（約13億5500万円）
■準決勝に進出すると1,200万ユーロ（約15億4800万円）
■決勝に進出すると1,500万ユーロ（約19億3500万円）
■優勝すると追加報酬として400万ユーロ（約5億1600万円）

他リーグとの優勝賞金比較

2018ワールドカップでは、優勝国が3800万ドル（約42.3億円）、準優勝国が2800万ドル（約31.2億円）の賞金を受け取る。もちろん、グループステージや決勝トーナメントでも賞金が発生し、たとえグループステージで敗退したとしても800万ドル（約8億9100万円）が支払われた。また、ワールドカップ本戦に出場した国には、すべて一律準備費として150万ドル（約1億6700万円）が支給されたため、出場国は最低でも約10億5800万円）を受け取った。

なお、イングランドのプレミアリーグ優勝賞金は約58億円、ACL（アジアサッカーリーグ）の優勝賞金は約4億5000万円、Jリーグの優勝賞金は30億円である。このことからも、チャンピオンズリーグの優勝賞金は桁違いに大きいことが分かるだろう。

昨シーズンの覇者（レアル・マドリー）の獲得賞金総額

2017-18UEFAチャンピオンズリーグの覇者レアル・マドリーは、総額8,950万ユーロ（約115億円）を受け取った。なお、2位のユベントスは、イタリアからの出場クラブが少なかったこともあり、マーケットプールの額が大きく、レアル・マドリーよりも多い総額1億110万ユーロ（約129億円）を受け取った。

ビッグマネーが動くUEFAチャンピオンズリーグ。賞金にふさわしいスーパーなプレーが見られるのもチャンピオンズリーグならではである。世界最高峰のテクニックを持つスターたちの戦いを、ぜひライブで応援しよう。

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