Jリーグは4日、「明治安田生命eJ.LEAGUE(eJリーグ)」決勝ラウンドを開催。浦和レッズのかーる選手が、サガン鳥栖のアヤックス・ボブ選手を2-0で下し、記念すべきJリーグ25周年に合わせて開催されたeJリーグの初代王者に輝いた。
eJリーグは、サッカーゲーム「FIFA18」に搭載されているJ1クラブのうち、今季のJ1に所属している15クラブを用いておこなうトーナメント形式の大会。開始直後にPKを献上するピンチを切り抜けると、25分に先制点を奪取。さらに41分にも追加点をマークすると、アヤックス・ボブ選手の反撃をゼロに抑えて激戦を制した。優勝したかーる選手は、FIFAが主催するeスポーツの国際大会「FIFA eWorld Cup 2018」へとつながる「Global Series Playoffs」への参加資格を獲得している。
FIFA歴5年、現在26歳のかーる選手は「記念すべき第一回で優勝できて、とても嬉しかったです」と喜びを表した。
日本国内での本格的なeスポーツの大会に出場したことについては「あまり日本国内でFIFAの大会というのはなかったので、こうやってJリーグとFIFAが連携して開催された大会で、本当は埼玉県民なんですけど、浦和レッズ代表として戦えてとても誇りに思います」と本格的に行われた国内での戦いを振り返った。
そして、表彰式にはJリーグの村井満チェアマンも登壇。Jリーグのeスポーツ参入について振り返った。
「こうしたFIFAワールドカップの予選があることを知り、Jリーグとして参加の可能性があることを聞いたのが昨年の10月でした。私自身が、こうしたビデオゲームがスポーツなのかという疑念も持ちながら、いろんな人と話をして、短期間だったんですけれども、やってみようということで今日まで来ました」
「年齢の問題や、男女一緒にすることが現実的になかなか難しいとか、レジェンドのプレーをもう一回見てみたいとか、リアルのサッカーになし得ないことがいっぱいある」
そういったことを踏まえ、村井チェアマンはeスポーツを通じて「サッカーの楽しさを多くの人に触れてもらいたい」と語り、「これがサッカーの面白さだと多くの人に知っていただくだけで、十分に価値がある」と開催の意義を唱えた。
そのうえで村井チェアマンは、今後のeスポーツについて「色んなホームタウンやクラブ、今回出場したクラブ以外も含めて、この楽しみがいろんな街で広がっていくといいなと思っています」と期待を込めていた。
■eスポーツとは?
「エレクトロニック・スポーツ」の略。コンピューターゲームやビデオゲームを使った対戦をスポーツ競技として捉える際の名称。1980年代にはコンピューターゲームが誕生し、数多くの大会が開催。2000年に「eスポーツ」という単語が使われ始め、2006年にはOCA主催第2回アジア室内競技大会にて、「eスポーツ」を正式種目として採用することを決定。日本では2015年4月に、一般社団法人日本eスポーツ協会(JeSPA)を設立している。
■eJリーグについて
「明治安田生命eJ.LEAGUE」は、サッカーゲーム「FIFA18」に搭載されているJ1クラブのうち、2018シーズンにJ1に所属している15クラブを用いておこなうトーナメント形式の大会。本大会の優勝者1名が、FIFAが主催するeスポーツの国際大会「FIFA eWorld Cup 2018」の予選を兼ねる「Global Series Playoffs」に参加できる。
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