Diego Simeone Atletico Madrid Espanyol LaLigaGetty Images

EL決勝前にも全力を尽くすアトレティコ、シメオネ「それ以外の競い方なんて知らない」

12日のリーガ・エスパニョーラ第37節、アトレティコ・マドリーは敵地コリセウム・アルフォンソ・ペレスでのヘタフェ戦を1−0で制した。ディエゴ・シメオネ監督は試合後、ヨーロッパリーグ(EL)決勝マルセイユ戦直前にも、チームがこの試合だけに集中していたことに満足感を表している。

16日にEL決勝に臨むアトレティコだが、陣容が少数であることを最大の理由として、このヘタフェ戦でもほぼ主力選手を起用。シメオネ監督は、アトレティコが目前の試合だけに集中するチームであることを今一度強調し、その姿勢をしっかりと示したことを喜んでいる。

「私たちの頭の中には、いつも通りリーガの試合に敬意を持つことしかなった。それ以外の競い方なんて知らないのさ」

「私たちはとても良い感覚でここを後にする。なぜならば、チームはこの試合以外のすべてのことを後回しにして、自分たちの在り方を尊重したからだ。そう、私たちはパルティード・ア・パルティード(試合から試合へ、一試合ずつ)で進んでいくんだよ」

アトレティコはこの試合で、MFコケをトップ下とする中盤ダイアモンドの4−4−2を採用。7分にコケを起点とした展開から、同選手自身が決勝ゴールを決めた。

「序盤、私たちはコケをトップ下として相手を驚かすことに成功した。彼らの守備の規律を崩すことができたね。チームは前半を素晴らしいものとしたよ」

「コケのトップ下はEL決勝でも有用なものとなるか? 今季の私たちは、必要に応じてあらゆるシステムを使用してきた。ヘタフェはサイドの守備がとても素晴らしく、だから背後を突くことが良策となった。コケはその役割を完璧に理解していいたよ」

また後半には、GKヤン・オブラクがヘタフェのPKをストップし、チームの完封勝利に貢献している。

「ヤンが自チームにいることをうれしく思う。彼は期待を抱きながらアトレティコに加入したが、出場機会を得るまでには時間がかかった。そして現在は、世界最高のGKの一人として君臨している。これからも私たちと一緒にいて、幸せであり続けることを願っている」

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