4日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝バルセロナ対ローマの第1戦の中継において、イラン国営放送は、ローマのロゴの一部にモザイクをかけていたことが発覚した。イギリスメディア『BBC』が5日、報じている。
CL準決勝進出を懸けたカンプ・ノウでの一戦では、ホームのバルセロナが4-1で大勝を収めた。
しかし、この一戦では、ピッチ外でのハプニングにより波紋が広がっている。イラン国営放送が、試合中継の映像でローマのロゴの一部にモザイクをかけて放映。これに気づいたサッカーファンらがSNSなどで指摘し、物議をかもしている。
ローマは、古代ローマ建国の父とされる双子の兄弟ロムルスとレムスの神話のエピソードを模したイラストをロゴに採用。現在は、クラブ創設直後に使用されていた伝統的なロゴを現代風にアレンジしたものを使用している。
しかし神話にある通り、双子の兄弟が母オオカミに授乳される姿がロゴマークに描写されており、風紀などに厳格なイスラム国家の番組制作者は検閲に踏み切ったようだ。中継映像では、母オオカミの乳房にあたる部分にモザイクがかけられている。
イタリア紙『ラ・レプブリカ』は、2年前、ハサン・ロウハーニー大統領がロゴマークのモデルとなった母オオカミ像が収蔵されているカピトリーニ美術館を訪問した際の逸話を引用。「イタリア政府が館内の裸像を覆うよう決めたことに対する返礼をしたかったのだろう」と皮肉を綴った。
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