約1年前、またしてもクリスティアーノ・ロナウドが『Goal 50』のトップに輝き、2017年の地球上で最も素晴らしいサッカー選手に選ばれた。しかしながら、あの歴史的快挙の後、サッカー界は変わった。ポルトガル代表のスーパースターは、ワールドカップでベスト8にしか残れず。そして今夏レアル・マドリーからユヴェントスへと移籍していった。
ロシアW杯のトロフィーを掲げたのはフランス代表であり、C・ロナウド最大のライバル、リオネル・メッシもまた、準々決勝の舞台に届かなかった。これにより、新たな選手たちが次々とスポットライトを浴びることとなったが、メッシとC・ロナウドもクラブレベルでは活躍をつづけており、それぞれ、ラ・リーガとチャンピオンズリーグ(CL)を制した。これらの栄冠により、メッシとC・ロナウドはクラブレベルでいくつかの個人賞を受賞している。
レアルのCL制覇は、ルカ・モドリッチにとっても良いニュースだった。さらに、モドリッチは国際舞台でも素晴らしい活躍を続けており、クロアチア代表でのプレーが評価され、ロシアW杯でゴールデンボール賞(最優秀選手賞)を受賞した。また、W杯最優秀若手選手賞を受賞したのはキリアン・ムバッペ。リーグ・アンでの2シーズン目の活躍により、欧州のゴールデンボーイ賞と、リーグ・アンの年間最優秀若手選手賞を受賞した。
世界での各賞受賞者一覧
Gettyモドリッチとムバッペは、ワールドカップの2大個人賞を受賞した。大会の最優秀GKに選ばれたのは、ベルギー代表を準決勝に導いたティボー・クルトワ。ベルギー代表は3位決定戦でイングランド代表を破った。しかし“スリーライオンズ”も手ぶらで帰国したわけではない。ハリー・ケインがゴールデンブーツ賞(得点王)に輝いた。
2017年に大活躍したC・ロナウドは、『Goal 50』のほかにバロンドールも受賞したが、2018年FIFA年間最優秀選手に輝いたのはモドリッチだ。なお、2人ともクラブW杯ではトロフィーを掲げている。なお、一般投票によるプスカシュ賞を獲得したのは、リヴァプールのモハメド・サラーがエヴァートン戦であげたゴールだった。
| Award | Player | Team |
|---|---|---|
| Goal 50 | C・ロナウド | レアル・マドリー & ポルトガル |
| バロンドール | C・ロナウド | レアル・マドリー & ポルトガル |
| The Best FIFA 男子最優秀選手 | ルカ・モドリッチ | レアル・マドリー & クロアチア |
| The Best FIFA 女子最優秀選手 | マルタ | オーランド・プライド & ブラジル |
| W杯 ゴールデンボール賞 | ルカ・モドリッチ | クロアチア |
| W杯 ゴールデンブーツ賞 | ハリー・ケイン | イングランド |
| W杯ゴールデングローブ賞 | ティボー・クルトワ | ベルギー |
| W杯最優秀若手選手賞 | キリアン・ムバッペ | フランス |
| W杯ベストゴール賞 | ベンジャマン・パヴァール | フランス |
| FIFA クラブW杯ゴールデンボール賞 | ルカ・モドリッチ | レアル・マドリー |
| FIFA クラブW杯ゴールデンブーツ賞 | C・ロナウド | レアル・マドリー |
| FIFA プスカシュ賞 | モハメド・サラー | リヴァプール |
欧州での各賞受賞者一覧
Getty Imagesメッシのゴールラッシュにより、バルセロナはまたしてもリーガ制覇を成し遂げた。彼自身もラ・リーガの得点王となり、欧州全体でも最多得点を記録した。それでも、レアルがCLを制したことにより、UEFA欧州最高選手賞に輝いたのはモドリッチである。同大会でゴールデンブーツ賞を獲得したのは、C・ロナウドであった。
レアルはCLの各賞を総なめにし、最優秀GK、DF、MF、FWに選ばれたのはすべてロス・ブランコスの選手たちであった。プレミアリーグで素晴らしい活躍を見せたサラーが、投票によりイングランドにおける最優秀選手に選ばれ、リーグ・アンの最優秀選手には、後半戦はケガで棒に振ったものの、パリ・サンジェルマンのネイマールが選ばれている。
| Award | Player | Team |
|---|---|---|
| 欧州ゴールデンシュー賞 | リオネル・メッシ | バルセロナ |
| UEFA 欧州最優秀選手賞 | ルカ・モドリッチ | レアル・マドリー |
| 欧州ゴールデンボーイ賞 | キリアン・ムバッペ | PSG & フランス |
| チャンピオンズリーグ・ゴールデンブーツ賞 | C・ロナウド | レアル・マドリー |
| チャンピオンズリーグ・シーズン最優秀GK | ケイラー・ナバス | レアル・マドリー |
| チャンピオンズリーグ・シーズン最優秀DF | セルヒオ・ラモス | レアル・マドリー |
| チャンピオンズリーグ・シーズン最優秀MF | ルカ・モドリッチ | レアル・マドリー |
| チャンピオンズリーグ・シーズン最優秀FW | C・ロナウド | レアル・マドリー |
| ヨーロッパリーグ・ゴールデンブーツ賞 | チーロ・インモービレ | ラツィオ |
| ヨーロッパリーグ・最優秀選手賞 | アントワーヌ・グリーズマン | アトレティコ・マドリー |
| ヨーロッパ U-19 選手権得点王 | ジョジョ・フィリップ & フランシスコ・トリンコン | ポルトガル |
| ヨーロッパ U-17 選手権得点王 | ヨルベ・フェルテッセン | ベルギー |
| ブンデスリーガ得点王 | ロベルト・レヴァンドフスキ | バイエルン・ミュンヘン |
| ブンデスリーガ若手最優秀選手 | アミーヌ・アリ | シャルケ |
| エールディビジ年間最優秀選手 | ハキム・ツィエク | アヤックス |
| エールディビジ年間若手最優秀選手 | マティアス・デ・リフト | アヤックス |
| エールディビジ得点王 | アリレザ・ジャハンバクシュ | AZ |
| ラ・リーガ最優秀GK | ヤン・オブラク | アトレティコ・マドリー |
| ラ・リーガ ピチーチ賞(得点王) | リオネル・メッシ | バルセロナ |
| リーグ・アン得点王 | エディンソン・カバーニ | PSG |
| リーグ・アン年間最優秀選手 | ネイマール | PSG |
| リーグ・アン年間最優秀GK | スティーブ・マンダンダ | マルセイユ |
| リーグ・アン年間若手最優秀選手 | キリアン・ムバッペ | PSG |
| プリメイラ・リーガ年間最優秀選手 | ブルーノ・フェルナンデス | スポルティング・リスボン |
| プリメイラ・リーガ ブレイクスター選手 | ルベン・ディアス | ベンフィカ |
| プリメイラ・リーガ得点王 | ジョナス | ベンフィカ |
| プレミアリーグ得点王 | モハメド・サラー | リヴァプール |
| PFA年間最優秀選手 | モハメド・サラー | リヴァプール |
| PFA年間最優秀若手選手 | レロイ・サネ | マンチェスター・シティ |
| セリエA最優秀選手 | ジャンルイジ・ブッフォン | ユヴェントス |
| セリエA得点王 | チーロ・インモービレ & マウロ・イカルディ | ラツィオ / インテル |
アフリカでの各賞受賞者一覧
Gettyリヴァプールで記録に残る活躍を見せたシーズン中、サラーはアフリカの最優秀選手に選ばれている。1983年にマフムード・アル・ハタビが受賞して以来、エジプト選手としては初の受賞であった。
アフリカ・ネイションズカップとは違い、アフリカネイションズ・チャンピオンシップは、アフリカサッカー連盟主催のアフリカで活躍する選手のみが参加する大会である。今年の優勝国はモロッコで、アユブ・エル・カービが、母国開催の大会で9得点をあげ、大会最多得点数記録を更新。大会最優秀選手賞を獲得し、中国スーパーリーグへの移籍を果たしている。
| Award | Player | Team |
|---|---|---|
| アフリカ最優秀選手 | モハメド・サラー | リヴァプール & エジプト |
| CAF 若手最優秀選手 | パトソン・ダカ | リーフェリング & ザンビア |
| アフリカネイションズ・チャンピオンシップ得点王 | マフムード・アル・ハタビ | モロッコ |
| アフリカネイションズ・チャンピオンシップ最優秀選手 | マフムード・アル・ハタビ | モロッコ |
| CAF チャンピオンズリーグ得点王 | ハミド・アダット | アル・ジャディーダ |
| CAF コンフェデレーションズカップ得点王 | マフムード・ベンハリブ | ラジャ・カサブランカ |
アジア・オセアニアの各賞受賞者一覧
Getty Imagesアジア国際最優秀選手賞に選ばれたソン・フンミンは、その後2018アジア大会で韓国代表を優勝に導き、チームメイトのファン・ウィジョが大会の得点王となった。
アジア年間最優秀選手(アジア圏のクラブでプレーする選手)に選ばれたのは、シリア代表FWオマル・フリービーンで、所属するサウジアラビアのアル・ヒラルの国内2冠に貢献した。
チームとしてオセアニアに衝撃をもたらしたのは、フィジーのラウトカで、OFCチャンピオンズリーグの決勝に進出した。しかし、ホーム&アウェイの2試合でニュージーランドのチーム・ウェリントンに連敗を喫している。同チームのアンガス・キルコリィが大会通算8得点をあげ、オークランドシティのエミリアーノ・テイドを上回ってゴールデンブーツ賞に輝いた。
| Award | Player | Team |
|---|---|---|
| アジア年間最優秀選手 | オマル・フリービーン | アル・アハリ & シリア |
| アジア国際最優秀選手 | ソン・フンミン | トッテナム & 韓国 |
| アジア若手最優秀選手 | イ・スンウ | エラス・ヴェローナ & 韓国 |
| アジア大会得点王 | ファン・ウィジョ | 韓国 |
| AFC チャンピオンズリーグ得点王 | バグダード・ブーンジャー | アル・サッド |
| AFC カップ得点王 | 安日范 | 4.25体育団 |
| OFC チャンピオンズリーグ最優秀選手 | ロワ・カヤラ | チーム・ウェリントン |
| OFC チャンピオンズリーグ得点王 | アンガス・キルコリィ | チーム・ウェリントン |
| OFC チャンピオンズリーグ最優秀GK | エナウト・ズビカライ | オークランド・シティ |
北中米の各賞受賞者一覧
Getty Imagesアメリカ代表がまさかの敗退に終わったW杯予選では、コスタリカ代表が躍進。ケイロル・ナバスがCONCACAF年間最優秀選手賞を受賞した。GKであるナバスは、レアルでCL制覇を達成。ロシアW杯では3試合すべてをプレーした。
イタリア人FWセバスティアン・ジョヴィンコは、トロントFCで11ゴールを挙げる活躍を見せた。チームはCONCACAFチャンピオンズリーグの決勝に進出。しかし、メキシコのCDグアダラハラにPK戦の末敗れている。トロントのジョナサン・オソリオがジョヴィンコと同じく4得点を挙げ、大会のゴールデンブーツ賞を獲得した。
| Award | Player | Team |
|---|---|---|
| CONCACAF 年間最優秀選手 | ケイラー・ナバス | レアル・マドリー & コスタリカ |
| CONCACAF 年間最優秀GK | ケイラー・ナバス | レアル・マドリー & コスタリカ |
| CONCACAF チャンピオンズリーグ最優秀選手 | セバスティアン・ジョヴィンコ | トロントFC |
| CONCACAF チャンピオンズリーグ最優秀得点王 | ジョナサン・オソリオ | トロントFC |
| CONCACAF チャンピオンズリーグ最優秀GK | ロドルフォ・コタ | グアダラハラ |
| CONCACAF チャンピオンズリーグ最優秀若手選手 | ロドルフォ・ピサーロ | グアダラハラ |
| カリビアンカップ・チャンピオンシップ得点王 | ステファノ・ライセル | インテル・ムーンゴタプー |
| MLS 得点王 | ホセフ・マルティネス | アタランタ・ユナイテッド |
南米の各賞受賞者一覧
Getty2017年11月、グレミアはコパ・リベルタドーレスを制した。決勝戦ではルアンが第2戦で決勝点を挙げ、3度目のタイトルに導いている。得点ランキングではホセ・サンドに1得点及ばなかったものの、最優秀選手賞を受賞し、その後南米の年間最優秀選手に選ばれた。
| Award | Player | Team |
|---|---|---|
| 南米年間最優秀選手 | ルアン | グレミオ & ブラジル |
| コパ・リベルタドーレス得点王 | ホセ・サンド | ラヌース |
| コパ・リベルタドーレス最優秀選手 | ルアン | グレミオ |
| コパ・スダメリカーナ得点王 | ジョン・シフエンテス | ウニベルシダ・カトリカ |
『GOAL 50』は、年に1度、過去12カ月の活躍に基づいて世界から50人のベストプレーヤーを選出し、ランキングするアワードである。世界42国にある『Goal』の編集長や記者たち全員が、選手たちの、前年と比べたパフォーマンスレベルの一貫性、ビッグマッチにおけるプレーぶり、記憶に残る活躍だったかどうか、所属クラブと各国代表での実績を判断し、投票する。
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