Nico-Paz(C)GettyImages

セリエAで評価を高めるニコ・パスの将来はレアルが握っている?コモとの契約に潜む「3年間有効の買い戻しオプション」

コモで評価を高めているニコ・パスの将来は、古巣のレアル・マドリーに握られているようだ。『AS』が伝えた。

現在21歳の攻撃的MFがイタリアの舞台で旋風を起こしている。第13節を終えた時点で6位につけるコモの中心的人物となっているのがパスだ。ここまで5ゴール5アシストを記録し、リーグ最多のゴール関与数を誇っている。

『AS』によると、パスは2024年にレアル・マドリーから4年契約でコモに加わったのだが、3シーズンにわたり各シーズン終了時にレアルが行使可能な買い戻しオプションを契約に組み込んでおり、復帰の道筋を確保しているとのこと。パスの能力を最もよく知る人物の一人であるコモのセスク・ファブレガス監督は、もう1シーズンの残留を望んでいることを認めつつ、同時にパスの未来が「完全にレアル・マドリーの手中にある」と認めている。

これはパスとレアルの間で結ばれた具体的な契約合意に基づくものだという。『AS』によると、「2024年8月に締結されたこの契約は、買い戻しオプションを行使することを決定した場合に発効し、レアル、コモ、そして選手本人の3者間交渉を成立させることを可能にした。この合意がなければ、買い戻しは空手形に終わっていただろう」と伝えている。

そのためパスの将来は、適切なタイミングでレアルに戻ることになる。現時点では、来夏の復帰を示唆する情報が多いが、最終的な結論はまだ出ていないため、レアルは「未来のスター」の動向を注視しているようだ。

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